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ものがたりの秋

中学生のときぶりに、
ものがたりを作ることにした。

長くなりそうだから、ものがたりの触りだけ、
明日まで公開することに。

小説読まないし、小説の書き方とかも知らない。

漫画やその他、創作物に触れるたび、
無から具体的な別世界を作り上げていく人たちの才能を、
自分とは異種のものとしてリスペクトしつつ縁のないものとして眺めていた。

結局、私が書くものは私自身とあまり変わらない世界で生きるような人物からの視点の、
私小説みたいになっていくんだろうとは思う。

それが他人から見て面白いのか面白くないのかは、
産み出してみないことにはわからない。

中3のあの時、家の中も学校の中も、
うっすら不安定で
うっすら孤独でどうしようもなかった。

そういう時に、
それまでの自分を超えて書けるものがあることも、
そのとき知った。

よくわかんないけど、いま、一つだけものがたりが、書ける気がしている。

来年の夏までに書き終わるといいな。


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