柳川藩主立花邸 御花

柳川藩主の末裔が営む国指定名勝の御屋敷。 老松が200本近く佇む日本庭園や明治後期に…

柳川藩主立花邸 御花

柳川藩主の末裔が営む国指定名勝の御屋敷。 老松が200本近く佇む日本庭園や明治後期に建てられた和洋折衷の和館と西洋館が並び立つ圧巻の景色の中でのひとときをお楽しみいただけます。https://ohana.co.jp/

マガジン

  • わたしと御花

    2025年に75周年を迎える御花。さまざまなお客様の想い出を彩ってまいりました。「わたしと御花」は御花で過ごした思い出を語ってもらう場所です。

  • 自らに光をともし、ともに観光の先をてらす、TOUCA

    Entô、柳川藩主立花邸 御花、四万十川源流、森の国「水際のロッジ」、一般社団法人Intellectual Innovationsが企画する、1年をかけて3拠点・4人の経営者と出会う、旅するフィールドワーク。

  • メモリアル松濤館 昭和の御花の物語

    郷土の歴史的・文化遺産である御花を手放してはならないと強い決意のもと料亭旅館として文化財を守り抜いた16代の和雄・文子。 消費されない観光の未来を目指したい。文化財の未来を描くために文化財を一部無くす決意までして松濤館を建て、輝かしい時代を築いた会長の寛茂。 民間企業として歩み始めた御花の40年間を築いた松濤館のリニューアルに伴い、松濤館を建てるまでの苦労や、当時の松濤館の活気あふれる様子、様々なエピソードをnoteで紹介していきます。ぜひフォローください。

  • 御花で働く人々 100年後につながる仕事を

    約束は無くならないこと。100年後につながる仕事です。 私たちは柳川藩主立花家の別邸として築かれ、400年以上の歴史・文化を今に伝える料亭旅館です。今も立花家の末裔が受け継ぎ、建物や庭園を含めた敷地全てが国指定の文化財に指定されています。 大切に受け継がれてきた文化財の魅力を見出し、訪れる方々に感動を届け、「心のよりどころ」としてあり続けることを目指しています。 そして、一緒に次の100年をつくっていく仲間を募集しています。

  • 四季折々の行事

    藩主の末裔が営む御屋敷である御花では、今も脈々と受け継がれる季節の風物詩がございます。その日常を紹介するマガジンです。

最近の記事

第一章 御花の黄金時代を作った男!立花家17代「立花寛茂」。

この度、柳川藩主立花邸 御花は、宿泊棟の全客室やロビーなどを大きく改修し、2025年1月にリニューアルオープンを予定しております。 リニューアルの内容やこれまでの御花の物語をまだ知らない!という方は、前回公開したこちらの記事からぜひご覧ください。 明治後期に誕生した築113年の文化財が主役になることの多い御花ですが、今回の主役はリニューアルするからこそ、今まであまり語られてこなかった宿泊棟「松濤館」の歴史について振り返っていきたいと思います。 来年は昭和100年の記念の

    • 【御花の人々】ぶつかった壁はみんなで乗り越える!全く違う業界からホテルの世界へ

      私たちは柳川藩主立花家の別邸として築かれ、400年以上の歴史・文化を今に伝える料亭旅館です。今も立花家の末裔が受け継ぎ、建物や庭園を含めた敷地全てが国指定の文化財に指定されています。 私たちはその大切に受け継がれてきた文化財の魅力を見出し、訪れる方々に感動を届け、「心のよりどころ」としてあり続けることを目指しています。「御花の人々」では、そんな御花で働く人たちの思いをご紹介していきます。今回は宿泊部門の占部江利奈さんの思いをご紹介します。 お客様のありがとうが原動力。私は全

      • 【御花の人々】接客未経験からおもてなしの世界へ。お客様一人一人に寄り添った御花らしい接客とは。

        私たちは柳川藩主立花家の別邸として築かれ、400年以上の歴史・文化を今に伝える料亭旅館です。今も立花家の末裔が受け継ぎ、建物や庭園を含めた敷地全てが国指定の文化財に指定されています。 私たちはその大切に受け継がれてきた文化財の魅力を見出し、訪れる方々に感動を届け、「心のよりどころ」としてあり続けることを目指しています。「御花の人々」では、そんな御花で働く人たちの思いをご紹介していきます。今回はサービス部門の大坪さやかさんの思いをご紹介します。 この場所でお客様の大切な時をつ

        • 鰻の蒲焼発祥の地「浦和」にて、御花のアツアツ鰻のせいろ蒸しをお届けしております!

          柳川では一足早い春の風物詩、「柳川雛祭りさげもんめぐり」が始まりました! お子様の成長や幸せを願い、柳川の街中がいろどりに溢れるこの季節が、私たちも大好きです。美しい雅な水上パレードは3月17日。イベント自体は4月3日までとなります。 【2月20日まで毎日】アツアツふわふわ「うなぎのせいろ蒸し」を伊勢丹浦和店にて実演販売しております!実は・・・私たちは今浦和にて、アツアツの鰻のせいろ蒸しを伊勢丹浦和店にてお届けしております。 柳川や筑後エリアのみで食べられている「鰻のせ

        第一章 御花の黄金時代を作った男!立花家17代「立花寛茂」。

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        • わたしと御花
          2本
        • 自らに光をともし、ともに観光の先をてらす、TOUCA
          40本
        • メモリアル松濤館 昭和の御花の物語
          1本
        • 御花で働く人々 100年後につながる仕事を
          2本
        • 四季折々の行事
          7本
        • 柳川藩主立花邸 御花について
          3本

        記事

          新年のご挨拶と私たちの目指すところ

          新年あけましておめでとうございます。 柳川藩主立花邸 御花の代表を務めております、立花千月香です。 新年早々に起こった痛ましい出来事。不安な日々が続いておりますが、1日も早く、穏やかな日々が過ごせるようになることを願います。 私たちも、みなさまのことを想い、できることを考えながら、毎日を大切に過ごしていきたいと思います。 激動の時代を乗り越えてきた先人の言葉 約400年の歴史をもつ家に生まれるということは、ご先祖様が辿ってきたあらゆる物語や想いを、多くの史料や家族からの

          新年のご挨拶と私たちの目指すところ

          「御花、文化財の魅力をより体感できる宿へ」ホテル棟をリニューアルいたします!!

          皆様、いつも柳川藩主立花邸 御花をご愛顧いただき誠にありがとうございます。 この度、柳川藩主立花邸 御花は、ホテル棟「松濤館」の全客室やロビーなどを大きく改修し、2025年1月にリニューアルオープンを予定しております。 やっと本日、皆様にお知らせすることができる運びとなりました。 2025年は1950年に料亭旅館を創業してから、75周年の迎える節目の年です。 御花の歴史を振り返ってみる-現存する文化財が誕生した明治時代-時代は大きく変化し、大名家から伯爵家となり、明治

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          かっぱがいる街のお供物は「たこ人形」

          筑後の掘割がある地域に残る習わし、たこ人形。 昔は多くの子供が掘割で水遊びをしていたので、水難避けの祈願として河童さんが好きなものをお供えするという習わしが御花には今も残っています。 ネットで調べてもほとんど情報が出てこないこの風習ですが、御花以外でも一部地域では立派なたこ人形が飾られているのを見かけたことがあります。 藁で蛸、ぐい呑み、お供えするご飯の入れ物を作り、竹や木でとっくり、かつお節を作ります。また、好物の混ぜ飯とお頭つきのいりこを入れて御池にさしてお供えしま

          かっぱがいる街のお供物は「たこ人形」

          まちが社員食堂になる日。 御花が始めた新しい取り組み

          企業で働く方々であれば、気分転換に町のランチを愉しむ・・・というのは実際にあることかもしれません。ただ、サービス業であり、宿泊事業があるため24時間お客様の対応を仕事とする私たちは、なかなかお昼を外でという発想にはなりにくかったりします。 そんな中、御花では温かなバトンパスにより、「リフレッシュ昼食」という制度が新しく生まれました。本日はそのお話ができればと思います。 食事が疎かになりがちなサービス業をよりよく この制度が生まれたきっかけはTOUCAのメンバーとして御花

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          年に1度、お堀の水が無くなる「水落ち」のお話

          本日は柳川の裏側のお話。江戸時代から続くお堀の大切な行事である「水落ち」についてお届けしてまいりたいと思います。 水に守られ、水と生きる。柳川の街 柳川の町のどこにいても、気づけばそこにある穏やかな水辺。のんびりと舟が行き交う川下りのある風景は柳川の町に欠かせない存在です。 水に恵まれなかった、「水の都」 「水郷柳川」と言われるくらいなので、なんとなく柳川は水に恵まれた街である印象を持つ人も多いのではないでしょうか。 ですが、柳川は日本一干満の差を生み出す有明海と共

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          「文化財は最高の遊び場」未来の観光を作る新たなチャレンジ

          『一緒にEntôに行きませんか』それは突然のお誘いから始まりました。もちろん『いく!いく!絶対行きます!!!』と即答。 しかし、その時は隠岐ノ島にどうやって福岡から行くのかも、海士町をなんと読むのかも知りませんでした。 誘ってくれたのは一般社団法人Intellectual Innovationsの池尾さん。池尾さんとの出会いは2021年の1月に池尾さんが教鞭をとる立教大学観光学部のホテル運営論で私がゲストスピーカーに呼ばれたことでした。『教育と観光』で意気投合し、観光の未

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          伯爵家農場に受け継がれる「早生みかん」の物語

          今年も、御花に嬉しいお届け物が届きました。 それは伯爵家農園(橘香園)にて、立花家17代、18代が愛情を込めて栽培している早生みかんを丸ごと絞った「蜜柑搾りジュース」です。 毎年のお愉しみ 12月に収穫したみかんを、ジュースにするのは毎年年に1度。 御花でも昨年のものはすべて売り切れてしまったため、私たちも今年の出来上がりを心待ちにしていました。 橘香園のみかんは樹齢80年を超えるものも多く、とても生命力を感じる味わい。香りがよく、すっきりとした酸味と甘みを感じさせて

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          藩主の末裔が営む屋敷のお正月【楽しみ方編】

          藩主の末裔、つまり旧大名家である立花家が営む屋敷である御花。ここには今も「生きる歴史」が絶えることなく紡がれています。 そんな御花で年越し(12月31日→1月1日)をする魅力をお伝えしてまいりたいと思います! ※本記事は2021年→2022年のものです。内容に変更がある場合がございますのでご了承下さいませ。 目印は御花のシンボル御花の目印は、このシンボルである西洋館と正門。お正月期間は門松と国家掲揚された正門を見ることができます。ご家族や大切な方との写真撮影にもぴったり

          藩主の末裔が営む屋敷のお正月【楽しみ方編】

          藩主の末裔が営む屋敷のお正月【準備編】

          柳川は青空が広がり、冬の柔らかな日差しが差し込む天気の良いお正月を迎えることができました。 御花では12月初めごろからコツコツとお正月の準備が始まります。 お正月は「年神様(としがみさま)」と言われる豊作や健康をもたらす神様をお迎えする大切な節目。そのため行事や様々な習わしが生まれました。 旧大名家である立花家が営む御花では、どのような準備を行うのか紹介したいと思います! しめ縄づくり しめ縄は、神様が降りた神聖な場所を示すもの。不浄な者や悪霊は入れないとされていて、

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          20年間一緒に歩んできたからこそ、今伝えたい言葉がある。家族で過ごす宿泊プラン「ハタチと家族」

          ハタチと家族。 紡いだ時間を振り返り、未来を語る—— 今、家族で過ごすひとときを。 猛威を振るうウイルスによって、当たり前が当たり前でなくなった今。 一生に一度しかない成人式も例外ではありません。 今だからこそ、ハタチ世代にかけがえのない時を過ごしてほしいという想いで、成人式の「本質」を改めて考えました。 出てきたキーワードは、「家族とのつながり」 一緒に過ごした時間、別々に過ごした時間。会うことができた時間、会えなかった時間。その20年間でさまざまな思いを抱えて

          20年間一緒に歩んできたからこそ、今伝えたい言葉がある。家族で過ごす宿泊プラン「ハタチと家族」

          【学生インターン記事】柳川の伝統工芸品・柳川まり

          こんにちは。柳川藩主立花邸御花 学生インターンの齊藤花歩です! 私たち学生インターンは、コロナ禍で成人式を心から楽しめない方々に、福岡県柳川市の老舗旅館「柳川藩主立花邸 御花」で特別なプランをご用意しました。学生が同年代の方々に向けて0から企画したプランになっております。こちらのプランは12月下旬販売予定です。詳しくはこちらのnoteから! 成人式プランの1日目に『家族で1つのまりを作る』というものがあります。柳川地域に古くから伝わる、女の子の初節句を飾る愛情のかたちであ

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          柳川の船頭さんにインタビュー!

          こんにちは!学生インターンの吉羽楓です。 今回はプランを作成するにあたってご協力いただいた船頭さんにインタビューをしました。 福岡県柳川市。そこは水郷柳川とも呼ばれるほど網目状の掘割が張り巡らされており、その全長は60キロにも及びます。そんな柳川には掘割の上で仕事をする方々がいました。それが船頭さんです。 皆さんは「船頭」と聞いて始めにどんなイメージを思い浮かべますか?この職業自体あまり馴染みがないのではないでしょうか? 今回ご協力いただいたのは、船会社柳川観光開発の内

          柳川の船頭さんにインタビュー!