本当にあった「便所の壁に書いてろよ」事案 ~AVユーザー編~

先日アップした記事で「Twitterは落書き用の便所の壁としては使えない」と書いたが、今回はそのテーマに関連したトホホ話として、過去に私が出会った「お前、そういうのは便所の壁に書いとけよ」という事案をご紹介する。

なぜこの手の連中は 「便所の壁に書いていればいい事」を、他人の耳目のある場所に曝け出してしまうのか。なぜ他人の目に触れない、自分ひとりのマスターベーションとして処理できないのか。そしてなぜ「発言者は私です」と、わざわざ足の付く場所で発言してしまうのか。

それぞれの事案はどうでもいい小ネタに感じるかもしれないが、この国にどれだけ鬱屈……というか鬱積し過ぎた人間が多いか、このような小さな小さな話から感じ取っていただければ幸いだ。

AVに関するご意見ご要望

私は前職がAV監督なのだが、その前はドインディAVメーカー直営のAVショップの雇われ店長をしていた。今からかれこれ20年以上前の話で、当時はまだセルビデオというジャンルがやっとこさ立ち上がったという時代だった。
そのため、毎日毎日セルビデオと裏ビデオの区別が付かないような客の相手をしなければならなかったのだが、たまに「お前もうちょっと言葉を選んで問い合わせろよ」と言いたくなるモンスターと出くわす事も多かった。

「便所の落書き」というテーマからは少々離れてしまうが、まずは「当時のAVを求める客の質の悪さ」をご理解頂くために、こんな例を出そう。

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