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日差しが怖い |エッセイ


私はあまり怖いものがない。
幽霊系も悪魔系も、ゾンビ系も、都市伝説系も
なんでもいける。
心霊スポットにも行ける。
お化け屋敷は入る前、怖がってみたりはするが、
入れるし、終わればそうでもなさすぎた
となる時がほとんどだ。

そんな割となんでもいける私だが、
何年か前からか、日差しが怖い。
老化の原因は、紫外線だと何かで読んだ。 
それ以来、恐ろしくてしょうがない。

スレンダーマンに遭遇するより、
悪魔崇拝集団と食事をすることになるより、
ポルターガイストの家に一泊するより、
This Manの夢を見るよりも、紫外線が怖い。

iPhoneのロック画面にはUVI数値を表示し、
2万円近くする完全遮光の日傘を購入し、
ちょっとの外出でもさしている。
飲む日焼け止めは冬でも服用している。
夏になると、これでもかと日焼け止めを塗りたくるし、おばさんのようなアームカバーもする。
実質、夏の私は45歳のような見た目だ。
それでも、日差しに当たるよりはマシだと思い、自らおばさんにしている。
老いを恐れていたはずなのに、自ら老いてるなんて変な話だが。

別に意識が高い訳ではない。
ニキビができれば潰さずにはいられず
跡になるし、
運動もストレッチもしないし、
食生活にも気は配っていない。

だけど、紫外線さえカットしておけば、
中年になった時、中の中の上くらいにはキープ
出来ているのではないかと期待している。

適度に陽に当たり、適度に運動した方が
良いことは頭では分かっているが、
運動は続かないし、陽に当たるとヴァンパイアのごとくヒヤヒヤしてアセアセし、心的ストレスを感じるので
今となってはもう変えられなくなってしまった。

最近、暖かくなってきて、
UVI指数は4・中程度を示している。
恐ろしいったらありゃしない。

実際に歳をとってきて、紫外線に対する恐怖心はより深刻なものになりつつある。

カンカンに晴れていると、
家の中でさえヒヤヒヤしてしまう。
うちの日当たりが良すぎる。
なぜ日当たりが良い家が良しとされているのだろう。

少しでも暑いと、
夏が来てしまうよ!!!!!UVI8!!!シヌ!
と取り乱しそうになる。
なんとか正気を保って、日焼け止めを塗りたくっている毎日だ。


PS 大人の皆さん、なにか怖いものはありますか?
私は、虫と鳥も怖いです。


おしみ
1998年3月生まれ、AB型
甘いものは、しょっぱいものを美味しく食べるために食べます。
極楽に生きたい!



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