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「その服、似合ってはりますね」

どうも、ohiraです。

平日の昨晩、仕事後に少し考え事がしたかったので近所のスタバに行きました。
時刻は20:30頃で、いつもオーダーする「チャイティーラテ」はカフェインが入っているので我慢しました…(残念)

そこでカフェインがあまり入っていない「カモミールラテ」なるものを頼んだんですが、とても落ち着くふんわりとした味わいでお気に入りになりました。

今回はそんなカモミールラテを味わっていたスタバで、店員さんに発したある関西弁について綴りたいと思います。


(以前、「おおきに」という関西弁についても別記事を綴ったこともあるので一応貼っておきます)

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・店員さんとの会話

昨日、お店に訪れてすぐに気づいたのが、店員さん方の制服が変わっていたことでした。

先週来たときには着られていなかった、赤と緑でクリスマスをイメージされた服で季節感をおおいに演出してくれるものでした。

そこで、ドリンクの窓口にいたスタッフの方と少し世間話をした最後に

「皆さん、制服とても似合ってはりますね。」

と一言残したところ、すごい笑顔で感謝を伝えてくださいました。

何気ない一言で、あそこまで感謝してもらえると発したこちらも逆に嬉しかったです。


・「〇〇はる〜」との出会い

今回発した「〇〇はる〜」は舞妓さんなど京都人の方が使う印象があります。
なので、厳密に言うと大阪人の自分が使うのは合っているのか分かりませんが日常的に使っています。

この方言を自分が使いだしたのは、自身のお店を営業し始めたことからでした。

元々、私は教員として働いていた際に生徒たちとの距離を近く話したかったので敢えて敬語を使わずタメ口で話すようにしていました。
(「教員たるもの敬語でキレイな言葉遣いをすべき」といった考えも理解した上で、私は敢えて使用していませんでした)

ただ、その後お店を営業した際に完全に敬語で話すように切り替えたんですが相手とかなり距離を感じどこか違和感を感じていました。

そんな時に、ある知り合いと話していてこの「〇〇はる〜」といった言い回しを知り

(相手を尊重する雰囲気をもちながら、すごく自然でカドがない素敵な言い回しだ…!)

と感じ、そこからお店での接客時や日常会話でこの言い回しを使うようになりました。

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・この言葉の良さ

上記との出会い方でこの表現方法と出会ったんですが、正確な使い方や意味は今でも知りません。

ただ、私的な使い方だと"敬語でありながら、少し距離を縮めるようなテイスト"で

「ここまで歩いて来はったんですね〜」
(敬語訳:ここまで歩いて来られたんですね)
「〇〇のお仕事してはるんですね〜」
(敬語訳:〇〇のお仕事をされているんですね)

といった、はんなりとした硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な伝え方ができます。


・話すことが楽しくなった

この「〇〇はる~」を日常会話で使い始めてから、初対面の方でも近すぎず遠すぎずの距離で話し始めることができています。

また、今まで伝えてこなかった範囲の思いもスムーズに伝えることができるようになりました。

例えば今回のスタッフの方への一言も

「とてもお似合いですね」

だと、紳士的にド直球で褒めている印象があり私は伝えるのに少し照れくさく感じる部分があります。(言えないことはないですが)


ただ、今回の

「とても似合ってはりますね」

だとどこか自然で下心がないように伝えることができる気がします。


この言葉を伝え、ドリンクを持ちながら席についた瞬間
「ああ、やっぱこの言葉すきやし関西人で良かったなあ」
と感じたことからこの記事を書きました。

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今回は伝えたいテーマはただただこれだけでこれといった明確な結論もないんですが、少しでもこの言葉の魅力が伝わっていると幸いです。

万が一、この表現が気に入られた方は是非日常会話に組み込んでみてください。
(関西圏以外の方からすると、少しハードル高いかもしれませんが)


本日はこの辺で。おおきに、ありがとうございました。

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