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岩田規久男氏の主張と規制改革

岩田規久男氏の『経済学の道しるべ』という本を読んだ。どうせ単純な金融緩和を主張している本だろうと思っていたが違った。

意外なことに規制改革を進めることも主張していたのである。

規制改革というと竹中平蔵氏を想起して「新自由主義」批判をする人が湧いてくる。岩田氏は新自由主義批判をする人々を牽制する。新自由主義批判をする人たちは「新自由主義」という言葉を明確に定義せず、既得権益の保護と格差拡大に寄与していることに無自覚だと言うのだ。

規制改革によって生産性を上げることには自分も賛成だ。規制改革を主張する人は市場原理主義者ではないとも本では主張されている。市場の失敗について考慮されていると言うのだ。

岩田規久男氏ではないが経済学の標準的な通説を学ぶことは大切なことだと再認識した。

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