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失われた30年/逢坂誠二 #7792

【24年5月2日 その6095『逢坂誠二の徒然日記』#7792】
昨朝、函館市内で活動し、上京しました。午前5時の都内、弱い雨が降って、気温は11度で肌寒く感じます。9時頃には晴れ間も広がり、日中は21度の見込みです。

1)失われた30年
一昨日の毎日新聞の社説タイトルは「失われた30年」です。

この30年から抜け出すには、「人を重視した社会に転換する必要がある」と指摘しますが、全く同感です。

この間の最大の誤りとして、「1990年代以降、企業が長らく働き手をコストとしか見なさず、人員削減や正規から非正規雇用への切り替えなどを進め、収益確保の「即効薬」としてリストラに走った」との指摘がありますが、これも私がこの間、繰り返し述べてきたことです。

目先の利益に目を奪われて、賃金を上げず、非正規を増やした結果、日本全体の個人消費が伸びず、望む方々が結婚し難い社会になりました。

アベノミクスについては手厳しく批判します。

「約11年に及ぶ日銀の異次元の金融緩和策の副作用も大きい。円高の是正や株価回復で潤ったのは輸出企業や富裕層ばかりで、格差が広がり、経済や社会を支える中間層を細らせた。政府は国債の金利負担を気にせず、バラマキ的な財政支出を続けた。国の財政の悪化や、企業の人件費圧縮の姿勢は働き手の将来不安を高めた。年金や医療など社会保障制度の持続可能性が疑われ、所得も増えない中、個人消費が盛り上がらなかったのは当然だ」

結果的に、働き手の収入が減り、職が不安定化し、将来不安が増大したのです。こんな社会に希望を持てるはずがありません。

人への投資がまったなしです。

*学びなおしのための休暇制度の整備や公的職業訓練の拡充、リスキリングの徹底支援、正規・非正規を問わない機会の提供、中小企業等を中心に助成すること等により、希望する全ての人の学びなおしを支援
*大学・給食の無償化など、教育の無償化を強力に推進します。
*中小零細企業を中心に公的助成をしながら、最低賃金を段階的に1500円への引き上げ
*望まぬ非正規雇用を正規化
*フリーランス・みなし個人事業主やギグワーカーなどの就労環境の向上
*生涯を通じて社会人の職業訓練を支援するとともに、セーフティネットを強化した上で成長分野への人材移動と集積
*外国籍の人々が日本国内で安心して生活し、就労できるための法整備

以上などをはじめとして、人への投資が急務なのです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.5.2===
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