見出し画像

続!広島市民が愛媛で暮らして驚いた事 5選!イベント編

昨日「その1」を書いたのだが、収まりきらなかったので「続」と銘打って続きを書きたいと思う。

広島から松山市に赴任してきた時に「まぁそんなに広島と変わらんよな」という先入観があったのだが、住んでみると日常的に「え?」となる事がよくあった。

今では当たり前になったが、当時は「何故なんだ?」ととても不思議だったことを覚えている。

昨日のnoteは以下リンク先をチェック!

①芋炊き

愛媛県では秋になると「芋炊き」という鍋?煮物?を食べる文化がある。里芋の収穫に合わせてたべるのだが、地域によって出汁の味も違う。
そして驚いたのは「河川敷で食べる」事。

赴任して来た最初の秋「であいの芋炊き」というワードを見て「どういう事?婚活?」と頭を傾げた事がある。

そして「何故外で食べるん?」という謎も。

「であい」というのは場所の事で「出合橋」の下の河川敷のことだった。

この出合という地名は、石手川と重信川という二つの川が合流する地域だから出合と言われる。

簡単にいうと夜桜見物みたいなものだ。花こそないが、それっぽい雰囲気の中で知人同士が鍋を囲むのだ。夜桜と同じで、なかなか寒いのだが芋炊きを食べると温まってくる。

ちなみに芋炊きは大好きだ。

こんな感じ

②お祭りに本気

これもかなりカルチャーショックだった。
広島でも色々お祭りはある。有名なところだと「とおかさん」「フラワーフェスティバル」だろう。

若い頃は特に用もないのに連日行った思い出がある。

ただ感覚的には自分は「参加者であり、客」なのだ。恐らくそれは、博多どんたくでも青森ねぷた祭でも同じだろう。

ただ愛媛は違う。地元の人の感覚は「俺らの祭り」なのだ。

秋祭りの当日(平日やで)は会社が休みになる地場企業も少なくない。それはびっくりした。

中でもいわゆる「喧嘩神輿」型の鉢合わせは凄まじい。

「鉢合わせを見に行ってご覧」と言われた事があり、道後まで見に行った事があるのだが、バチバチに気合いが入った男衆が各エリアの神輿を担いで、ぶつけ合うのだ。

当然、神輿に挟まれれば良くて重傷。死者も出ている。

担ぎ手同士もバチバチにパンチするよ
音がとにかくすごい

怒号と、神輿同士が本気でぶつかる野太い破裂音に唖然とした。

「死ぬでこれ…」

めちゃくちゃ盛り上がるのだが、参加するのはやめようと思った。死ぬから。

③椿祭り

実は明日から椿祭りが始まる。松山市の椿神社のお祭りなのだが、何に驚いたかって「72時間ぶっ通し」なのだ。

昼に行こうと深夜2時に行こうとお祭りやってるのだ。

もちろん露店もやっている。

普段はとても温かく穏やかな愛媛の人なのに、祭りとなると気合いがぶっ飛んでる。

だがそこがイイ!

露店の人は大丈夫なのだろうか。

④松山 土曜夜市

松山の中心部、銀天街という長い長いアーケードがあるのだが(広島で言うと本通りね)、そのアーケードの中に六月の中旬から毎週土曜日に露店やショップのブースが立ち並ぶ。

毎週土曜日を7週間だ。広島の人にわかりやすく言うと、えびす講を毎週土曜日に一カ月半やると言う感じ。

7週間だぞ?どうなってるんだ!

平均1日200の出店やブースが並ぶのだから、相当賑やかだ。飲食関係のブースが多いからアーケード内は異様な温度になるが、それもまた一興。

⑤蛍

イベントか?と言われたら微妙ではあるが、松山市内のあちこちで夏前になると「蛍まつり」と題された小さなイベントがある。

盛り上がるというよりは、風情を感じるためである。

何が驚くって、普通の住宅地界隈でも蛍が飛ぶのだ。

広島ではあり得ない。旧市内(西区東区南区中区)あたりで、毎年蛍が乱舞するようなスポットはない。

それだけ愛媛の環境は綺麗と言う事だ。

確かに、意識して見渡すととにかく道路端などに空き缶やゴミは全く落ちていない。町自体がすごく綺麗だ。

犯罪もとても少ない。夜でも女性1人でランニングする姿など、当たり前に毎日見かける。

「割れ窓理論」の真逆なんだなと感じた。

あとは広島のように送電線を地下に埋めてしまえばもっと景観も良くなるのになと思う。

とにかく愛媛は驚きと癒しの街だ。最高だ。

父母には申し訳ないが、私は愛媛県に骨を埋めたい。

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?