今日は所用で奥入瀬渓流に行けなかったので、眠っていた写真を引っ張り出してきました。

ほとんど人が来ることはないであろう、森の奥深くまで歩いた時のこと。
新しい雪が降って数日経った後の快晴のタイミングで、色んな動物の痕跡を観察することができたとても楽しい1日でした。

冒頭の写真はノウサギ、ネズミ、カモシカの足跡が同じ場所で見られた場面。
知らない所でちゃんと生きてるんだなぁと少し嬉しくなりました。

もはやどう動いていたのか分からない！
踊ってた？
もしかしたら1匹じゃなかったかも？

この日のとっておきの発見はコレ。

この謎のカタチの周囲には奥の樹に向かって足跡が2つ残っているだけ。

なんと、ムササビの落下跡だったんです。
距離の目測を誤ったんでしょうか。
ズザーッとスライディングするように落下して、急いで樹に走っていったようです。

なかなかに間抜けなムササビですが、真に間抜けだったのはこの私。
最初に発見した時に何の痕跡か分からず、よく観察してみようと近付いてしまったんです。
これが大失敗！！！

ムササビの落下跡なんてそう出逢えるものじゃないのに、記録を残す前に不用意に近付きすぎてしまったせいで、どこからどう撮っても余計な人間の痕跡が写り込んでしまうことに…。
これがなかったらとても貴重な記録写真でした。

以来、何か分からないモノがあった時は、まず記録を残すように心がけています。
落下跡、いつかまた見れたらいいなぁ。

思い返すと、今年の冬はほとんど冒険ができていないように思います。
人の気配のない所に簡単にアクセスできるのは冬の醍醐味のひとつです。
頭の中には冬だからこそ行きたい場所がたくさん思い浮かぶので、ひとつくらいは実現できたらなぁと思います。
いつかの報告をご期待ください(^^)