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超高速PDCAの実現に欠かせないITのチカラ。Oisix ra daichiのエンジニアが目指す未来とは?

現在、あらゆるビジネスにおいて、IT は欠かすことのできない存在になりました。

エンジニアの求人は超売り手市場と言われており、企業にとって優秀なエンジニアの獲得は死活問題となっています。

『これからの食卓、これからの畑』を理念に掲げ、日々の食事を豊かにするプラットフォームを育てているOisix ra daichiにとっても、これからの成長はITのチカラが左右するといっても過言ではありません。

そんなOisix ra daichiでは、現在約60名のエンジニアが在籍しています。

Oisixが創業した2000年は、インターネットで野菜を買う人はいませんでした。それから20年近くが経ち、インターネットを介して食材を買うことは選択肢の一つになりました。

お客様が使うWebサービスやアプリケーション。注文された商品を届ける物流システム。受発注や在庫管理を支える基幹システム。これら全てのシステムをアウトソーシングせず、創業時から自社のエンジニアが中心となって支えてきたOisix ra daichi。

Oisix ra daichiのシステム本部 システム基盤部 シニアアーキテクト・小林 弘明さんは、Oisix ra daichiでエンジニアとして働くやりがいについてこう語ります。

「この会社で10年働いていますが、エンジニアとして強くやりがいを感じるのは、お客様の反応がダイレクトに見えるところ。自分が開発しているものが、お客様の生活に影響を与えていることを実感するので、より良いサービスにしたいというモチベーションが高まります」

そのためには、お客様の声から導き出された仮説や、最先端の新しいテクノロジーを、スピーディーに実践し検証する「超高速PDCA」の実行が欠かせません。

その超高速PDCAが実施できる環境を支えているのが、Oisix ra daichiが創業以来育ててきた社内エンジニアのチームです。

Oisix ra daichiでエンジニアとして活躍する小林さんと、同じくシステム本部 フロント開発部の平島 優樹さんのふたりに、Oisix ra daichiのエンジニアチームの特徴や、エンジニアとして実現したい未来について、話を伺いしました。

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より心地よいサービスを届けるために。

ーー まずはふたりが、どんな取り組みを行っているのかを教えてください。

小林さん:私は、サーバーサイドのエンジニアとして、Oisixで使っているシステム基盤のマイクロサービス化を推進しています。

小林さん:アプリケーションの機能を複数の小さいサービスに分割する事で各機能の独立性を高め、開発のスピードとサービス公開後の信頼性を高める取り組みです。

Oisixが創業した2000 年に最初のコードが書かれてから、基本的に創業当初の設計の元でシステムが作られてきました。これまで数々の新しいサービスを追加してきましたが、その過程で、システムが徐々に巨大で複雑になっていました。

このままだと、新しい機能をリリースするにしても、一部の機能を拡張するにしても、リリースまでに時間がかかり過ぎてしまう。お客様に対して、より良いサービスをスピーディーに提供していくことを考えると、これは早急に解決すべき問題です。

そこで、マイクロサービスという新しい開発技法を使い、システムの俊敏性を高めるプロジェクトに取り組んでいます。

ーー 平島さんは、いかがでしょうか?

平島さん:僕は、様々な社内からの頼まれごとに対応する運用のチームに属しています。システムに障害が起こった時の対応や、依頼されたデータの抽出だとか、色々やらせてもらってます。

ーー 様々なタスクがあるなかで、特にやりがいを感じる仕事は何になりますか?

平島さん:そうですね。いま特にモチベーションを感じるのは、データ抽出を自動化する取り組みです。

僕のところには、社内から様々なデータ抽出の依頼が届きます。例えば、何歳以上で、こういう商品を購入いただいて、こんな条件のお客様の数を知りたいとか。こういったお客様に関するデータの他に、出荷に関するデータ、経理に関するデータなど、様々な種類のデータ抽出の依頼があります。

Oisix ra daichiはロジカルシンキングをとても大切にしているので、意思決定においてデータの存在は、やはり重要です。

なので、新しい技術を使ってシステム化・自動化を進めていき、現場のメンバーが自分たちで簡単にデータ抽出ができる状態に変えたいと思っています。それにより、社内の意思決定のスピードや質を高めて、みんなが高度な仕事に取り組める環境を作っていきたいです。

自分は、何のために開発をしているのか?

ーー 次に、Oisix ra daichiにエンジニアとして入社された理由を教えてもらえますか?

小林さん:私はここで働き始めて10年経つのですが、最初はフリーランスのエンジニアとして、業務委託で働き始めました。

その時は、まだ社内のエンジニアが10人に満たない人数で、何でもやっていましたね。プログラムもつくるし、インフラも見るし、障害対応もする。

あとは、食材配送が雪や災害で遅延が起きている時には、エンジニアも配送センターに手伝いに行ったりもしました。今でも、何か起こった時は、エンジニアとか職種に関係になく、手伝いにいきます(笑)。

小林さん:そして、業務委託で働き始めて5年ほど経った時に、正社員になりました。社風がすごく自分にあってると感じたのと、もっと深くOisixに関わりたいと思ったので。

私はOisixに来るまで、エンジニアとして様々なシステム開発に携わっていたんですが、決まった要件を渡されて、それに沿って納品して終わりというのが多かったんです。自分のつくったものが、どういう風にユーザーに使われているのかわからず、そこにモヤモヤしたものを感じていました。

Oisixは自社で事業をもっているので、自分が携わったシステムをお客様がどのように使っているのかをダイレクトに見ることができる。そこがとても魅力的だと感じました。

実際に働いてみると、業務委託の私でも社員同様にフラットに扱ってくれて、自分の意見をすごく言いやすい。手をあげたら、基本やらせてもらえる。心理的安全性が高いというか、やりがいをもって働ける組織だと感じました。

ーー 平島さんは、いかがでしょうか?

平島さん:僕は、半年前にOisix ra daichiに中途入社したので、小林さんに比べると全然社歴は短いです。

Oisix ra daichiに入社したのは、食と教育に携わるサービスに関わりたいという想いからでした。

平島さん:幼いころから食と教育について興味があり、Oisix ra daichiの求人を見つけて、試しにOisixのサービスを使ってみたら、すごくよかった。まず、Oisixからの荷物が届いた時のワクワク感が良いですよね。荷物が届いて、それを開けることで、家族が幸せになるって素晴らしいと思いました。

それで、Oisixのサービスを育てていけたらと思い、入社を決めました。

まずはやってみる。そのなかで考える。

ーー エンジニア目線で見て、Oisix ra daichiのエンジニアチームの個性って、どういう風に感じていますか?

小林さん:まずは、先ほども話しましたが、誰にでも平等にチャンスをくれるところです。部署間の壁もなくて、「ここをもっとこうしたい」というアイデアがあれば、色んなことにチャレンジさせてもらえます。

平島さん:チャンスが与えられるというのは、本当にありがたいです。縦割りの組織だと、「ここから先は君の仕事じゃない」と切られちゃうんですけど、そんなことは一切ない。そっちもやってみたいですと主張すると、受け入れてもらえるのが嬉しいですね。

平島さん:また、Oisix ra daichiの個性というと、新しい技術や仕組みに対して積極的に飛び込んでいく社内カルチャーがあると思います。

ーー 確かに、Oisix ra daichiは新しいテクノロジーに対して、まずは試す文化がありますよね。

平島さん:そうですね。会社全体として、新しいものに対するフットワークが軽いと思っているんですが、エンジニアでも同じです。どんどん試してみて、そのなかで使えるかどうかを判断していく。

他の企業だと、新しい技術を使ったソフトウェアを作ったので試してみましょうとなっても、「これは既存のシステムと噛み合わないんじゃないか」みたいな理由で見送られることが多いと思うんです。でも、Oisix ra daichiだと、そういう時にトライさせてくれる。

新しい技術をどんどん試せるから、仕事が楽しくなるし、モチベーションも上がる。だから、職場に常に活気があるように思いますね。

小林さん:そうですね。あと、私は、働き方の柔軟性が高いこともOisix ra daichiの良いところだと思っています。

小林さん:今、娘が3歳なんですけど、個人の事情をすごく配慮してくれるんですよ。時間のやりくりとか。Oisix ra daichi自体が、主婦や家族向けのサービスを提供していることもあって、小さい子供を育てながら働いているメンバーが働きやすい環境をつくってくれている。

自分のライフステージに合わせて、働き方を柔軟に変えることができるのが、すごくありがたいです。

ーー 働き方の柔軟さという点でいうと、複業・兼業も許されていますよね。新しい技術の情報を収集することが求められるエンジニアにとって、これが許されているのは大きいですよね。

小林さん:それは間違いないですね。実際に、複業しているメンバーも沢山いますし、社内から応援してもらえますからね。

エンジニアとして活躍できるフィールドが広すぎる

ーー では、最後に、Oisix ra daichiのエンジニアとして、今後挑戦したいことを教えてください。

小林さん:私は、現在取り組んでいるマイクロサービス化をやりきるというのが一番です。システムの基盤を盤石に整えることで、これからのOisix ra daichiの成長スピードが全く変わってくると思いますので。

ーー やはり、まずはサービスの核となるシステム基盤を刷新するところに全力を注ぎたいということですね。

小林さん:はい。現在社内では、個々人のお客様へのパーソナライゼーションの強化や、食とヘルスケアの連携など、新しい食体験の実現を目指した様々な挑戦が行われています。

例えば、運動、食事、体重、睡眠などの状態を測定するデバイスのデータと連動させて、お客様の健康状況にあわせて日々の食生活を提案するサービスが近い将来生まれるかもしれません。

このような革新的なサービスを実現するためにも、システム基盤を良い状態に磨きあげることは欠かせません。まずは、マイクロサービス化をやりきることに注力していきたいです。

ーー 平島さんは、いかがでしょうか?

平島さん:僕は、裏方として、社内のメンバーを支えていきたいと思っています。

平島さん:Oisix ra daichiでは、常にお客様や社会の課題を解決することに全てのメンバーの視点が向いているところが素敵だと思っていて、そんなメンバーたちの役にどれだけ立てるのかを考えています。

そのなかでも、データ分析系に関心が高いので、そこでの貢献を高めていきたいです。Oisix ra daichiほど、様々なデータが手に入る環境はないと思いますし、データ分析や予測に関する自分のスキルを磨くチャンスだとも思っています。

ーー なるほど。

平島さん:また、Oisix ra daichiの面白いところは、データ分析が物流の部分でも求められているんですよ。

配送センターにセンサーを導入して、荷物の質量などのデータを集めることで、荷物の検品時の作業負担を減らす取り組みも始まっています。

ーー すごいですね。そんなことまで社内のエンジニアが中心となって行うんですね。

小林さん:そうですね。エンジニアとして活躍できるフィールドが広いというのは、Oisix ra daichiの本当に面白いところです。

私も、現在はマイクロサービス化を担当していますが、このプロジェクトが落ち着いたら、サーバーサイドのみならず、インフラ、フロントサイド、運用、監視周りなど、様々な領域に関わっていきたいです。

『これからの食卓、これからの畑』という理念に向けて、日々の食事を豊かにするプラットフォームを育てるためにやるべきことはまだまだ沢山あるので、これからも挑戦し続けていきたいと思います。

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Oisix ra daichiでエンジニアとして活躍する小林さんと平島さんから、エンジニアチームの特徴や、これからの挑戦について、話を伺いしました。

1日3食、年間で1000回以上必ず接する”食”のシーンをインターネットやテクノロジーの力を使って、全く新しいものに変えていきたい。

こんな想いで誕生したOisixですがが、創業してから約20年が経ち、ますます世の中のITテクノロジーは進化しました。

「食 × IT」で、どのような新しい食体験を実現させていくのか?

これからのエンジニアチームの活躍を楽しみにしています。

Text & Photo:井手桂司

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オイシックス・ラ・大地では、「食 × IT」で、新しい食体験を実現させていくエンジニアの仲間を募集してます!

2017年に大地を守る会、2018年にらでぃっしゅぼーやと統合し「オイシックス・ラ・大地」となった当社。自然派食品宅配業界のナンバーワン企業となった今、第2創業期としてさらなる成長を目指してビジネスを拡大しようとしている真っ最中です。

生産者の皆さんが想いを込めてつくった野菜や果物を一番おいしい状態で、お客さまの手元に届け、笑顔を生み出すために、Oisix ra daichiのエンジニアは日々奔走しています。

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