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悩んだ末のデスノート

報・連・相は大事やで。

「どうしよう」「こまった」 「いい方法ないかな?」
恋愛、勉強、仕事、家事、育児 etc...

生きる中で悩みは栄養。
解決できれば、それは成長。
特に呑み会や懇親会のセッティング。
お店選びにもセンスが問われ、呑み終わりまでお腹がゴロゴロする。
そして、二次会の会場。
三次会の会場。
四次会。
五次会...
いつまで呑むの!!!

検索すればどんな情報でも手に入る。
データに溢れた現代で、何かを解決しようとするとたくさんの手段が用意されていて既にこの悩みは誰かが解決している。

しかし、ほんのちょっと前の僕は原始に近い夏だった。
※といっても20数年前です

小学生の頃、両親共働きのためみ夏休みは祖父母の家で過ごす毎日。
夏休みの宿題もこなし太陽の下遊びまわる。
おかげでのびのびと過ごし、穏やかな環境で育ちまともに成長してきた。はず。

夏休みの宿題といえば、夏休みの友に加え、工作、絵、習字などなど。
そんな中、悩みに悩み何をすべきか思いつかないものが自由研究。

自由の枠を超えた忘れられない夏がひとつ。
おばぁに相談した。

「あんたは虫が好きだから絵を書いたり種類を調べたらいいさ〜」
おぉ!虫ねっ。
確かにクワガタムシも飼育してるし得意分野だね!
と言うことで思いついたのは昆虫採取。
木の箱に入って押しピンでたくさん虫がくっつけられてる博物館とかにあるものよ〜。と説明。

ひらめいたおばぁは、「ノートとテープを買ってきなさい!」と三百円をくれた。

買い物から戻り早速。
おばぁは庭に飛んでいる黒い蝶々を見つけた。
「はい!あれ捕まえて!」
無我夢中で追いかけて花木にとまったタイミングで捕まえた僕。

「はい!ここに置きなさい!」
おばぁの手により開かれたノート。
言われるがままに蝶々が逃げぬように押さえつける。
するとテープで羽を固定し始めたおばぁ。

次の瞬間。

バタンっ!
ノートを勢いよく閉じた。
まさにデスノート。

それ以降、夏の気配を漂わせながらもあのノートは開けなかった。

あれから大人になった今、虫を見るたびに思い出す。
バタンっ!

映画デスノートを見ていないのでこの後のボケもストーリーも思いつきません。

もうこれ以上書けない。

閉じます。

バタンっ!

最後に、夏の蝶々に慰めの花をひとつ。

サポートいただけたら、超励みになります! 書くモチベーションが上がります。 ちょっとおいしいビール飲んで希望に満ちた生活を送りたいと思います。