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わたしの人生を、わたしのモノにしようと思った。

2019年。
新しい年がはじまりました。
あけましておめでとうございます。

さて、昨年、2018年はnoteを始めた年。
自分がどうありたいのかを気づいた年。
年末わちゃわちゃしていたら年が明けちゃっけど、
ちょっと私の2018年を振り返りたい。特に2018年後半は変化の連続だった。


「自分探し」というワード。
若い時に流行らなかった?
私は特に20代前半に良く聞いた。

「俺は自分探しの旅に出るんだ〜!」
と言って自転車やヒッチハイクで日本一周しちゃったり、バック一つで海外に行ってアルバイトしながら数ヶ月旅をしたりするヤツをつい思い浮かべちゃう。
実際あの頃、周りに1〜2人はいた。

「自分探し」って何だろう?
やりたい事を見つける事?
それって、旅したら見つけられるの??

「自分探し」とは、社会に出る前にモラトリアムな期間を満喫したいという代名詞だと思っていた。
ハタから見ていると、若さを拗らしてる感じでなんだか恥ずかしいとさえも思っていたよ。

そんな私は大学を卒業し、広告の世界に憧れてアッサリとデザイナーの道へ進んだ。
今思えば盲信的だったのかもしれない。他の選択肢を考えるなんて思ってもいなかった。
その後も、転職や人生のタイミングについて多少悩むことはあっても、何だかんだで順調にいっていたし、大きな問題も無かった。
だから、今まで本当の意味で「自分探し」なんてした事がなかったのだ。


今年の夏頃。子どもが生まれ、二人の子どもの育児をしながら働く生活が日常になった頃に夫に
「本当にやりたい事は何なの?」と尋ねられた。

仕事と育児をこれだけやって、
私はまたこれ以上何かをやらないといけないの!?

毎日バタバタで生活の現状復帰すらままならず、家は常に泥棒が入ったのか?と思うほどの状態。
今ですら子どもとの時間もあまり取れず、今後は習い事、小学校に入ったら宿題の事も気を配りたい。
そんな事を思うと、今あるタスクを減らす事しか考えられなかった。

夫は仕事忙しく、夜は遅い。
これ以上の育児参加はまず見込めない。
その反面、私は時短。その状況は変えられない。会社の仕組み的には時間内にどんなに頑張っても評価はされにくい。
むしろ夫にもっと仕事に集中してもらう為に、
私は仕事を辞めて、もっと子どもの生活をフォローしながら、みんな暮らしを整えるという選択をした方が我が家的には安泰なのかもしれない。
そんな事すら考えてもいた。

可でも不可でもない生活。
周りのみんなもこんなもんでしょ。
私は母で、子どもが2人いて、保育園に預けられて、働けて、むしろ恵まれている。
そこに疑問は全く無かった。
でも、常に感じる不自由感。
母になるとはこういう事だ。


そんな中、半ば強制的に夫に女性の働き方についての講演会の申し込みをさせられた。
私はめんどくさいなぁ〜と思いつつも参加した訳だが、そこからいろいろな事が回り出した。

そこでの一番の収穫は、その講演会で出会った人をきっかけとしてコミュニケーションを学んだ事。
その学びから、自分が今どうあるのか、これからどうありたいのかという事が気づくことかできた。

私はここ数年でいつのまにか「私」としてではなく、「妻」として、「母」としての人生を歩んでいた。
妻だから仕方ない、母だから仕方ないそんな諦めのような選択肢ばかり手にとっていたのだ。


妻として生きる。
母として生きる。
それも大切なこと。

でも、私として生きる。
自分の人生を手放さない。
それも重要な事だ。

夫が言った「本当にやりたい事は何なの?」
はこの事だったのだなぁと、今更ながら思う。
夫は私に「妻というもの・母というもの」を求めては無かったのだ。

それに気づいてから、
少しずつ人生が私の手元に戻ったきた気がする。ほんの些細な、しかし大きな気づきだった。

ほかにも、
母をしながら自分の想う生き方を実現している人に出会ったり。
世の中には色々な働き方をしている人がいるという事を知ったり。
気になる人のSNSを追いかけたり。
久しぶりに本を読むようになったり。
noteを書き出して自分の思いをアウトプットしたり。
小さな未来の希望や目標を手帳に記すようになったり。
自分から新しいコミュニティを覗く為にいろいろと動き出した。

2019年。わたしの人生を、わたしのモノにする為に、今私は自分探しの旅にでている。

ネットの世界を。
さまざまな本の活字の海を。
刺激的な出会いを求めて。

「自分探し旅」だなんて、なにかをこじらせているようで本当に恥ずかしい。
でも、実際にどっちつかずな自分をこじらせていたのだと思う。

2019年も引き続きインプットとアウトプットを続けたい。
そして今思っている事が少しずつ形になるといいな。

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