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IgA腎症との長い道のり#7「1人目の妊娠」

妊娠前は

卵巣にチョコレート嚢胞ができていたこともあり、なかなか子供が授からず、漢方薬を飲んで体調を整えて、3年かけてやっと授かることができました。

妊娠の兆候

妊娠が分かった時は、とても嬉しかったです。でも、同時に不安もありました。私自身も初めてのことで、妊娠したら、体がどうなっていくのかを本などで読んだ知識しかなかったので、、実際どのようなことが起こるのかが分かりませんでした。
しかも、腎臓内科の医師からは
「妊娠後期になると、たんぱく尿が増えるので、その時に腎臓が悪化するかもしれない」
「妊娠高血圧症になりやすい」
と聞いていたので、順調に出産まで無事に迎えられるのかどうか心配でした。

妊娠6週目

つわりが始まりました。私の場合はつわりがきつくて、とてもしんどかったです。においが敏感になって、においのあるものをかぐだけで、吐き気がしました。スーパーは食べ物のにおいがするので、買い物にも行けなくなりました。
一番しんどかったのはごはんが炊けるにおいでした。
においが駄目なので、白ごはんは全く食べられず、フルーツくらいしか食べられませんでした。しかも、食べられる時間帯は昼のわずかな時間だけでした。夕方くらいからは吐くものもないのに、とにかく吐くので、話をするのもつらく、暗い静かな部屋で座り、吐き気を我慢するので精一杯でした。
妊娠5カ月に入るとつわりが落ち着くと本に書いてあったので、それを信じて、何度も気持ちが折れそうになりながら、時間が過ぎるのをひたすら、待っていました。

妊娠5カ月

妊娠5カ月に入る頃に、つわりがだんだんとましになってきました。食事ができるようになったことよりも、吐き気がなくなったことが嬉しかったです。
つわりで7kg体重が落ちました。しかし、もともと太り気味だったので、標準体重にまで戻って、それはそれで、後から振り返ればよかったのかと。

妊娠6カ月

妊娠6カ月の頃にはつわりは全くなくなり、食べたいものを食べたいだけ食べられると思っていましたが、おなかが大きくなってきたこともあり、胃が圧迫されて、それほど食べられませんでした。それでも、1カ月に1kg増えていたので、体重を増やさないように注意が必要でした。
一番気をつけなければならないのがたんぱく尿なので、たんぱく尿を増やさないために、じゃがいものすりおろしを飲み、体に塩分をためないようにしました。腎臓にじゃがいもがよかったのかどうかは分かりませんが、私には効果があるように感じたので続け、たんぱく尿は-~±の間で落ち着いていました。

妊娠7~8カ月

妊娠前に働いていた職場で午前中だけパートしました。妊娠して急に辞めたので、引継ぎをするためでした。家にいると、おなかを気にして、動かずにゆっくりしていたと思うので、よかったです。働いてたことで、体重も増えず、血圧も正常値で順調でした。

妊娠9カ月

IgA腎症でかかりつけの病院で出産するために、里帰りをしました。
結婚を機に地元から離れて住んでいたため、定期的な通院は帰省して通っていました。
出産まであと1カ月です。おなかも大きくなり、仰向けに寝ることも苦しくなり、横向きでしか寝られない状態になりました。
妊娠当初に心配していた妊娠高血圧症は発症することなく経過でき、たんぱく尿の数値も正常範囲内で安定していました。

妊娠10カ月

安産になるように、お腹の張りを確認しながら、毎日3kmくらいウォーキングをしていました。
だんだん出産の日が近づいてきます。あとは心の準備です。無事に生まれますように。


IgA腎症の持病がありましたが、無事に出産まで大きなトラブルもなく、経過をたどることができました。気をつけたことは体重を増やさないようにすることと塩分をできるだけ控え、貧血にならないように、鉄分の多い野菜を積極的に食べました。







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