１泊もしくは２泊の週末旅ですと、以下に目的地に効率良い移動手段で早い時間に到着するかが勝負になりますが、離島ですと船もしくは飛行機になります。北海道の離島で空港があるのは奥尻島と利尻島。礼文島にも空港はありますが、利用されなくなって久しいですね。
丘珠から利尻へは HAC（北海道エアシステム：JAL系列）、新千歳から利尻までは ANA が６月～９月の間のみ期間限定でそれぞれ１往復飛ばしています。

羽田空港：夏休みの駐車場は混雑必死

夏休みの羽田空港駐車場をなめてました ^^;
９時くらいの到着で国内線の第１、第２ターミナル隣接の駐車場（P1, P2, P3, P4）はいずれも満車、やばっ！どうしよう。

国際線ターミナル（第３）に向かってみるとかろうじて空車がありました。早めに空港に到着していて良かったぁ。こちらのシャトルバスで第２ターミナルまで移動します。

１１時発の札幌（新千歳）に搭乗します。
駐車場トラブルで時間が無くなってしまい、ラウンジでビール飲むことができませんでした。まずは間に合ってよかったです。乗り継ぎ時間が３０分ほどしかありませんが、無事に利尻便に乗り継ぎできますように！

利尻空港：夏はANAが新千歳から１往復飛んでいます

新千歳到着が１０分ほど遅れ、ただでさえ短かった乗り継ぎ時間が２０分くらいに、少しひやひやしましたが降機してブリッジを渡ったすぐ隣のゲートが利尻便でした。どこまでラッキー？
無事に乗り継いで雲多めの利尻空港に新千歳から１時間弱くらいで到着です。

利尻島は一周６０km以上あるので、原付ではなくレンタカーを借りました。
交通量の少ない安全な道路をバイクで３６０度の景色と風を感じながら走ることが島旅の楽しさのひとつなのですが、流石に初老？老体？の身体には堪える距離なので車にしました（苦笑
北海道といえばセイコーマートということで、まずはこちらで水分補給！

オタトマリ沼：白い恋人のパッケージの景色はここ

上空から見て空港から島を時計回り、最初に訪れた観光地はオタトマリ沼。
天気が良ければ利尻山（利尻富士）が正面に見えるのですが、すっぽり雲の中に隠れてました（泣
こちらは北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージになっている景色なんですが… 自然には逆らえないですね。
夏の北海道といえば雲丹。既に１５時近かったのですがお昼ご飯にありつけるのか？

オタトマリ沼は観光バスも立ち寄る大きな駐車場があります。食事処やお土産屋も２～３軒ほどあるのですが、まだランチ営業していたこちらで雲丹を…と思ったのですが、このところ時化が続いて漁に出られていないとのことで雲丹にありつけませんでした。ホタテとイクラの海鮮丼をいただきましたが、これはこれでとても美味しゅうございました。

続いてやってきたのは島の西側にある「北のいつくしま弁天宮」の数十メートル北にある「寝熊の岩」。以前某テレビ番組で紹介されて気になっていましたが、確かに一旦熊の頭に見えるともうそれ以外には見えない（笑
右を向いている熊の頭が岩の先端に… 見えますよね？

ミルピス商店：乳酸飲料ミルピス、利尻島にきたら飲んでみて！

本日の宿は沓形港付近なのですが、一旦沓形港を通り過ぎてお目当てのミルピス商店へ。周回道路にある幟を見逃さないように路地に入り、店の前に車を停めます。ミルピスはかれこれ６０年近く前から利尻島で販売している乳酸飲料（乳酸菌ではない）で、原液から手作りで製造されているんだそうです。

店内は基本的に無人販売。冷蔵庫にはいっているミルピスを取って、代金をカウンターの箱に投入します。お釣りも勝手に取っていってと、日本らしさがとても良いですね。まずはノーマルな白いミルピスをいただきましたが、他にも山ぶどうなど何種類かの味がありました。お店の奥で店主がせっせとミルピスを作っておられて、気さくに声をかけてくださいました。

宿泊：ホテル ISLAND INN RISHIRI

この日の宿は沓形港にほど近いアイランド・イン・リシリにお世話になります。個人手配でしたが旅行会社のツアーなどにも組み込まれることが多いらしく団体客がバスで乗り付けていました。客室は洋室で一般的なビジネスホテルよりも空間に余裕があり快適に過ごすことができました。

この日は沓形港に大型クルーズ船「にっぽん丸」が寄港していました。どうりで利尻島のラーメンの有名店「味楽」が夕方まで営業していたわけだ！
ホテルほ屋上から眺めていましたが、ほどなく出港して行きました。

翌朝、ホテル目の前の沓形岬公園を散歩。あいかわらず雲が多いですが利尻山（利尻富士）も山頂までしっかり見えています。なるほど小樽よりサハリン（樺太）の方が近いのですね。

沓形エリア：島の駅利尻、神居海岸

この日は礼文島へ移動するので、フェリーの時間まで精力的に観光します！
まずはホテルからも歩けるエリアの島の駅利尻へ。島の駅オリジナルグッズやカフェ、石蔵文化ギャラリーなどがあります。上皇上皇后両陛下献上品なども。

沓形港から車で少し南下したところに神居海岸パークがります。こちらで雲丹捕りや雲丹剥きなどの体験ができるのですが、昨今の海の時化続きで雲丹が捕れておらず体験が叶いませんでした…（泣
雲丹以外にもカニ釣り等が無料でできるので、お子様と一緒に楽しめると思います。

らーめん味楽：利尻の名店の焼き醤油ラーメン

新横浜ラーメン博物館にも出店（2023年現在）している利尻の名店らーめん味楽。お昼はここと決めていたので開店11:30の 2時間前に店の前を通過してみたのですが既に台帳に順番待ちの名前を書いているじゃありませんか。慌てて車を停めて記名してから観光に出発しました。１３番目ということで30分前に戻って来て開店を待っていましたが、無事に１巡目に呼ばれました！
美味しいは美味しいのですが、地元の方はカレーをオーダーしている人が多かったような（苦笑

鴛泊エリア：元気が残っていたらペシ岬に登ってみよう！

礼文島へ向かうため鴛泊港にやってきましたが、フェリーまではまだまだ時間があったので、港に隣接したペシ岬展望台へプチ登山。展望台への入口がなかなか見つけにくかったのですが、中腹にある会津藩士のお墓のある場所まで登ってきました。老体にはさすがにきつかったのでここで引き返しましたが、この場所からでもとても良い眺めです。

続いてやって来たのは甘露泉水。奥さんがお茶を楽しんでいて、綺麗なお水を汲みに行きたいというので、利尻北麓野営場に車を停めて利尻山の登山道？を歩く事２０分ほど歩きました。なかなかいい運動になります。利尻山の湧き水として登山者の給水ポイントにもなっているようです。しっかり水筒に入れて持ち帰りました。

少々ゆっくりめの便で礼文島に向かいます。礼文での観光は明日ですね。
利尻山が頂上まで顔を出して見送ってくれました。明日は晴れて欲しいなと願いながら４５分の船旅を楽しみました。