「最近元気そうですね」というコストゼロの福利厚生
7月が始まって9営業日経過した。
まだまだ一年の下半期は始まったばかりだが、裏返すと2010年はもう半分終わっているわけで、そこをどう捉えるかは人により、文脈により、様々だろう。
そんな7月。1on1の中で、社内のとある人から「最近、元気そうですね」というニュアンスの言葉をもらった。
7月から自分の仕事の比重が変わったこともあり、新チャレンジに目が回っているのだが、それでも側から見ていて元気そうである、と思われるというのは悪いものではない。
(どの部分を見てそう感じてもらえたのだろうか)
改めて自分の働き方を省みる機会になる。
もし可能なことならば、元気そう、機嫌がよさそう、などというポジティブな状態は再現性を高めていきたいところである。
今回のケースで言うと、「自分の属するチームのサイズが変わったこと」および「チームの一体感が変わったこと」が大きそうである。
経営の一端を担う役割として、割と幅広いバリューチェーンを担当していくという役割から、直近はより新規事業をドライブするという役割へと比重が変わったため、内面(マインド面)で自分自身のギアも変化があった感触はある。
ただ、自分で特にそこについての外的な変化はまだ感じていない段階であったので、その変化が他の人から客観的に認められていることについて少し驚きがあった。
改めて、一緒に働いている人から、ポジティブな観点で「こう見えているよ」ということを伝えてもらうのは、何よりの成長チャンスであると思うし、働いている上での心理的安全に通ずるものがあると思っている。
コロナによって企業の福利厚生についてのあり方が変わってきていて、そこをまさに最先端で感じとるサービスをやっているからこそ、社内のこうしたコミュニケーションによる「福利厚生」というのは、また新たな存在感を発揮していくものの一つなのだろうなぁと思ったりする。
ぜひ、一緒に働いている人に対して感じたポジティブなフィードバックはすぐにその場で、どんどんとしていくことをお勧めしたい。
きっとそれはお互いの関係をより密にしていく一つのきっかけになるはず。
そして、可能であるならば、経営メンバーであっても、そういったフィードバックやコメントを多くもらえるような状態が当たり前になっていくと良いなと思う。経営に近い役割になっていくほどに、他社からどう見られているのかというインプットが枯渇していく。叱ってくれる人も少なくなるが、褒めてくれる人はもっといなくなる。
一般的には上司から部下へとそういったフィードバックが多いと思うが、上下とかではなく、そしてお世辞やゴマスリではなく、フラットに、いいねと思うところをいいねとお互いに共有できる関係性のある組織。
そんな組織が本質的には望ましいのではないかなと思う。経営者も人間なのでね。
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