見出し画像

はじめての休職⑤

私の今までの仕事について振り返ってみたいと思います。

休職にいたるまでの私はかなりの仕事好きでした。育休復帰後もフルタイムで仕事をしたいと思うくらいの仕事好き、今思うとかなり仕事に思い入れが強いタイプだったのでしょう。

私は金融業界で仕事をしています。
その中でも、お客様からお金を頂きいざというのきの安心を補償するというのがビジネスモデルの業種です。

私の兄妹は身体が弱く幼少期に入院する機会が多い子供でした。
兄にいたっては10代の時に急性白血病を発症し死線を彷徨う様子を私は傍で見てきました。
※ちなみに治癒後18年を経過した強者の兄は今も元気です。ありがたい。
そんな経験もあり、この業種は自分でも天職じゃないかと思い入社後は一生懸命業務にあたりました。

どんな業務でも常にお客様のためにベストをつくしたいという姿勢でした。
(ギャップもかなり色々とありましたが)

しかし年次を重ねるにつれて、仕事のやり方や人間関係も変わり悩むことが増えました。

そしてそんなある日、何人目かの上司にこう言われました。

「君は承認欲求が強すぎる」

本社の施策を速やかに実行したいと思う自分、
しかし同じチームの先輩社員から「やり方を押し付けないで欲しい」と不満が出ているのを聞いてかの発言でした。

この時に私は自分のアイデンティティが崩壊するのを感じました。

今までの仕事に対する熱意は自分の承認欲求を満たすためだったのか?
お客様のためにやる施策を現場で実行しようとするのが仕事じゃないのか?
あれ?
あれれ!?

先輩社員には押し付けと感じられる行動に見えたのかなと反省したり、言葉の意味を考え悶々とした記憶があります。

ただ、今でもこの言葉は胸に刺さっています。
とてもショックだったからです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?