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任天堂スイッチの効能

任天堂スイッチを購入して、4ヶ月が経った。
ファミコン世代の私からすれば、相当に画期的なゲームで、とても楽しい。

購入する前は、なんとなく「ゲームばっかりになって、困る」みたいなイメージがあった。目が悪くなるとか、外で遊ばなくなるとか、ゲーム依存になるとか、そういうイメージ。

でも実際のところ、私はいいなと思っている。とてもいい。こんなに良いと思わなかった。ゲーム機を上手に利用すれば、子ども達も親も楽しく、人生に必要なことを学べる、とすら思う。

うちにあるのは「キノピオ隊長」というゲーム。
キノピオがとても可愛い。彼はジャンプすらできないのだ。

息子(5)は家に帰ってくるなり、Googlehomeに呼びかける。
「おっけぐるぐる、くろーむきゃすとで、ゆーちゅーぶつけて。おっけぐるぐる!キノピオたいちょうの、3のどうが」
Youtubeのゲーム動画で、昨日わからなかった場面を確認するのである。

はじめは、キノピオ隊長が好きすぎて、お姉ちゃんが帰ってくる前にも見たいのかなと思っていた。でもその様子はあまりに真剣で、時々ノートに何かをメモしたり、「ああ、そういうことか」などと呟いている。予習だったのだ。

そして、お姉ちゃん(9)が帰ってきたらテレビを消し、宿題が終わるまでめいろをして待つ。(彼はめいろを宿題と呼んでいる)

お姉ちゃんの宿題が終わると、即座にリモコンを用意し、スタンバイ。
先ほど見た動画の場所を、一生懸命にお姉ちゃんに説明する。

「それがね、ほうこうがちがうんだよ。はんたいのほうこうにして、ほら、あるでしょう」

日に日に、説明が上手になっていく。方向、って言葉知ってたっけ?と思ったりする。本人は操作が思うようにできずイライラするから、お姉ちゃんにコントローラーを任せて、自分が指示したり無駄に走ったりしている。

お姉ちゃんはお姉ちゃんで、タイマーでセットした1時間を必ず守る。もちろん宿題をやってからでないと、スイッチには触らない。すごくしっかりしている。(すぐにスマホを触ってしまう母親のほうがよっぽど自制できていない)

今日はついに、「ゲームは水曜と木曜と金曜だけにする」という宣言まで飛び出した。なんで、と思ったけど習い事と宿題をちゃんとしようと思うとそのほうがいいらしい。確かに。少しの時間だし、本当は毎日やりたいけど、ここは抗えない。

まとめると、子ども達は任天堂スイッチで
・うまくできない、わからない→「調べる」
・調べたことを人に「伝える」
・自分で時間を決めて、「自制する」

けっこう大切な練習をしている。

親の私は、とりあえず努力を誉めるという1点だけに集中し、
「いつも決めた時間に止められるの、頑張ってるなぁ」
「え、どうやって調べたの」
「説明が上手ー!」
などと声をかける。するとその良い部分が定着してくる(気がしている)。それ以外は一緒に遊んでいるだけだ。

回し者でもなんでもないけれど、任天堂スイッチを買って良かったなぁと思うし、どんなものであれ人が熱中できるものに悪いものは無いような気がしている。自分で決めて、実行する。達成感を味わう。それって素晴らしいよね。

さ、そんな言い訳noteを書いたところで、サンタはマリオメーカー2を買いに行く…

#日記 #子育て #育児 #任天堂スイッチ #クリスマスプレゼント #買ってよかったもの

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