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忙しい、ということは。

ぐーっと我慢したあとには、たいてい幸せが待っている。

ここ数日はなかなかに忙しくて、朝4時に起きたり、帰りも22時を回ったりして、家族と顔を合わせないこともある。

周りには、そんなに頑張らなくていいよ、お母さんなんだからいいんだよ、子どもたち大丈夫なの?と口々に言われる。

いやいや、と思わず笑って首を振る。私がそれをしなければ、その仕事が魔法のように消えてなくなるわけじゃない。

はい、どーん!と若者に配分されて、私の知らないところできっと誰かが小さくため息をつく。そういうの、嫌すぎる。

それに、なんでお父さんは散々働かせて、お母さんは免除なの?お母さんって、特権階級か何かなの?
いつも心の中で叫んでいるが、思いやりで声を掛けてくれている人を敵に回しそうで、口に出したことはない。

なにより、残念なことに、私はそういう自分が大好きなのだ。子どもがいてもいなくても、たまにはこういう時期が無いと、辛い。ギャンブル依存とか、アルコール依存のように、私は多分、忙しいときにアドレナリンが出て、幸せを感じてしまうタチなのだ。

あー困った!忙しい!=幸せ
という謎の状態。

わかりやすいように紐解くと、
忙しい=人から必要とされている=私まだまだいける!=幸せ

忙しい=夫も子ども達も私がいない寂しさを感じる=帰ったときちやほやされる=幸せ

書いてみると幼稚で恥ずかしいし、しょうもないけれど、自己肯定の儀式なのかもしれない。

そして、冒頭にも書いた通り、ぐーっと我慢した分だけ、後から幸せが押し寄せてくるのだ。

たとえば、お昼を食べる時間が取れなくて、極限まで腹を空かせて食べるおにぎり。コンビニおにぎりなのに、頬がきゅーっとなるほど美味い。うまーい!と吠える。セブンイレブンは天才だな!と悶絶する。

それからもちろん、2日ぶりに会う子どもたち。きゃ〜っと出迎えてくれるところから可愛くて可愛くて、まるでおぼっちゃまくんのパパ状態。嫌がられるまで、耳元で愛を囁く。ついでに夫にも、心からの感謝でハグできる。

他にも、長いこと履いていたハイヒールを脱ぐ瞬間、風呂上がりにビールを開ける瞬間など、忙しい時ほど小さなことが幸せに感じる。暇が飽食だとしたら、多忙はファスティングダイエットなのだ。

うん、今からこのnoteを自分で3回読んで、まだまだ続く繁忙期を乗り越えたい。

#繁忙期 #日記 #ワーママ #幸せ #とは
#日常 #3月 #仕事



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