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地元を離れる高校生に贈る言葉

豊岡を離れる高校生へ。
豊岡市がこの時期に行う素敵な取り組み、知ってますよね?

コウノトリの野生復帰プロジェクトで有名な豊岡市。
兵庫県北部の片田舎にあり、例に違わず人口減少に直面しています。
この地域では高校卒業を機に卒業生の約8割が地域外へ出ていきます。
当然、地域にとってこの流出はかなりの痛手です。

でも、豊岡市は地元を離れる君たちを応援しています。
その名も「わかもの巣立ち応援プロジェクト

さすがコウノトリの郷なネーミング。

素敵なポスター20枚と、
それに添えた僕の余計な一言をスルーしながらお楽しみ下さい。
本物が見たければ豊岡駅のコンコースで全部見られるよ。


この春、豊岡市を巣立つ皆さんへ。
コウノトリのように、
自由に羽ばたくときがやってきた。
どこにだって行ける。何にだってなれる。
可能性だらけのあなたに、
豊岡も負けていられない。
世界に通用するローカルを目指して。
あなたが帰りたくなるまちを目指して。
私たちも、このまちで頑張ります。
卒業おめでとう。飛んでいけ。
豊岡市民一同
飛んでるローカル豊岡

一緒に羽ばたくぞって感じが良いね!一緒に!!
君たちが帰るころには、お互いにパワーアップしてるんだ。


育った景色がいつの日か、あなたの支えになりますように。

変わらない景色がいつかきっと君たちを支えると思うんだ。
仕事人かっこいい…


3年間、ご乗車ありがとう。新しいまちに、出発進行。

あー!響く!3年間乗車した君にだけ、しっかりと。ベタな感じも良い!


家業を継ぐのも悪くない。(こんな幸せもついてくるし・・・)

家業がありながら地元を離れる子は揺れまくりなんですよね。
悪くないという言い回しがストーリーみある。悪くないと言える人生も良き。
カッコ内のやつは要らなかった!


おしゃべりしにきてね。おばちゃん、いけるとこまでいくから。

この方は名物おばちゃんなんですかね?
近所の名物おばちゃん的な人って生きてるだけで安心させてくるんですよ。離れるとわかります。強い。


出たほうが見える。ふるさとの良さも、やりたいことも。

それ!それそれ!しっかりと見てね!


戻ってくるなよ。頑張れよ。

戻る予定で出る人も居るし、この言葉が都落ちみたいな感覚を蔓延らせるから、もう戻ってくるななんて言わなくて良いと思います!
戻って来るのは普通にありえる選択肢だよ!


これを言うのも、これが最後です。器を大きく!!

わー!繰り返し言ってたんだろうなぁ!定番なんだよね?
こういうの好きです。器を大きく!!ってモノマネとかしてる?
器を大きく!!


大学なんてやめたっていい!

覚悟さえあれば!それがしっかりと考えた末の結論であればOK!
時代も自分も変わる。過去の自分を裏切ることは悪いことじゃないよ。
発言者がブログでこのコピーについて裏話を綴っています。


出るなら東京。全部吸収しておいで。

それ!
でも厳しいことに君たちのほとんどは京阪神に出るんだよね。
でも、とにかく吸収できることは多いよ!


誇れる仕事をしよう。あと、親には感謝な。

そういえば、進学じゃなくて京阪神に就職の子も多いもんね。
どんな選択肢から選んだの道かはわからないけど、誇れる仕事をするってすごいこと。誇れる仕事をしようだなんて言える人なんてごくわずかです。
あと、親に感謝できるのもすごいこと。


直感ですすめ。おもしろい!と思った道を。

直感って思ってる以上に強い。ワクワク感に突き進む勇気!


迷わず進んでね。帰れる場所なら、つくっとくからさ。

かっこいい先生だね!器が大きい!
躊躇するにもエネルギーを使うんだ。どうせ使うなら歩みの一歩に。


楽しくやれよ。楽しかった高校生活、全部超えちゃうくらい。

高校生活を高いハードルとして設定してるのがね。絶対超えてね!超えたところで、高校生活が大切な時間だったことには変わりないから。


ちゃんと食べなさい。ちゃんと友達をつくりなさい。ちゃんと元気でいてください。

それ!健康大事。実家を出たら、健康に気遣ってくれる人なんて居ないよ!
友達については余計なお世話だよね!


さ、あとはもう、夢を叶えに行くだけ。

やりたいと思ってもブレーキがかかりやすい田舎高校生。
応援したくても、在学中の君たちには言えないアドバイスが先生にはあったはずなんだ。ウズウズしている君たちを見ていたからこそ出る言葉だよ!


帰りたい店と、帰りたい街を、つくって待ってます。

素敵。将来、もし帰ってきたなら、一緒に街をつくろう!
きっと君たちにとっても素敵なアニキだったんでしょうね。


環境なんて、自力で変えられる。どこに行っても。

変える必要ないです!若者よ、無理しないで。自分を認めてくれる環境を選べば良いのです。
場合によって、自分が変わる必要もあるけどね。


豊岡もいいよー。思ってる以上にいいよー。

いつか思ってた以上に良い場所だと思えたら、このおじさんみたいに呟いて欲しい。意外と似たようなタイミングで、同級生も思ってた以上に良い場所だって思い始めてるから。


おばちゃんまだおったん?って言いに来てね。いつでも。

まじで「まだおったん?」って言っていいからね!
君たちが思ってる以上に、街の人は君たちに構ってもらいたいんだ。一方的に大好きでごめんね!



余計な合いの手が多めになってしまいました。
実は自分は新温泉町の出身在住で、豊岡に勤務しているUターン28歳なんだけどね笑
僕も大学進学で東京に出るときに、こんな風に送り出されたかった。

だから君たちがすごく羨ましい!

高校生の僕は町が好きで、好きなまま、帰ってくると心に誓って出ていきました。
地元を好きな人が、地元を好きだと言えるのはすごく良い地域。
好きだと言うことが異端じゃないだけで羨ましい。

あと、
地元が好きだったら絶対に帰ってこなきゃいけないとか、そんなのはない。
地元に暮らさなきゃ素敵な地元を作れないとか、そんなのもない。

実はどこからでも地元を活かせるし、楽しめるし、愛を伝えられる。

ただ、
いつでも帰ってきていいし、
君たちと但馬で一緒に暮らしたいという気持ちがあることだけは伝えておこう。

卒業おめでとう。飛んでいけ。

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