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エロはダメですか?

 Twitterのトレンドで「AV禁止」なんて出てきたから何かと思えば「AV対策法案」の可決に向けた流れで立憲民主党が妙な検討を始めたようですね。

あくまで検討ですから、自由ですけど、どこの票を狙って喋ってるのか理解不能です。

最近の日本は性描写に敏感な人がよく騒いでいるようですね。

彼らは「思春期の男子中・高校生かよ」と思うほど敏感です(笑)

いつかSEXすることにもクレームが入りそうで今からため息が漏れます。

・対策の意味とは?

 さて元々はAVへの出演を強要されたという調査報告書が数年前に発されたことが、本法案へとつながる話です。

NGOによる報告書をきっかけに話題になり、AV業界は対応しました。ルールを決めるなどして業界のクリーン化に努めたのです。

ですが、それでは収まらなかったのでしょう。成人年齢が18歳に引き下げられたことを理由にAV対策法案は話題になりました。

 18歳が被害にあうのを防ぐという名目は正当性があるように見えますが、どうなのでしょうか。

まず、20歳と18歳の年齢で何が違うのでしょう。

私はそもそも今回の成人年齢の引き下げの意味がわかりません。むしろ余計な混乱を招いていると思います。

タバコも酒も20歳のまま、ただ社会活動の場においては18歳で大人と同等に扱うというのはよくわかりません。

「勝手に成人年齢下げて、詐欺に気をつけろってどういうことだよ」とクレジットカードに関連する詐欺防止の広告を見て感じませんか。

 このAV対策法案もNGOの調査報告書を受けて健全化したAV業界にとっては余計なお世話のように感じます。

このような規制はむしろ悪影響を及ぼすのではないかと感じるほどです。

アメリカの禁酒法の例がわかりやすいと思います。法律で規制されると違法の商品が裏で流通する可能性があるのです。

本法案がかえって業界の治安を悪化させるのではないかという懸念はすでに識者である安田理央氏から指摘されていることです。

・「性」に過剰な国へ?

 「全会一致で成立を」と自民党の高市氏が話しているのを見ると与野党共に「表現の自由」に関して冷笑的なんだなと感じます。

ここ最近の「性表現」(特に女性)に対するフェミニスト(?)の風当たりはどんどん強くなっているように感じます。

「月曜日のたわわ」「Vtuber広告」など。このAVに対する規制は今後、アニメなどの同人業界にも派生していくでしょう。

※すでに東京都は不健全図書なる区分を設けて漫画を規制しています。

「痴漢」「AV出演強要」というのは犯罪です。ですが、それを防ぐために何でも蓋をして見えないようにすればそれでよいのでしょうか。

この「批判して、規制して、どうにかなる」という発想は感情論であって、必ずしもそれで問題が解決するとは思えません。

 私はむしろ蓋をすることで助長してしまうのではないかと考えます。

市場経済において販売が終了した商品は後にコレクターの間で需要が高まり、価値が高騰します。

それにあやかる形で模造品が出てくるのです。

これと同じようなことが起きるのではないでしょうか。

蓋をしたことで、それまで解消できていたストレスが解消できず、犯罪行為に手を出してしまう可能性は十分にあると考えられます。

 「懲罰で解決」はやってる感はあるのですが、必ずしも問題を解決しているかは場合によります。

ですから、「AV禁止」の検討もそうですけど「表現の自由」であったり、業界の動向、規制の効果などを確認したうえで話してもらいたいです。

 フェミニストの「性搾取」や「プラトニック」さには全体主義の匂いがプンプンして困りますね。規制が全てではないと思うのですけど。

こういう規制によって、出来ることが少なくなるのも、見れるものが少なくなるのも悲しいですね。

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