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#98 毒親育ちが離婚を決めた理由。

この記事は、

☑離婚をしようか悩んでいる
☑結婚生活が思ったよりしんどい
☑パートナーと噛み合わなさすぎる

と感じている方へ参考になれば嬉しいです。




毒親育ちの私が離婚を決めた理由

現在、私は「バツ2」の途上にいます。

ちょうど調停裁判で離婚の手続きを進めているところで、年内か数年後には完全に「バツ2」、さらにはシングルマザーとなっているはずです。

そんな私が離婚を決めたのは、「もう無理!」と思ったことです。

これは、私にも非があってもなくても、です。正直、自分が無理だと思ってるなら、相手も同じように思っていると思います。幼稚な発想に聞こえるのは承知ですが、理由は違ったとしても、「無理なものは無理」なのです。

私の場合、

  • ケンカのたびに記入済の離婚届を相手が持ってくる(1回目)。

  • 相手の金銭トラブルが絶えず、3年間で5回も10万円以上を私が貸した。私の隠れ貯金を使い込んだり、隠れて借金もしていた(2回目)。

という感じです。こんなことで離婚するなんて…と思われるかもしれないですが、歩み寄っても開き直り、話に聞く耳を持たなかったので、どちらも信頼関係を築くうえでは致命的だと思っています。


離婚は小さな違和感の積み重ね

私は、「離婚は小さな違和感の積み重ね」だと考えています。

もちろん、まだ付き合っているときに違和感に気づいてお別れできればいいのですが、恋は盲目…ですからね。違和感に気づいても見ないフリをしたり、「素敵な自分」を演出するために隠してることだってあります。

相手に好きになってもらうために多少の背伸びは誰でもあります。ボロが出るのが結婚後…なんてことも多々あるのではないでしょうか。

2回も結婚に失敗している私が言うのも変ですが、だからこそ「付き合っているときから理性を働かせて、冷静に相手の自分も見つめることが大事」だとも思います。

そして、もし無理だと思ったらすぐに逃げられるように仕事を続け、収入源を持っておくこと。仕事の家庭の両立は大変ですが、選択肢を自分から減らさないことも気をつけたいですね。

おそらく「男性を見極める力がないタイプ」なんだろうと自覚している私の視点だけでも、下記のようなものが挙げられます。

☑相手の話を聞かない&興味を示さない
☑相手の話を自分の話にすり替える
☑言葉と行動がともなっていない
☑過去の出来事の自慢話しかしない
☑プライベートの交友関係がゼロ
☑会話のキャッチボールが成立しない
☑大事な話をしない
☑後出しジャンケンで自分の意見を言う
☑自分のことを過大評価しすぎている
☑常識や世間体にこだわりすぎている

これらはあくまで一例です。他にも探せば山ほど出てくるかもしれませんが、目くじらを立てて細かく相手を見る必要はありません。ですが、根拠はなくても感覚的に変だなと感じたことがあれば、頭の隅に置いておくことがおすすめです。

「直感は意外と当たる」が個人的な持論です。


離婚を即決しなくてもいい

とはいえ、直感的であっても、日頃の積み重ねの結果であっても、離婚は即決しなくてもいいです。

DVなどで身の危険を感じる場合を除いては、今後の人生設計について考える必要もあるからです。子供がいる場合なら、なおさら離婚に慎重になるのは言うまでもありません。

私の場合、夫の金銭トラブルは結婚直後からあったので、将来的に離婚したほうがいいなと頭の隅に入れてはいました。ですが、今は休職していて十分な収入があるわけじゃないし、早くても小学校に上がる頃を目安にしていました。

ところが…これまでと同じような金銭トラブルを繰り返す状況が今年に入って発覚し、現在に至ります。正直、今の状況で不安はありますが、その対策さえ立てたれればどうにでもなるんじゃないかと思い直してます(実際、どうにかなる目処も立っています)。

私は離婚を推奨するつもりはまったくありません。ですが、苦しみ続けるとわかっている結婚生活を続けるくらいなら、別々の道を歩んだほうがいいのではと考える派です。

十分に考えて、自分が納得できる答えを出せればいいと思います。納得できるまで考え抜くことが大事です。


離婚という名の「レッテル貼り」

以前、「自分に非があると思わないんですか?」とコメントされたことがあります。

私の答えは「ケースバイケース」です。

夫婦に限らず、人間関係の破綻は、

☑お互いに非がある
☑不満を含め相手に言いたいことを言えない
☑相手との会話が成立しなさすぎる
☑相手に対する思い込みで行動してしまう
☑一方が犯罪・不倫など一線を超える

というようなものがありますが、どんな状況であっても「一方に明らかな非がある」または「割合が違っても、どちらにも非がある」のどちらかに分類されます。個人的には、1回目の離婚は後者、2回目の結婚は前者が主な理由だけど後者もある…といったところです。

昔と比べると、今は離婚に肯定的な人も増えていますが、何回も離婚していると「人として難アリなのでは?」とレッテルを貼りたがる人も一定数います。そういう人は、周りの人をラベリングして自分が優れた人だと思いたいのでしょう。

一方で、ラベリングをしたがる人ほど、結婚願望が強い、結婚に憧れを持っているなどで、結婚・離婚した人が羨ましいのかもしれないですよね。相手を避難することで、結婚していない自分を正当化したいといった具合です。

どんな理由であれ、自分が正しいの一点張りでは根本的な解決にはならないし、良好な関係は築けません。身近な人がレッテル貼りをしてくるようなら、距離を置いてもいいのかもしれないですね。


まとめ:離婚は自分が納得できればいい!

この記事は、

☑離婚をしようか悩んでいる
☑結婚生活が思ったよりしんどい
☑パートナーと噛み合わなさすぎる

と悩んでいる方へ、毒親育ちで現在ママ、これから離婚しようとしている私の考え方を紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。

人生、何が起こるかわかりません。私自身、まさか自分がバツ2になるとも、子供を授かるとも思ってもない事態です。予想外の人生を歩んでる…と言っても過言ではありません。

その出来事にぶつかったとき、正直「マジか?!」と思ったし、色々思い悩みました。それでも予想外の人生を歩んでいるのは、自分が納得できるまで悩み抜いたからです。

シングルマザーが大変なのも知っています。それでも、お金を使い込んでトラブルが絶えない夫との生活をするくらいなら、自力で踏ん張ったほうがいい。私なりに結構な覚悟を持って決断しました。

夫が家にほとんどおらず基本ワンオペ、子供が夫にまったく懐いていなかったことも大きな後押しになりました。家庭環境によって決断の仕方が変わるとはいえ、今の生活を維持する方法はいくらでもあります。固定概念に縛られすぎないことも大切ですね。


このコラムでは、毒親育ちママの私が、子育てや仕事で考えたこと、感じたことをざっくばらんに紹介しています。「子育てが不安」「毒親の悩みを聞いてほしい」などの相談は、事情のわかる人に話すのがイチバン!


2023年4月から、毒親育ち向けのオンラインコミュニティ「脱・毒親育ちプロジェクト」を立ち上げました。

毒親育ちであっても、自分の人生を歩めるきっかけを作りたいと思ってこの形にしました。みなさまのご参加をお待ちしております!

▼脱・毒親育ちプロジェクトはこちら


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