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#93 会社でワーママの昇進・昇給は難しいと感じる。

この記事は、

✓これから復職をする予定だ
✓復職するか退職するか悩んでいる
✓女性の活躍について思うことがある

という状況の方にとって参考になれば嬉しいです。


会社でワーママの昇進・昇給は難しい

先日、とあるツイートがバズっていたので、今回はこのツイートをベースに、話を展開しようと思います。


このツイートのコメント欄、実は賛否両論であふれていたんです(興味のある方は、リンクからクリックをしてみてください)。バズればいい…みたいな考え方かもしれないですが、だからこそ考える余地があるのかなとも思います。

【注意】
ツイートは現在削除されています!ABEMAでこのツイート内容を深堀りした映像がありましたので、興味のある方は下記よりご確認ください。

【子育て】男女で評価や昇進に違いは?女性も働きやすい会社とは

結論を先に申し上げると、個人的に「企業において、ワーママは不利だな」と感じます。

前提として、勤務先の規模、風土・文化、方針など、会社の体制でワーママの扱いが違うので一概に決められるものではありませんが、ワーママの昇進・昇給がネックになっているのが【時間】なんですよね。

これは仕事というより、そもそも人間関係を重視した結果かな、と。仕事に限らず、接点が増えれば親近感がわき、親近感がわけば大切にしたいと思って情が移る……それができるまでには、それなりに多くの時間を要します。加えて、会社では会社の事情が優先されるので、会社の業績に貢献してくれる、上司が気持ちよく仕事ができるなど、会社と上司が気持ち良くいさせてくれることが重視されやすいんですよね。

それに対して、ワーママは限られた時間の中で、どのくらいのパフォーマンスができるのか。ワーママの中にはフルタイム勤務の方が増えているかもしれませんが、まだまだ時短勤務が多数派でしょう。さらに、子供が発熱などでお迎えが必要なら、会社に居られる時間には上限が生まれます。焦る気持ちが募ってミスが連発してしまうかもしれないですし、私のように適応障害など精神疾患に患ってしまうかもしれません。

会社として差別・区別するつもりはなくても、「会社に貢献していない人」と扱われやすくなってしまうんじゃないか。ワーママ自身がどんなに努力をしていても、フルタイムだったり、休職をしてない同僚たちと比べると差が歴然とあってかなわないから、上司としても「がんばりを認めながらも評価には値しない」という判断をせざるをえないんじゃないかなと推測します。

そのため、会社員として、昇進・昇給を目指そうと思ったら、限られた時間の中で他の同僚以上のパフォーマンスと業績(成果)を上げなければいけない……ということではないでしょうか。


ワーママの昇給・昇進は実現できるのか?

となると、問題になるのは「ワーママの昇給・昇進は実現できるのか?」ということです。

個人的には、昭和にさかのぼって「モーレツ社員」並みに働き、かつ上司に好かれる振る舞いをしない限り、ワーママの昇給・昇進は難しいんじゃないのかと考えています。なぜなら、ワーママ世代の上司は昭和の気質が抜けきらないからです。

「敵を知れ」となると、ワーママ世代の上司は昭和の価値観に引きずられている人が多いのかな、と。上司のように管理者にあたる人は、今の時代に合う価値観にアップデートをしようとする人はまだまだ少数派なので、不本意でも、昇給・昇進のためには昭和の価値観に合わせざるをえないことが多いのではないでしょうか。

もちろん、仕事をどのように捉えるのかでもだいぶ違います。養育費を稼がないといけないと思うワーママはいらっしゃいますし、昇進・昇給をしていきたい(しなければならない)と思われている方もいらっしゃるでしょう。ですが、「あなた自身が、そのような働き方をしたいのか?」という点は自問自答する方がいいんじゃないかと思うのです。

そもそも「何で仕事をするのか」と、原点に立ち返った方がいいのかなと。仕事が好きで好きでたまらない……という人にとっては愚問ですが、仕事以上に大切なのはワーママ自身の健康なんですよね。モーレツに働くのはウェルカムでも、それに伴う精神力・体力があるのかと考えると、話は別問題。自分は大丈夫だと思っていても、そうでもなかったことはあります(私もそうでした)。

時短勤務は長続きしない働き方」という記事でもご紹介した通り、会社で働くワーママには向き、不向きがハッキリと現れるなと考えています。働き方のバリエーションが増えている今、会社勤めだけに固執するとワーママはしんどくなってしまうんじゃないかと思うのです。


ワーママの復職・退職問題も検討する

最後に、産休・育休の最中のワーママにとって悩みどころなのが、「現職に復職するか、退職するか」の問題。仕事はしたいけど、現職は難しい、現職が働きづらい、現職を続けるモチベーションが低すぎる……など、復職が近づいてくるほど悩みが深くなるでしょう。

個人的には、「産休・育休中に結論を出さなくてもいいんじゃないか」と考えています。

現職がどんな職場でも、産休・育休で最大3年程度の空白があるので、会社も変わっています(むしろ、会社は発展してナンボな側面があるので、あなたの在籍時から何も変わっていないとしたら問題かもしれませんよね)。正直、「復職して見ないと、社内の様子・雰囲気は分からない」ですし、とりあえず復職してから見極めても遅くはないんです。

現職に復帰して、会社の状況を見極めたうえで「継続」「退職(転職かそれ以外の方法を選択する)」のいずれかを選択。どちらの場合においても、仕事をする目的です。その目的に合う方法はいくらでもあるので、目的を起点として、ご自身の人生に合う選択をしていった方が、方法としてわかりやすいのではないでしょうか。


まとめ:ワーママの働き方はカスタムできる!

この記事は、

✓これから復職をする予定だ
✓復職するか退職するか悩んでいる
✓女性の活躍について思うことがある

という方へ、毒親育ちで、現在はママになった私の見解を紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。

今回の記事内容について、ワーママの立場では多かれ少なかれ「思うところ」があるんじゃないかと思います。私は、青木さんの考えも理解できるし、会社として考えるであろうことも理解できるので、どちらが良いとも悪いとも判断しかねます。ただ、組織として考えると、会社を優先せざるを得ないし、ワーママには不利な点が多いなと感じています。

とはいえ、インターネットの普及によって、オンラインで働くこともできるので、ワーママだからこそ柔軟な働き方に変えてもいいんじゃないかと思うのです。健康第一で、自分を大切にできる働き方を選んでみるのはいかがでしょうか?


このコラムでは、毒親育ちママの私が、子育てや仕事で考えたこと、感じたことをざっくばらんに紹介しています。「子育てが不安」「毒親の悩みを聞いてほしい」などの相談は、事情のわかる人に話すのがイチバン!

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