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場づくりにおけるグラウンドルールは重要。でも『ルール』でいいの?

毎月開催している場があります。

オンラインとはいえ、定期的に学びの場があることは大切です。
毎回楽しみにしてくださっているようで、予約はほぼ満席という状況が続いています。
そういう機会をつくりたかったので、わたしは幸せな気持ちで場づくりに励んできます。

さて、そんな大切な場であるからこそ、安心安全な場にすることは何よりも大切な前提条件となります。それを支えるグラウンドルールの存在は非常に重要で、いつも丁寧にお伝えすることを心がけています。

グラウンドルールがあることで、何をよしとし、何をしてはならないかが明確になり、互いに必要以上の心配を抱くことなく思い切り楽しめる、とわたしは解釈しています。


が!

果たして『ルール』でよいのかと・・・実は悩んでいます。


ルールは、守るべきことを記したもの。
守ることが前提であり、破れば罰則があります。

マナーは、他者への配慮や気遣いのこと。
一定の約束事として各自が守ることで心地よく過ごします。

モラルは、自制するための基準のこと。
罰則はないものの、破ればルール違反につながる可能性があります。


こう考えると、わたしは『マナー』がもっともしっくりくる感覚です。

でも「グラウンドマナー」という表現は何だか違和感が(笑)


「大切にしたいポイント」
「今日のおやくそく」
「安心して学ぶために」

例えばこのようなタイトルをつけたらいかがでしょうか?
ルールよりは柔らかな印象になると思いますし、罰則があるという雰囲気は薄れるように思います。


人を動かすには2つの方法があります。
それは、「希望を与えるか」「恐怖を与えるか」です。

わたしは、大切にしたいポイントは「希望」、ルールは「恐怖」と捉えているのかもしれません。

「守らなければならぬ」という恐怖は、委縮して言動が減ってしまいかねません。かといって自由に何でもというわけにもいかないので、超えてならない一線を示すためにも、最低限の決まりごとは必要です。

そこで、「積極的に守りたい」と思えるようなポイントややくそくを示して、希望が持てる決まりごとにしたいと思います。


例えば、「自分を決めつけない」というルール。
極端に言えば「自身も決めつけてはならぬ」と決めつけているわけです(笑)
でもニュアンスとしては「それって自分を決めつけていない?と心に問いかけてみましょう」ということです。
短いフレーズにすると「自分を決めつけない」ですが、掲げるものがルールか大切にしたいポイントなのかで、その捉え方は違ってくると思います。

だから、口頭で伝える際には、「今日のおやくそくを読み上げますね。みなさんも大切にしたいポイントとしてぜひ一緒に読んでみてください」と一言添えます。
何気ないひとことですが、これだけでも印象は変わるはず・・・と信じています。


日本人は真面目で、ルールや決まりごとがあると守らなければならぬという意思が強く働くと言われています。「○○するべからず」の精神です。それだけに、何の違和感もなくルールを掲げられると守ろうとします。

一方で、いつの間にかルールを守ることがルール化され、ルール違反は罰すべきという気持ちが強く働いてしまうこともしばしば。

このあたりの柔軟性を持たせるためにも、ちょっとした表現を工夫することで場づくりに効果を生み出せれば・・・と思って活動しています。


あなたの場づくりでは、どんなグラウンドルールがありますか?
それはルールですか?大切にしたいポイントですか?
ぜひ一度、考えてみてください!




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