見出し画像

X(Twitter)でママ友ができた

妊娠がわかった時、情報交換をしたり励まし合う仲間が欲しくて、妊婦同士フォローし合うため、当時Twitterのアカウントを作った。
俗に言う「マタ垢」「ママ垢」だ。

妊娠中はつわりがひどく、仕事も早々に辞めてしまっていたので、寝室にこもりベッドとトイレを往復する日々を送っていた。

そんな中、同じ時期に妊娠しつわりと戦う、顔も名前も知らない女性たちの存在は、同志のようで心強かった。

「トツキトオカ」「ninaru」といった妊婦向けのアプリを毎日確認し、週数を更新すると貰える記念画像を投稿し、妊婦健診の後には赤ちゃんがどのくらい成長していたか報告し合い、赤ちゃんたちが元気に育ってることを喜び合った。

「予定日まであと100日」などの節目には、記念としてミスドを買って、100の数字に見立てて写真を撮って載せたり、妊娠31週になるとサーティーワンのアイスを買ったり、フォロワー同士で同じことをするのが一体感があって楽しかった。

妊娠中にマタ旅やオフ会をしている子もいて、私は産むまでつわりがあり毎日吐いていたので眺めていただけだったが、大変な妊婦生活を工夫して楽しんでいる彼女たちの姿は、とても励みになった。

相互フォロワーのほとんどは出産予定日が近かったので、みんなとほぼ同じ時期にママになれたのが嬉しかった。

出産から3ヶ月くらい経った頃、Xの相互フォロワーの関西のママたちでハロウィンパーティーをしようという募集があった。

私はあちこち転々と引っ越していて関西に友達がほとんどいなかったので、そのパーティーに参加することにした。

当日、初めて夫なしで息子と電車に乗った。
元々方向音痴な上に土地勘が全くなくて、エレベーターを探しまくって、1時間以上余裕を持って出たのに遅刻してしまった。

会場はベビールームのある広いカラオケの個室で、約10組のママたちが集まった。
育休中の人がほとんどで、みんな出産したとは思えないほどすらっとしていた。可愛かったり美人だったり、都会の人は垢抜けてるなぁと思った。

ネット上ではよくやり取りをしていたが、初対面の人たちと、しかも赤ちゃん連れなのは緊張した。
でもみんな気さくで優しくて、すぐに打ち解けられた。
カラオケのフードメニューをつまみながら、楽しく会話した。

昔どこかの研究記事で見たことがある。初対面の人同士が同じ部屋で過ごすと、男性は黙ってしまうそうだが、女性はすぐに会話を始めるそうだ。
今の時代にこういうことを言うと、すぐに「人による」「性差別だ」と言われてしまうかもしれないが、女性脳は会話好きにできているような気がする。

赤ちゃんたちはみんなほぼ同時期に生まれているので、当時生後3〜4ヶ月。
まだ首座り前だったけどもう寝返りをする子もいたり、おとなしくミルクを飲んでいる子もいれば、置くとすぐに泣いてしまう子もいて、個性豊かでどの子もとても可愛かった。

ハロウィンの飾り付けを用意してくれていたので、みんなそれぞれの赤ちゃんにハロウィンコスプレをさせて写真を撮った。
日常は育児に追われていたので、こういった特別感な機会を作ってもらえて良かった。

楽しい時間を過ごした翌日、全く寝返りをしなかった息子が急に寝返り練習を始めた。
ママ会は第2回も参加したのだけれど、その翌日も、息子は今までしなかった動きをして見せた。
赤ちゃん同士の触れ合いは、発達を促すのかもしれない。

育児は孤独になりがちだけど、同じような悩みを相談できて、共通の話題がたくさんある「ママ友」がたくさんできて、勇気を出してコミュニティを広げることの楽しさを実感した。

↓大好きな育児漫画家のまぼさんの本

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?