私は何者か、461
好きなひとにスキされる。そんな嬉しいことはない。そのための時間など、どれほど長くても構わないし、どれほどの、どれほどのなどと、考えるだけでも、それは素敵な時間である。好きというのは、どれほど特異なことであり、また、どれほど得意に思っても良いことである。ひとりでもいい、理解者のあること。ひとりでもいい、気になる人のあること。スキとはなんぞ、不思議なご縁よ。済んだことなど、問題ではない。未完の、冷たい水のなかの、それは、私であるのか、太陽であるのか、月であろうや。いや、あなたであるのか。ふたりでひとり。ひとりでふたり。いや、ひとりでひとり。つまりは、ふたりでふたり。よ。
わかっている。
ひとりである。
だから、呼ぶし、また、呼ばれる。
ピラルクの鰭のゆるやか水を遣る私の住まう私の在処
グールドのバッハでもあり湧き出ずるおんど奏でてひとであるゆえ
thanks.
わたしは何者か。
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