お手紙のススメ。

ファンレターを書くのがとっても好きだ。
昨年8月に好きになった推しに、9月~12月の間で3回出した。
1月は我慢した、やばい奴と思われたくはなかったので。
バレンタイン辺りにまた出すつもりで準備を始めたので、今日はその話。


なぜそんなにファンレターを出したか。
それは、とにかく相手が好きで伝えたいことがありすぎたから。
当たり前すぎることを書いたが、実際ファンレターを書く人間の動機は大体これじゃないかと思う。

私の場合、推しがいつもマイナーで人と語り合えない寂しさも手伝った。
私にとっては最強の推しばかりだと言うのに、とにかく存在が知られていない。悲しみ。

考えに考えすぎた結果、ひらめいた。
「語る相手がいないなら、推し本人に良いところを語れば良くね?」


推しに感想として良かったところを還元する。
そんな突拍子もない思いつきから、出したいと思った人にはファンレターを書くようになった。
なので、私から手紙を貰っている人が芸能界には数人いる。魅力的な人がそれだけ多い業界だから仕方ない・・・と開き直っておく。
浮気じゃない、推し増しです。


ファンレターにはちょっと特別な力があると思ってる。考えてみてほしい。
今どき、好きな気持ちはSNSで呟くだけでも届く。大体の有名人は何かしらSNSをやってるだろうし、コミュニケーションを取ろうと思えば取れると思う。


そんな時代に『手紙』という手段を選ぶ。
これを言い換えれば、自分を晒して思いを伝える行為とも言える。
 
ポストへ投函した瞬間、SNSの名前も素性もわからない電子の海の中の人間ではなくなる。
相手にとって明確に『〇〇に住んでいる〇〇さん』になっていく。
個人情報が少しでも漏れれば大騒ぎになる時代に自ら住所という居住地をさらけ出して、一方的に好きな気持ちを伝えているのだ。
こう書くと、なかなか重さを含んでる気がする。

この重さを逆に捉えてみる。送られる著名人側から見た時、応援してくれる人間がいることの現実味が増すんじゃないかと。


もう1つの特徴として、手書きの文字を送るというところがある。
この『手書き』という部分がとても重要で。
打ち込んで出てくるフォントは、誰でも同じ文字が書ける。でも、直筆なら完全に同じ文字は無い。
手書きの文字が、私という個人を浮き上がらせてくれるというわけだ。
住所などの個人情報と手書きの文字。
これが合わさった『手紙』は、相手に対して存在感を強く感じさせることになる。と、思う。


自分に他人の人生を変えるほどの影響力があるとは全く思ってない。
だけど、ほんの少しでもポジティブな気持ちになってくれたら良いなと思ってる。
私の手紙で推しの1日の明度が上がったのなら、それ以上の幸せは無い。
推しに応援している人間が現実にいると知っていて欲しいのだ。


現実的な話、ファンに出来ることは『表現に対価を払うこと』や『好きだと言い続けること』くらいだと思う。
こちらは人生丸ごと推しに支えられて、生かしてもらったとしても。
だから、出来ることは精一杯やる。
伝えれば良かったと後悔するくらいなら、思い切ってやった方が絶対に良い。


推しの良いところ探して文章にしていく作業は楽しい。
ボールペンで清書するのは細心の注意を払いすぎて精神を削られるけど、好きな人にたくさん向かい合ってると幸せになれる。

自分の存在を知られることを不安に思ったり、良い文章や字の綺麗さをなど考えて躊躇する人も多いと思う。私もそうだ、今も頻度とかで迷う。
だけど、それ以上に伝えたい思いがあるのなら、推しにたくさんの感謝と愛を伝えてみるのはどうだろう。
きっと、喜んでくれるはずだと信じて。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

推し活用noteに以前上げたものを、修正しての投稿です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?