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自分で育てたスパイスでカレーを作るVol.3

やんばるの4月は、春の終わりと夏の始まりの季節。
畑では、セリ科などの植物は花芽をつけて種を作る準備に入り、夏の主力作物である島オクラの作付けが忙しくなる。
そんな時期のやんばるでは、グリーンカレーのペーストに使うスパイスやハーブが揃う。

やんばるグリーンカレーペーストの食材たち

左下から時計回りで、カー(タイの生姜)、レモングラス、パクチー、ホールスパイス(ブラックペッパー、コリアンダーシードは昨年収穫して乾燥したもの)、青唐辛子、島らっきょう(ホームデーンの変わり)、ニンニク、そしてバイマックルー(コブミカンの葉)。
これらに、クミンシードとカビ(エビの発酵調味料)を合わせてひたすらクロック(小さい石臼のようなもの)で叩き、繊維を壊してペースト状にしたらできあがり。

フレッシュな自家製グリーンカレーペースト

フレッシュなペーストは、市販のものに比べ、初々しい香りが特徴で、一つ一つの香りたちが、「我こそは最高の香りだ!」と言わんばかりにトンガっている。
ある程度まとめて作り、少し寝かせてあげると調和してまとまりのある味と香りに落ち着く。冷凍でフレッシュのまま保管もできるので、急に食べたくなった時にとても便利だ。

まずはグリーンカレーを作って素麺で!

やんばるはもう暑いのと、最近ダイエットを始めたので素麵でいただきます。(タイではこんな風に食べることも多いらしい)

ぺーストを使ったチャーハン

市販のものの原材料を見て、何が入ってて、その中の何が育てられるかを考えて栽培して、出来る限り地元のものでそれを再現するのは楽しい。
みんなが思ってるほど難しいことはなく、意外と簡単にできてしまうモノもたくさんあるはず。
ただ、栽培からとなるとなかなか時間が掛かる、、、。このペーストを再現するまでに数年かかったよ。

でも、これを食べた時は申し訳ないけど、どんなシェフが作る料理よりも最高に美味しい!やっぱり、「やんばるは美味しい」のだ。

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