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色を纏うということ

まさかの再び4週間ぶりの投稿です。2024年もまだ1ヶ月余りしか経っていないとは思えないほど濃密。というか時間感覚がずっと変な感じです。数時間が数日分の濃度に感じることも。うげっ。みなさんはどんな体感があるでしょうか。

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2020年頃、自分自身に還るというプロセスの過程で、私は次第に鮮やかな色合いの服や靴などを身につけるようになりました。クラニオセイクラル・バイオダイナミクス(頭蓋仙骨療法)を学んでいたとき、講師の方が「ボディワークを深めていくなかで“色”を着るようになる人は多いのよ」と教えてくれた。それぞれのチャクラカラーと連動することもある、と。(私は参加していなかったのですが、CHAではDiamond Logosの「7 retreats」というのがあり、まさに色のテーマと共に向き合う内容のようでした)

色鮮やかな配色への興味関心は、自分に還る過程が深まるのと比例するかのように私にも訪れました。長らくネイビーや紫、白、シルバー、アースカラーなど割と地味な色合いばかり着ていたのに、目に留まる色がみるみる変わっていったのです。それは驚くほどに内から湧き上がる欲求に似たもので、色鮮やかな配色のものを自然と手に取るようになっていました。

当時はコロナ禍だったこともあり、ファッションブランドのセールがオンライン開催されていました。最初に手にしたのはベルリンで活躍する韓国出身のDJペギー・グーのブランド「KIRIN」が展開していたフーシャピンクのスウェット。慣れ親しんだブランドでもないのに試着もせず、オンラインで購入するのは初めてだったけれど思いのほかお気に入りに。それから蛍光色をはじめ、色とりどりのファッションを楽しむようになり、気づけば派手な格好が定番化するまでに変容していきます。

嫌われたくなかったーvortex講ー』でも触れていたように、これは私が「嫌われないように」「目立たないように」と生きてきたことから「自分らしさを自由に表現して大丈夫」「自分という存在感を出しても大丈夫」という内的世界の変化、意識の変容によって起こった現象でした。

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また社会人になってからは黒髪一筋だった私が、18年ぶり?にカラーリングを始めたのもこの頃です。そしてある日、ヘアサロンのスタイリストの方に提案されます。「限りなく金髪に近い色にするのはどう?」と。驚きの提案でしたが、アリかも!と即答。2017年〜2018年頃からずっとお世話になっているヘアサロンで、抜群のセンスでその人らしい髪型を(しかも、その人のちょっと先を見据えた感じで)提案してくださるので、いつも完全にお任せ。プロに委ねる気持ちよさを味わえるヘアサロンだなぁと感じています。そんな方から提案いただき、ちょっと先の自分を見据えたとき「金髪なのか〜」とワクワクしながらも、それがどういうものなのか、その時は完全には理解していなかったと感じます。「中身と合ってきたね」と限りなく金髪になった仕上がりにスタイリストの方も満足げ。そうそう。その人の芯の部分みたいのを感じ取り、時代感と共に表現してくださるのが、本当に素敵だなぁと感じます。

いざ金髪になってわかったこと。驚くほど私自身が生きやすくなりました。それは特に、初対面で会う方々との関係性においてハッキリと感じ取るに至ったのですが、例えば娘の学校の先生方、もしくは初対面で会う銀行や不動産関係の方々など。どこか「あ〜、ちょっと自由なお母さんなんだな」とか「かなり自由な(クリエイティブ系の)お仕事されている方なんだな」という感じで、お相手の方々がこちらの存在、在り方を察してくれるのです。そしてちょっと距離を置いてくださる(笑)。何かしら「自分の集合無意識はあまり通用しない相手かも」という認識になるようで、とてもいい感じの距離感をとってくださるのです。線引きされる感じがとてもとても心地よく、日本という国において金髪などのカラーリングすることに隠された共通認識を理解したのです。

思えば、長らく私が黒髪にこだわったいたのは、海外でいうところのステレオタイプなアジア人、日本人の美というものの表現に結びついていたこともあり、また金髪への偏見は海外でも別の意味合いで存在することから、思ってもみななかったところで髪色からみる各国の潜在意識に触れることになりました。この話はまたいずれ。

髪色による現象の違いがわかりやすかったのですが、もちろんファッションにおいても言えることだなぁと感じています。いかに自分という存在を表現し切るか。そうすることで、きちんと相手との距離感を保ち、お互いに相手のスペースを害しない程度に付き合うことができる。自分というものへの尊厳を保つことができる。そのための一歩として、ファッションや美容などで外見にこだわってみる、というのはひとつのツール、手法としてとてもいいものなんだなぁと実感じています。

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久々の執筆でまとめ方がわからないのですが、今日はこの辺で!読んでくださり、ありがとうございました!




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[FYI]

mitsouko


CHA - Craniosacral Healing Arts


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