見出し画像

インドの列車は 予約しても乗れない? 【旅行記】

インドの列車は、庶民の味方。

旅行者にとっても、時間はかかるけれど安価で長距離移動ができ、わりと安全な移動手段だと思います。

インドの列車の予約から乗車まで、私の過去の体験を書いてみます。


ネットでチケット予約

予約代行会社や旅行会社でも予約できるけれど、手数料を払うくらいならその分美味しいカレーが食べたい私は、日本から自力でネット予約。

詳しい予約方法については、解説サイトがあるので省略。一言で言うと、ややこしい。そして手間と時間がかかる。
私は登録から予約完了まで、10日かかった。

どうにか希望の列車を予約し、予約完了メールが届いた。

予約完了メール

Congratulations! あなたのeTicketが予約されました!

という文で始まる 英文メール。
ワクワクしながら、メールを解読。すると…

あれれ?車両番号が空欄だ。
他の項目を見ると、ステータスが『PQWL』となっている。

???

調べた結果、これはウェイティングリスト、つまり『キャンセル待ち』とのこと。しかも『WL』というステータスがあり、『PQWL』はそのさらに下のランクのよう。『WL』に50人はいるようなので、『PQWL38』の私は、キャンセル待ちの約90番目!?

ぜんぜん Congratulations! じゃない。
これ、順番まわってくるの…。

予約完了  =  席確保 ではない

インドの列車は、満席でもキャンセル待ちで予約できる。
空席が出れば自動で繰り上げされるので、「ネットで毎日チェックして空席が出たら予約!」とい必要がないのは良い。
運賃はクレジットカードで先に決済され、最後まで席が確保できなければ、払い戻される。

でも、でもでも、キャンセル待ち受け過ぎじゃない?

予約した列車

私が予約したのは、ムンバイからゴア(マーガオ)までの列車。
・距離   765km(東京-広島間は 約800km)
・クラス  2等車 寝台 エアコン付き
・運賃   約2200円。
・所要時間 約10時間、夜行列車。

画像3

乗車当日

乗車当日。私に順番は回ってこなかった。
90人の壁は厚かった…。

最新情報をネットで確認すると、『WL 9』。

かなり繰り上がったけど、座席は確保できていない。

つまり、乗れない。

どうしよう。

今から飛行機には変えたくない。他の電車にすると宿の問題があるし空席があるかも分からない。

移動が遅れると今後の予定も変わってくる…。

画像1

駅員さんにすがりつく

とりあえず駅に来た私。

窓口の駅員さんにネットの予約情報を見せ、なんとか乗れないか?と渾身の英語と身振り手振りで訴える。

「君はウェイティングリストだ。だから席はない。どうにもできないね〜。」と、駅員さん。

でもでも!と食い下がったけれど、ダメだった。

画像2

意を決して

決めた。この列車乗っちゃおう!

もしかしたら空席があるかもしれない。空いてる席を車内で購入できるという話をネットで読んだことがあるような気がする。

ホームに停車していた、長〜い列車。

間違いなくこの列車だと確認し、空いてそうな車両を探す。

人がまばらな車両を発見し、乗り込んだ。

空いている席(寝台)に座ったけれど、心臓はバクバク。

人が通る度に、この席の人かも!?と落ち着かない。



続きます…

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

読んでいただき ありがとうございます。 頂いたサポートは、旅の資金に使わせていただきたいと思います。 また自由に旅行できる日を夢見て。