カヌレ好きのおこめ

最近、カヌレが好きすぎて名前も変更しました。 主に短編小説と日記を書きます。 他にも書…

カヌレ好きのおこめ

最近、カヌレが好きすぎて名前も変更しました。 主に短編小説と日記を書きます。 他にも書きますが頻度は低めです。 自由気ままに行きます、生きます。

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【短編小説】 ミルクティー

私の日常。 それは時計の秒針が進む音と、キーボードを叩く音だけが響く無機質な世界。 顔を上げると私以外に誰もいなかった。 私がこの世界に存在する意味はあるのだろうか。 ふと、そう思ったとき急に可笑しくなって一人声をあげて笑った。 乾いた笑い声はこの世界の中に、すぐに溶けて消えていった。 「どうでもいいよ」 私は誰もいないその場所で、誰かにささやくように呟いた。 椅子にかけていたジャケットに袖を通し、くたびれた革のカバンを持って、無機質な世界から退場した。 外に出ると、車のヘッ

    • 【短編小説】 拍手占い(後編)

      前編はこちら↓ 「それでは始めます」 おれは目を閉じて、しんと静まり返ったテントの中でじっと待った。 いつだ? と、不安が期待を追い越しそうになった、その時だった。 パンッ!! 拍手の音と共に、脳内に鮮明な情景がはっきりと映し出された。 目を閉じているのに、まるでその場に存在しているかのような臨場感で、生まれて初めて味わう感覚だった。 時間にするとほんの一瞬だったと思うが、消えていった情景はしっかりと脳裏に焼き付いていた。 そして、「やってもらえばわかる」という沼田の

      • 【日記】 カヌレ記念日

        誠に勝手ながら、今日この日を 「カヌレ記念日」とさせていただきます 本日、note のクリエイターページを整理してリニューアルしました。 そしてこれを機に名前も変更。 「おこめ」→「カヌレ好きのおこめ」NEW!! みなさん今後もよろしくお願いします。 ……説明をよこせ、って話ですよね。 誰も興味ないかもしれないけど、それは寂しいので暇な方はどうか聞いていってください。 まず、ページをリニューアルした経緯ですが、 最近、小説の創作意欲が沸々と湧き上がっているので、n

        • 【短編小説】 拍手占い(前編)

          「ねぇ、拍手占いって知ってる?」  昼過ぎでゆったりとした空気の流れるオフィスで、今日も隣から耳障りな小話が聞こえてきた。 「あ、知ってます!最近流行ってますよね」 「あれ、本当に当たるらしいよ」 「友達も今度行くって言ってました。先輩も行ってみれば良いじゃないですか」 「でも、占ってもらうのにお金じゃなくて寿命を取られるんだって」 「まさか信じてるんですか? 絶対嘘ですよ」 「どうかなぁ……。ねぇ、一緒に行かない?」 「嫌ですよ、寿命大事ですもん」 「なによ、やっぱり寿命

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        【短編小説】 ミルクティー

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          【日記】 マッチングしたらさっさと会うべき

          最近は休みが多いのもあって、 趣味の小説執筆の熱が爆裂している。 ただ、家に篭ってばっかだと不健康なんでカフェに出かけたり、家の前の咲き散らかした姫林檎の木の花びらを掃いたりはしている。 (咲き誇ったと言ってやるべき) もういい歳だけど、出会いがないので 先日マッチングアプリを登録してみた。 3日間やってみて10人ぐらいとマッチングしたけど、はっきり言って自分には向いていないと思った。 聞くことも話すことも、メッセージのやり取りも好きなので自信はあったのに(なんの)

          【日記】 マッチングしたらさっさと会うべき

          【短編小説】私と宇宙人

          今、我が家には宇宙人がいる。 寝転がってテレビを見ながらのんびりとくつろぎ、時々愛犬のドジと戯れる。 この世界で何食わぬ顔をして人間と同じような生活をしている彼は、実に珍妙で、そして少し面白い生き物だった。 彼が宇宙人だと気づいたのは、ほんの数ヶ月前のことだ。 それまでは、私も彼のことを人間だと思って一緒に暮らしていた。 「たくや、お風呂入る?」 私はこの宇宙人をたくやと呼んでいる。出会ったときにそう名乗ったからだ。 「おー、入るー」 この宇宙人はこうは言うものの、中々動かな

          【短編小説】私と宇宙人

          【短編小説】 春

          「あ、きた。」 朝目覚めて、上体を起こした私はつぶやいた。 翻した布団は戻さなくてもよい。 床に触れた足は引っ込めなくてもよい。 洗面台の前でお湯に切り替わる数秒を、身震いしながら待たなくてもよい。 少し前までは、太陽が昇るより私が瞼をこじ開ける方が早かったのに、気がついたら太陽の方が早起きになっていた。 春がきた。 髪を解いて、朝食が並んだテーブルに着く。 テレビでは桜の開花を告げるニュースが流れていた。 「おはよう、春になったねぇ。洗濯物もよく乾きそう」 母が温めたカ

          【日記】趣味はタイミング

          僕は多趣味だ。 料理、イラスト、メイク、読書、映画鑑賞、カフェ巡り、アウトドア、などなど… そして現在は小説を書いている。 が、行き詰まっている。 思うように執筆が進んでいない。 そこで一旦、文字を綴るという対象を小説ではなく、日記に移してみることにした。 僕の趣味には" タイミング "がある。 熱を持ってハマる時期と、そうでないとき。 そしてそれは自分でも驚くほどに、不規則で変動が激しい。数分で気が変わることもあれば、数ヶ月続くこともある。 ただ、全ての趣味において唯一

          【日記】趣味はタイミング

          【小説日記】 何気ない特別

          「今から帰ります」 僕は一言メッセージを送信して、ペダルを力強く踏みつけた。 銀色の風が耳を切り裂くように通り過ぎていく。 ポケットのスマホが揺れ、画面を開くと「ふうかがお待ちです」と返信の通知が入っていた。 僕はいつもより少し、漕ぐ足の回転数を上げた。 家に着いて玄関を開けると、銀色の風は身体から離れて、代わりにオレンジ色の光と美味しそうな匂いが僕を包んだ。 洗面所で手を洗い、リビングの扉を開けて中に入ると、茶色のもふもふが尻尾を振ってくるくると回っていた。 「やっと帰

          【小説日記】 何気ない特別

          ロングヘアを楽しむ

          僕は今年の10月末に、約2年半も身体の一部だったものとお別れをした。 胸まで伸びた髪をバッサリと切った。 髪を切った事を記事にしようと思いつつ気づけば2ヶ月近く経ってしまっていた。 このままでは年を越せないと思いようやくパソコンのキーボードを叩いているが、もしこの記事がたった1人でも誰かの背中を押すようなものになれば僕は幸せいっぱいで年を越せるだろう。少し長いけど読んで頂けたら嬉しいです。 ついたあだ名はハグリッド 僕は社会人になってから2年半髪を伸ばし続け、その髪は最

          ロングヘアを楽しむ

          ”忙しい”と”充実”

          最近の学びシリーズ。 今回は”忙しい”と”充実”の違いについて。 これは、最近学んだことではないが僕が気に入っている考え方なのでシェアしようと思う。 「忙しい」という言葉にはどんなイメージを抱くだろう? 僕が大学2年生の頃まではどちらかというとあまり良くないイメージを持っていた。忙しい状況は大変そう、時間がない、辛い、そんなイメージがあったからだ。しかし実際に忙しいと思う状況に置かれたこともなかった。当時は学生で、大学の講義をなんとなく受け、部活に心血を注ぎ、あとは飲み会

          ”忙しい”と”充実”

          感謝とはなにか。

          「最近の学び」シリーズ。 今回は感謝について。 僕は人と関わるのが好きだ。どれくらい好きかと言うと、トイレの時間以外は常に誰かと一緒にいたいと思うほど好きだ。なぜそれだけ好きなのかと言うと、自分と違う趣味や嗜好、考え方や価値観など、自分が知らないものをたくさん知ることができ、それがすごく面白いと思うからだ。僕は究極のかまってちゃんだと思う。話を聞いてもらいたいし聞かせてほしい。とことん時間を共有したい。そして、自分と時間を共有して関わってくれる人たちに限りなく感謝をしたい。

          感謝とはなにか。

          人の悩みに対する考え

          僕は最近、学ぶことがすごく多くて『最近の学びシリーズ』を記事にしていきたいと思った。 今回は人の悩みについて。 皆さんは生きていく上で悩んでいること、悩みはあるだろうか? ”悩み” と一言で表すのは難しいかもしれない。「悩みなんか無い」という人も中にはいるのではないだろうか。「悩みってほどでもないかな…」とか、「悩みってそもそも何!?」という人もいるだろう。 ”悩み” という単語に対する考え方や価値観も人それぞれだと思うので、 「悩みとはこういうものである!」と言い切る

          人の悩みに対する考え

          人と繋がることで生きている

          僕が最近思うこと。 それは人との繋がりが僕を生かしているということ。 あと2日で25歳の誕生日を迎える僕は、25年間生きてきて色んな経験をしてきた。たかが25年、されど25年。 僕より先輩の皆さんはきっと思うだろう。これからまだまだ色んな出会いや経験をするよ、と。 僕もそう思う。生まれてから今までかなり濃い出来事が僕の人生を作っている。濃い出来事とは、何もことの大きさや多さと比例するわけではない。しかし、どんなちっぽけなことでも抱く感情は人それぞれで、人生の濃さを決めるのは

          人と繋がることで生きている

          男か女か。自分は何者か。

          僕は性別は男である。 そして恋愛対象は女性である。 ただ、男の僕の中に女性になりたい欲がある。 それは憧れというよりか、割と本気で女性になりたい願望に近い。 今まで男として生まれたことに特に違和感は感じてこなかった。 しかし、かっこいいと言われてもあまり嬉しくはない。可愛いと言われたい。 メンズファッションに魅力を感じない。レディースファッションにばかり興味が湧いてくる。メイクをするのが好きだ。自分のゴツゴツした身体が嫌いだ。さらさらの髪が好きだ。自分の低く太い声が嫌いだ

          男か女か。自分は何者か。

          初投稿。自己紹介。

          初めまして。おこめと申します。 なぜ ”おこめ” なのかと言うと、大学の頃に部活の一部の先輩からそう呼ばれていたからです。 理由は坊主で小さくてその当時、真っ白なジャージを着ていたから。 それだけみたいです。他にニックネームもなかったのでとりあえずここではおこめと名乗ることにしました。時がくれば名乗るかもしれません。 あまりプライベートを晒すつもりは今のところないのですが、嘘を書くつもりもありません。気ままに、本音で書き綴っていきます。 4歳から大学4年生まで、体操

          初投稿。自己紹介。