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日本文化を子どもたちに伝えたい理由

日本とはなにか。忍者、着物、寿司から、ラーメンやアニメまでイメージは人それぞれです。
海外に出ると、先人の切り拓いてくださった道に助けられつつ、ひょんなところで「日本とは?」をつきつけられます。

中国でのくやしい経験

中国のビジネススクールに留学した時、いろんな国の留学生がお国自慢をするイベントがありました。少数民族は鳥の舞踊、スペイン人はフラメンコ、タイ人はタイ舞踊、メキシコ人は歌・・・。

「さとこは着物は持ってないの?踊れないの?」と聞かれましたが、返事はNO。お茶やお花は興味があり勉強していたのですが、デモンストレーションしたり語れるほどではありません。

結局、日本をPRする機会を逃しました。くしくも、私が上海に留学していた2004年頃は江沢民の政策により、反日感情が吹き荒れていた時期。同級生たちとも、歴史解釈について議論することが多々ありました。あの時、日本文化や日本人の心をもっと知ってもらえれば・・・。

その後は日本に帰国。15年を経て再度中国にわたり、現地での子育てを経験。今度はわが子に”日本”を伝える立場となりました。

しかし娘は、ジャズヒップホップ、Sexy&Coolを好む子

娘は幼稚園の1年半を中国・広州で、英語主体の幼稚園(同級生の8割は中国人)で過ごしました。今は小学生になり、ジャズヒップホップやチアダンスなど洋舞ばりばりで、Sexy&Coolを目指しています。
日本文化は、お好みにあうかしら?

著者:岡本聡子
中国については、2005年「上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔」(株式会社アルク)を加筆・改題し、2016年「中国のビジネスリーダーの価値観を探る」を出版。
社会課題、アート、海外事情、教育、ビジネスなどを得意とする編集・ライター。防災士。https://note.com/satokookamoto/

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