不確実な現代で意思決定の質を底上げする3原則|戦略的スパーリングセッション
ハーバードビジネスレビューに掲載されていた「戦略的スパーリング・セッション」ってツールが有用そうだったのでシェア。こいつが何者なのか?をざっくり説明すると、
「将来のための意思決定は定義上不完全なものであり、私たちの主観が含まれてしまうのは仕方ない。そんな中でなるべくデータをベースに重要な前提をはっきりさせ、迷いなく進むべき道を明確にする」ためのツール
みたいな感じ。要するに、意思決定につきものである思い込みや先入観によるゆがみを最小化し、予測不可能な将来に付きまとう霧を晴らしてやろうぜ!って手法というわけですね。
このセッションはたった3つの原則から構成されるシンプルなもので、研究チームは過去20年かけて有用性を確認してきたものらしく、程度を問わず様々な意思決定の場面でグレートな効果を期待できるのではないでしょうか。
では早速その内容をチェックしてみましょうー。
原則1:「データ」に基づいたディスカッションを行う
意思決定にはデータやエビデンスをベースにしようぜ!って考えは当たり前と思われていますけど、このセッションで重要なのは「生データ」を示すこと。要するに、「特定の主張を裏付ける根拠としてのデータ」ではなく、「無機質な数字」をまずは示すべきってことです。
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