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新卒の私に伝えてあげたいこと。

ベンチャーでは、1年目社員が内定者育成を担ったり
2年目が1年目育成を担うことは
当然のことで、大体3年目になって
自分の目標達成をしたうえで後輩の成果に一役買い出すと、育成を担当する若手社員をまとめる存在になっていきます。

かくいう私はついこの間まで
採用、育成領域→教育領域で営業をする人
になっていたので、前職柄リクルーターへ助言したり、育成計画や研修を打つことが多くなりました。    

ついに28歳、新卒の頃抱えた様々な葛藤を
少しずつ忘れて来ているので、
立ち返れるようメモします。

いま悩んでいる若手社員や、
若手の気持ちを知りたい育成担当の方の役に立てたらと思います。

さいしょに:おまゆの新卒時代

絵に描いたような"熱い"社員で、
"皆描いた目標に向かって妥協せず動けてる?!"
みたいなことをずっと自分に問い続けていました(怖い)

今100%で行動してること=本気
悩んで立ち止まること=本気じゃない、退行
みたいな極端な気持ちで毎日生きていました。笑
立ち止まらないことが正解
なので、あれ?と思っても
まずは
もらった目標=死んでも達成する(設定の意図とか関係ない、達成しないと無価値)
みたいなマインドで最初の3ヶ月を過ごしました。

"成長しないと!"

という危機感だけを頼りに
誰にも頼まれていないものの昼飯も夜飯も食べず
仕事をする毎日。
改めて書いていて目も当てられない状況です。笑

ただ、"俺にはこの数字の意味がわからないから
言われたところまでやる"
とか自分で選んだ仕事に距離を置いて関わる人が許せなかった自分の心を『誰よりも動き、量が質を凌駕する』ことで

証明したかったのだと振り返って思います。

お陰で、短期間では一定の結果は出ましたが

・上司には安定して成果出すからひとまず良好だと思われコミュニケーション減る
・同期は敵とみなして弱音を吐かず、戦友になれない
・ご飯食べてないので精神的に安定せず周りにも当たる

の三拍子
挙げ句の果て12月には

・組織に所属してやる意味わからなくなる
・数字に囚われて本来やりたいことが何か迷走
・嫌われないために数字は出したいが想いがついていかない
・突然仕事中涙止まらなくなる
・誰にも相談してなかったので、周りも扱い方不明
・その状況を"誰も助けてくれない"と悲しむ
・なんで向いてないのに雇ったんだよ!の八つ当たり始まる
・最小限の熱量で仕事しだす



という中々に見るに痛々しい状況に追い込んでしまいました。(安心してください、1月から結果も精神も良好になって楽しく仕事しだします。笑
本気で相手の幸せのために妥協をしなければ.結果的に数字にもつながる"と思った話はまた書きます!)

プツッと糸が切れたように、"私は根性もない、成果も出せないクソ野郎なのでこの会社には迷惑しかかけられない"と毎日泣いて過ごしました。
自分で作り上げた地獄。笑笑
阿鼻叫喚ですね。

そんな私にかけてあげたいことをまとめてみました。今仕事場で成果が出ずに悩んでいる人や、育成するうえでどういう言葉をかけてあげることが良いのか模索中の先輩方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

1:育成する側は自分の未来に大きな期待はしているものの、今すぐ結果を出すことへは期待してない。

本当にすぐに即戦力が欲しい場合は転職採用で、すでにテクニカルスキルを身に着けた人を採用していく。
人材要件フレーム(人を採用するときに見る重要観点)を見てみて欲しい。

新卒に期待するのは
ポータブルスキルとスタンス、ポテンシャルのみ、
テクニカルスキルは最低限の足切り部分のみ。

テクニカルスキルは後天獲得性が高いので、
後からつけるためのポータブルスキルとスタンス、ポテンシャルがあればOK.

期待して取ったポータブルスキルやスタンスに
そぐわなければもちろん指摘されるが、
別に今頼んだことができないことは仕方ない!
と思ってるので安心して間違えていいよ。

2:自分のもってる哲学に興味があるのではなく、自分の未来(成果や成長)に興味を持ってもらっていること。

 大切にしてることがズレてさそう
 なことはチェック機能程度。
 そこからどう深化させるために行動するか
 に興味がある。

アンラーニング
この言葉は
アンラーニングは"学びほぐし"を指す単語。

※詳しくはベンチャー企業のオクトのnoteに書いてあったので、もし初めて聞いた人で、 
転職新卒関わらず"新しく会社に入る人"は
是非読んでみてほしいです。

入社してから"もっと出来るはずなのに
"私のポテンシャルはまだまだ発揮されてない"
そんなふうに考えて、その理由を
向いてない自分のせいにしてたね。

でも、"自分のやり方"の殻から出た瞬間、
今まで持ってた強みと
学んだことがシンクロして、
大きな成果につながった。
どういうことかというと、

今自分の中で変えられる行動に注力すること
が大事で、
変えられないものに嘆き、足踏みする時間を

"今自分ができないことをできるようにするなら、
そのために何を変えるか"

に注力した方が
自分も周りも幸せだということに
早く気づけるといいね。

一回まずは真似してやってみること
合わないやーとすぐ辞めるのではなく
1ヶ月はその行動を続けて
みること
で得た効果を棚卸しする
そういう振り子を振って見てほしいです。

3:モチベーションは上げてもらうためには、コミュニケーションは不可欠。

近くで働いて、すごく忙しそうにしている先輩も
遠くの席にいる社長も
本当はどうか変わってあげたら成果にまっすぐコミットできるようになるか
とても気がかりです。

でも'いえ、もういいです、私大丈夫です"
と閉じてしまったり
"どうせわかってくれない"
と閉じてしまうと、
周りの人が何に困ってるのかが
分からず、自分の首を絞めることになります。

大丈夫、選んだ会社は自分で選んだので
どこにも間違いはない。

あとは自分が自分の選択を信じ、周りの仲間を信じてコミュニケーションを取り続けること。

達成したかった思いのために、
未来に期待し続けること。
頑張ってくれ!
(でもすぐには人は変わらない、
2年はかかるよ!ということも伝えておく
)

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