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花火じゃなくて、実はトイレに行ったのかもしれない。

「ここに並んでる人たちって、花火に来たんだからトイレに来たんだからわかんねぇよなぁ!」

こら、おまいたち。全部聞こえてるぞ。
ぎゃははじゃないよ。
そんなの、ここに並んでるわたしたちが一番思ってるわ。

長い長いトイレ列に並びながら、わたしはきれいな花火を見上げていた。
列の進み具合と、花火を両方気にして。
膀胱だけは打ち上がらないでくれよな、そう願いながら。

昨日たまたま見つけた情報でした。
花火大会があって、そのプログラムの一部になんとポケモンコラボのドローンショーが!?
ドローンショーは、オリンピックの時にテレビで見ていて、生で見たいなぁととてもとても気になっていました。

混むだろうな、って思いながらもこんなチャンスはしばらくないかもしれないし。
思い切って行ってきたんですが、まぁいつもの通りわたしは人混みへ行くと緊張から普段より頻尿になるわけで…

会場に着いたら速攻で仮設トイレに並んで、ずっと並びながら花火を見ていたわけです!!笑
トータル75分くらい並んだでしょうか。盛っていません、これリアルに。

その仮設のトイレ、稼働していたのが置いてある台数の半分以下。
ほとんどが流れずに詰まった状態のトイレで🚽

花火大会が終わるまでここにいたら、駅までの道も電車も相当なおしくらまんじゅうになって泣きそうだったので、トイレから出たらすぐに帰路につきました。

花火に背中を向けて。
時々、振り返って花火を見ながら。
だから、冒頭に書いた知らない人が言っていたあの言葉。
わたしは、本当にトイレがメインになってしまっていたのかも。
入るつもりのない夫も一緒にトイレに並び、ふたり一緒に花火とドローンが見れたのは不幸中の幸いかな。

ぎゃははと言って笑っていた人たちの席には大量のビールにおつまみ。
いい膀胱持ってんだろうな。リアルに羨ましいってばよ。

映画館やフェスや祭りでビール飲める膀胱持ってる人、まじリスペクト。

はじめてのドローンショーは、どっちかというと全部トイレの思い出だけど、実はこう言う思い出の方が走馬灯案件かもしれないね。

その前に、夢に出てきそう。
打ち上がらなかったわたしの膀胱、まじリスペクト!


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