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ハイキュー!!「ちゃんとした飯を食え」に垣間見る彼らの家族

ハイキュー!!に、はまった。友達に熱く勧められるがままに、まんまと沼にはまってしまった。

小さい頃からほとんどアニメや漫画に触れてこなかった私としては、かなりミーハーではあるけれど、それはもう、言葉で表し切れない熱い感情と涙の湧き方だった。大好きなのに、まぶしくて、熱くなってしまうから、安易にアニメも流せないほどだ。笑

好きなシーンとか好きなキャラクターとか、中学の公式戦で戦って負けた相手校選手と高校で同じチームになるとかいう大共感ポイントとか、挙げ出したらキリがないし、たぶんそのうち、全部!!!とか言い出しそう。嬉しいことに、勧めてくれた友達と推しキャラとシーンが丸被りしていて、めちゃくちゃ楽しい。社会人になる前にこの楽しさに気付けて本当に良かったとしみじみ。

それで今日は、たくさんあって選べない大好きなシーンから、個人的には爆泣きしたところのひとつでもあり、いろいろと思いを馳せたところでもある1シーンについて書き残しておこうかなと思う。

新制烏野排球部のメンバーになってから初めての公式戦、及川さんが正セッターで復帰した青葉城西高校に敗北してしまったインターハイ試合後に、鵜飼監督に連れられて皆でごはんを食べるシーンだ。無言で、各々が悔しい気持ちを噛みしめて涙しながら、ただひたすらに居酒屋『オスワリ』のおばちゃんのごはんを口に運ぶシーン。ほんと、全員が自分のプレイを自分で悔やんでいるのと、これからの決意みたいなのが伝わってくる。一口食べるごとに目に光が入る感じ。悔しいから余計に沁みる美味しいごはん。まぁその前に、もちろん試合も、及川さんの最後のプレーも、及川さんにトスが読まれたことを謝る影山に日向が掴みかかった「オレにあげたのが間違いみたいに言うな!」も、武ちゃんの「負けは弱さの証明ですか?」も、つまりずっと号泣必至だったわけなんですが。。。

鵜飼監督のことば。
 「走ったりとか跳んだりとか、筋肉に負荷がかかれば筋繊維が切れる。試合後の今なんか筋繊維ブッチブチだ。それを飯食って修復する。そうやって筋肉が付く。そうやって強くなる。だから食え。ちゃんとした飯をな。」

そしてメンバーに向けた彼の力強い心の声。
 「食え。食え。確実に強くなれ。」

ちゃんとした飯
これは何回か作中に出てくることばで、最後の春高の鴎台との試合のことや日向がブラジルで当たり前のことを当たり前にやれるようになる中で徹底していた体調管理や食事管理にも繋がっていると思う。

そして、高校生の彼らは、「家で」「ちゃんとした飯」を食べる。作中にはほぼ登場しないけれど、彼らには「ちゃんとした飯」を作ってくれている人がいる。全員が同じ家庭環境ではないかもしれないが、少なくとも家に帰ってちゃんとした飯が出てくるのは本当に幸せなことで、彼らも支えられているんだなと。そして彼らにも、彼らのことを心から大切に思う家族がいて、愛されている一面もあるんだなってことにまで思いを馳せてしまい、さらに爆泣き。ひとりで、なんだかとっても温かい気持ちになってしまった。彼らは高校生なんだということ、ぐっと彼らを輝かせているような気がする。

同じ釜の飯を食べた仲間と、また次の目標に向かって切磋琢磨する彼ら、高校生の部活の尊さと青春のきらめきを、これからも何度も何度も追体験したいと思う。

締め方が分からなくなってきたけれど、本当に、とりあえず、ハイキュー!!だいすきです!!古館先生、素敵な青春をありがとうございました。感謝。バレーボールは今日も最高で、面白くて、ハイキュー!!メンバー全員、全シーン最高です!!

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