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やりたいことをやろう。


このnoteでは幾度となく仕事への姿勢や捉え方についての疑問や意見を書かせて(愚痴らせて)いただいておりますが、最近の弊社では働き方の大改革が進んでおり当初予定していた働き方を大きく覆されるような方針が決まりつつあります。


そのためキャリア面談と呼ばれる上司との面談が複数回続いているのですが、どの上司と面談しても毎回言われることが


「まぁ、君がやりたいことをやりなさい。」



えぇ、マジか。

わたしはこの会社にやりたいことを求めて入社した訳ではないのでバカ正直に言ってしまえば「そんなもんはこの会社にはありませんよ。」になってしまう。


今までやっていた仕事が営業と事務だったのですが、今後事務性に特化したキャリアを歩むか、営業に特化したキャリアにしていくかで選択を迫られています。

いやぁ、カンベンしてよ。

最初に配属されたところから基本変わらないんじゃなかったのかい。そもそもキャリアなんて考えさせないでくれよ。そのために入社したんだよ。


こうやって心の中にある正直な気持ちを書き出してみると、なんと生温い社会人であることか。



こんなへっぽこ社会人であることを認めて欲しいなんて言わないけど、申し訳ないがわたしが会社を選択した理由は、そこであったことを理解して欲しい。


もともとわたしという人間は好きなものに真っ直ぐで一生懸命で、良くも悪くも何も見えなくなるほど集中するタイプなんです。一応。


今までの経験だと、特に大学のゼミがすごく楽しかった。複数のプロジェクトを取り組んでいて、実際とても大変だったけどそれ以上にやりがいがあった。合間でバイトをしてお金を稼いでいたものが、社会人になったらこういうやりがいのあるプロジェクトを少しずつ完成させていくことでお金がもらえるんだ。早く社会人になりたい。


はぁ、なんてキラキラしているんでしょう。


それが今を見てごらんよ。
仕事に対する姿勢の不誠実さ。

こんな奴でもお給料はそれなりに貰えるんだから、ふざけた社会だなぁなんて冷静に思ったりする。


こんなアツイ人間がどうしてここまで冷めていったかと言うと、自分のキャリアと家庭を持ちたいという夢を天秤にかけてしまったところにある。


基本自信があることが多いわたしだけど、両立できる自信はなかった。

色んな人の話を聞いて、やっぱりまだまだ女性の社会進出は難しいんだと目の当たりにしたし、それなら最初から夢なんか持ちたくないって思っちゃった。




そして社会人3年目。
おかげさまで大きなミスもせず、はたまた挑戦もせず、まぁ本当につまらない毎日を送っています。仕事を知れば知るほど社会貢献度の低さに呆れてしまって最近ではもうある種の菩薩になるしかない。


「まぁ、君がやりたいことをやりなさい。」



耳に痛い言葉だ。
こうやってこんな末端社員にも意見を聞いてくれるなんていい上司を持ったと思う。

恩返しが出来たら会社を変えよう。
何をもって恩返しなのかは分からないけど。



#日常 #エッセイ #仕事 #転職

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