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30歳という数字、何者かになれという圧をかけてくる

29歳、アラサーがサーになる頃。
分かっていたけど、友達付き合いが格段に減った。
休日がちょっと寂しくなるお年頃だ。

アラサーのみなさん、どうですか?
寂しい思い、してませんか?





友達付き合いが減った理由はありきたりなもので、ライフステージの変化に伴うものだ。

20代後半。29歳。
いくら晩婚化と言われても、周りの友人たちは割と結婚して、家を建てたり買ったり、引っ越し、子供が生まれているケースが多い。


また、なにも人生の伴侶や子供だけが生活変化させるのではない。

仕事というのも、生活を変化させられる1つの事象だ。

社会人歴が5年以上経つころ、責任のある仕事も増えてきた。私もそうだった。
そして多少は実績を残すこともできた。


同級生たちの中には、激務で有名な会社で切り詰めて頑張っている子や、既に会社の中心的存在にまで上り詰めていたような子もいた。

そうなると、平日は本当に仕事にかかりきりで、土日は体を休めるだけ、みたいなことになっている。



一方で今の私は、このどちらにも属さない人間だ。
仕事はほどほどに、プライベートでは自由を掲げて、日夜好きなことをして生きている。

そんな自分は嫌いではない。良い自分だなと思っている。

とはいえだ。
皆がライフステージをどんどん前に進めているな、すごいなという気持ちと、
自由な時間を過ごせる今がいかに尊いものかという気持ちと、
それでも貴重な時間を持て余して暇してる自分はなんなのかという気持ちがある。

すごく色んな所から色んな気持ちが溢れて、1つのツボに混ぜられていく。

えもいわれぬ、形容しがたい気持ちだ。

あれ、もしかして私は何もない人間なのか?と。


30歳という数字は、私に対して何者かになれという圧をかけてきてる気がする。

難しい。アラサーって、こんなに毎日悩むことってあるんだと。

学生の頃なんて、私が能天気な性格すぎて悩みが無さそうでいいなみたいなことをよく言われていたことが懐かしい。今思うが、あれは舐められたのか。


別に友達が減ったわけではない。(と思ってる)
遊んでくれる友達が減ったのだ。

ネットにたくさんある情報を見る。
やはり、30代に差し掛かると友達は減っていくという記事を見た。


皆思ってることは一緒なんだよね。
残された側というのは寂しいもんなんですわ。

とはいえ、逆に言うと会える時は限られているが故に濃い時間を過ごせるというのは利点かもしれない。が、会えれば、の話だ。

それは忙しい合間を縫って会いにきてくれる友人たちに感謝の念しかない。

ただ漠然と、寂しさがある。

何も解決しようとは思わないし、そんな急に解決できるような気持ちの問題でもない。
ただ、この漠然としたなにかと、寂しさが渦巻いてるだけだ。

大人になるというのは、寂しいことも伴うのね。


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