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「著作権侵害」と言われたら

 私があるSNSサイトに投稿した記事に対して、そのサイトの運営事務局から「著作権侵害の恐れあり」と警告する内容のメールが届きました。「削除」という言葉があちこちに、「裁判」という文字も1ヶ所あります。初めての経験です。
 メールの内容を簡単に言うと「私自身が記事を削除するか、もしくは削除しないなら事務局に私の考え方を説明せよと、あるいは私が対応しないなら運営事務局がその記事を削除する」という内容です。
 私が投稿した記事は、昔の流行歌「なごり雪」の歌詞を引用して私の解釈を書いたものです。私は歌詞を「引用」したつもりでした。それなら著作権の侵害に当たらないはずです。そのように主張することも考えました。さて、どうしようか?
 そして若干の修正をして、ワクワク・ドキドキしながら事務局に連絡しました。「著作物『なごり雪』の歌詞全文25行のうち、修正前は12行を引用していたが、引用部分を8行に減らした」という旨を。
 そうしたら事務局から意外にあっさりと「それで良い」と返事が来ました。最初のメールが来た、その日の夕方のことです。ホッとしたような、拍子抜けしたような気分です。
 高校の情報科に関わる身としては、恥ずかしいことというよりも、著作権に関わるまさにリアルな例と受け止めています。言いふらす必要はないのでしょうけれど、対応の仕方も含めて隠さないでいたいと思っています。
 修正後の記事がこちら(→ https://note.com/omori55/n/n5de615821065 )、タイトルは「『なごり雪』はなぜ切ないのか」です。引用部分を歌詞全体の半分からほぼ1/3に減らした後のものですが、読み直してみると言いたいことは十分伝わりますね。ぜひ読んでくださいな。

※ この話を【問題】形式にするなら、私が侵害していたかもしれないのが著作権の中の「○○権」と「公衆○○権」で、私が意図していたのは「○○」、この辺りを問うことはできるでしょうか。
(○○に入るのは、順に「複製、送信、引用」です)

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