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喫煙オフィスのストレス編🙄 職場の呆れたアホ話と対応方法(2)

【職場のアホ話の0002】

長い社会人経験から、自ら体験、または友人に聴いた
『職場で起きたアホ話』の数々をご紹介していきます。
職場での生き方、立ち回り方の参考になるようなネタ満載ですので、
おもしろがってご拝読いただければと思います。
職場で思い悩む方の励みになるよう長く連載していきたいと思っています。

『(今はほとんどないと思いますが…)
オフィスでの喫煙習慣は人災だよね?の巻』🚭

時代背景:
・私が20代で昭和から平成前半にかけて(西暦1999年位まで)の出来事。
・非喫煙者も仕方なく煙草のけむりを我慢していた時代。
・今では信じられないかもしれませんが、地下鉄構内でも自由に煙草が吸え
 て、電車が到着することが分かると、ほとんどの人がポイポイッと線路上
 に煙草を捨てていた時代。
・地下鉄構内で人がぶつかるぐらい混雑していても喫煙者は煙草に火をつけ
 たまま移動していたので、気をつけないと服が焦がされるということも
 あった時代。
・オフィスでは喫煙者のデスクに灰皿が置かれているのが当たり前の時代。
・仕事中は喫煙者が堂々と煙草を吸い、夕方になると女性や新入社員が、
 汚い灰皿をきれいに洗う習慣があった時代。
・就職や転職時に「オフィスは禁煙ですか?」と質問することがタブーで
 あった時代。

そんな、
●1990年代、ある職場での出来事です



前提:
大笑君の会社は全国で約500人、職場は部署ごとに部屋が分かれていて、
そこは約16人が働き、そのうち喫煙者は10名もいました。
大笑君は煙草のけむりが苦手でしたが我慢も限界に来ていた時のこと。


大笑君:「ゴマスリ課長、10人が代わる代わる煙草を吸っているので、
    四六時中、煙にあぶられているんです。自分は煙草のけむりが苦手
    で頭痛になったり、目がしょぼしょぼしてくるのですが、なんとか
    ならないですか?」

ゴマスリ課長:「分からなくもないけど、サラリーマンなら我慢しなく
       ちゃ。それにみんな煙草を吸いながら気持ちよく仕事をして
       くれるんだから、僕からは言えないな。彼らはニコチンは
       頭が冴えて良いと言っているしね。」

大笑君:「はぁっ?煙草を吸わない僕が、煙草のけむりが原因で、
    ★頭が冴えず気持ちよく仕事ができない★
    のは、問題ないのでしょうか?」

ゴマスリ課長:「屁理屈を言うな!君は生意気なんだよ!まだ数年しかここ
       で働いていないんだから意見を言う資格はない!40歳過ぎて
       管理職になってから問題提起したらどうだ?」

大笑君:「………。(おいおい矛盾しているのは課長の方だろ?)
    仕事をすることというのは、こんなに嫌なものなのか…?」
    顔をしかめながら、「一応分かりましたが………。」
    と引き下がったのでした。
    (実は分かってはいないけどね!)と心の声です。

ゴマスリ課長:「(大笑君はようやく分かってくれたみたいだね。
       くだらないことで俺の出世を邪魔させない。職場の問題は
       すべて俺で止めてやる)」と心の声。
       「さぁてと、★新支店長★ のご子息様の入学祝いと上京の
       お手伝いをしなければ!」


大笑君:「どうせ辞める覚悟だし、席が遠くて、おっかないかもしれない
    けど、太腹(ふとっぱら)支店長に相談してみようかな。」

太腹(ふとっぱら)支店長:
「おっ?あんたか!よっしゃー!若手ではあんたがいちばん見どころあると思ってたんやぁー!俺も煙草が嫌いで、ゴマスリ課長もすりすりクネクネとうっとうしくてイヤな奴やもんな~!分かるで~!一緒に挟み撃ちして潰してやろうぜ?任せておけやっ!これから飲みに行こか?付き合えっ!」


ところが、太腹(ふとっぱら)支店長は、
それからしばらくしてグループ会社へ社長として迎えられる栄転となった。

その後、ゴマスリ課長のお好みの ≪よいしょ大好き新支店長≫ が着任。結局、≪ゴマスリ課長潰しプロジェクト≫ は、なかったことになって
しまいました…。


『さあ顛末はどうなったでしょうか?』


大笑君:「頼りになりそうだった太腹(ふとっぱら)支店長は居なくなって
    しまったし、労働組合で発言したら女性陣は喜んでいたみたいだけ
    ど、手応えなかったかな…。組合幹部も自分の出世がかかっている
    から乗り気でないのは分かる。しかし、毎日頭が痛いしクラクラ
    する。自分があと20年近くここにいてアテにならない出世なんかを
    待っていたら、先に肺ガンになって死んでしまうかもしれない…。
    とっとと回避しなければ…。」

大笑君は、退職してしばらく引きこもることで、世の中に蔓延していた煙草の害から逃れられることになりました。これは結果論ですが、2000年代に入ると世の中の状況が好転して、公共の場所での喫煙が次々と禁止になりだしました。他力ではありましたが、

≪引きこもりによる★手待ち★は成功だったようです≫


ゴマスリ課長は、支店長が変わる度に、上げられたり下げられたりしていましたが、最終的にどうなったかは不明です。ただ、その後組織図の上位職で出て来ていませんでしたので、どこかの職位で止まってしまったと推測しています。

太腹(ふとっぱら)支店長は、実は手を打ってくれていたようで、数年後にこの会社は禁煙オフィスとなりました。

残念ながら大笑君にメリットはありませんでしたが、大笑君がやり手の太腹(ふとっぱら)支店長に

★職位一つ飛びアピール★

したことは効果的だったようです。

更には労働組合で煙草問題の発言をしたことも、煙草を吸わない女性社員のほとんどが支持してくれていたそうですので、それを聞いていた男性労働組合幹部が女性陣に気に入られようとして?(定かではありませんが)(笑)
大笑君の手柄を横取りして、人事部か総務部あたりの役員にアピールしたのも良かったのではないかと推測しています(笑)はい。

さて、
『みなさんどうしたら良かったのでしょうか』👀👌


大笑君:
結果的に禁煙オフィスになったのですから、(ドラえもんがいたりして)
未来が見えるのであれば少々我慢して残留するという手もあったかもしれません。
しかし、この会社やゴマスリ課長とは水が合いそうにありませんでしたから退職の決断で良かったと思っています。それで今があるのですから(笑)
組織に属すると直属の上長との相性が重要なので、それを見極めていくことを学ぶ。

サラリーマン(公務員も?)で一生過ごすなら、
≪周囲の空気読み≫
も大事なスキルなのかもしれませんね。


ゴマスリ課長:
「サラリーマンなら我慢しなくちゃ」は、言ってはいけない言葉でした。
煙草が受動喫煙の害があると分かってきていた頃ですし、現代で言ったら
絶対にダメですね。

「みんな煙草を吸いながら気持ちよく仕事をしてくれるんだから」も大笑君に矛盾を突かれているので、迂闊な理屈でした。

「ニコチンは頭が冴えて良いと言っている」これもダメ。
喫煙者の発する暴論を代弁してしまいました。
仮に大笑君に、

≪それでは煙草を吸っていないときは、
みなさん何も考えていないのですね?≫

と切り返されていたら、ゴマスリ課長はブチ切れていたのではないでしょうか(笑)?

ゴマスリ課長の立場なら、まずは大笑君の気持ちに寄り添うこと。
管理職なら突き放したり、押さえつけようとしないで、何か良い方法はないかと一緒に考えてあげることが大事でした。

太腹(ふとっぱら)支店長が『なんでも俺のところへ持ってこいや!』の
タイプだったのであれば、そこへ一緒に行って、相談しても良かったのではないでしょうか。それで大笑君も「ちゃんと受け入れてくれたんだ」という満足感は持てたのではないかと思います。

この時は、大笑君の ★職位一つ飛びアピール★ で支店長に直接相談されてしまっているので、ゴマスリ課長のメンツは丸つぶれでした。常に周囲にアンテナを張っている割にはドジな対応になっています。

もし太腹(ふとっぱら)支店長がそこの部署に長期で留まっていた場合は、ゴマスリ課長が異動なり降格なりの憂き目に遭っていたかもしれません。

なぜかと言うと、
「さぁてと、★新支店長★のご子息様の入学祝いと上京のお手伝いをしなければ!」というように支店長が変わると分かった途端にしっかりそちらへのご奉公を開始する。ゴマスリ課長は、仕事というよりも直属の上長だけを
忖度するウケ狙いばかりをしているからです。

大笑君が周囲に聞いたところ、「ゴマスリ課長は直属上長にだけ取り入り、気に入られるタイプ。社内ウケは良くなく誰からも嫌われている。
それはゴマスリ課長が、同期の面倒見の良い(酒飲み!)茶々やんを蹴落として、先に課長になったからだよ」という噂も広がっていたからです。

周囲の協力や応援、人望がないゴマスリ課長を引き上げていくことを会社的にはどこかで躊躇しますからね。


太腹(ふとっぱら)支店長:
一見、調子の良さげな王様のような人物でしたが、やることはやってくれるタイプでした。だから、社内の若手男性陣や多くの女性陣にリスペクトされていたのだな、ということが良く分かる出来事でした。
大笑君が恐る恐る相談に行った時も「しっしっ」と追い払わずに自分から
近づいてきて、話を聴いてくれたのでした。

一点、「ゴマスリ課長もすりすりクネクネとうっとうしくてイヤな奴やもんな~!分かるで~!」と発したように、人の好き嫌いをはっきり表示して良かったか否かは、なんとも言えません。


オチ:私の転職が人より多いのは、20歳代にこのような時代を生きていたからです(大爆笑)


★『人生の教訓その3』★
≪取り敢えず、なんでも行ってみよう!言ってみよう!やってみよう!≫
取り敢えず始めないと何も始まらないですからね~。


ちなみに、
★『人生の教訓その1』★と、★『人生の教訓その2』★は、
TOEIC600 初回スコア210点から、苦労しながら600点取得できたという
お話(9)と(10)で書いてありますので、よろしければそこに行ってみてください。

≪職場の人間関係の教訓2:
最終手段として直属上長を吹っ飛ばすことも視野におけ!≫



ちょっとしたことで、人生ごとズッコケてしまっては、もったいないです。

これからもいろいろと職場での生き方の伝授をおこなっていきますので、
お楽しみに!

【職場のアホ話の0003】へ続く


Let's be happy!💖

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