- 運営しているクリエイター
2020年7月の記事一覧
スタンドや画面の「手前側」でプレーする成長を認めざるを得ない好選手
メインスタンドとバックスタンド。縦長のピッチが横長に見える場所に座る観衆の目に、焼き付きやすいのは、目の前でプレーする選手、つまりタッチライン際でプレーする選手だ。ウイングあるいはサイドハーフ、サイドバックになる。
動画観戦でも似たようなことが言える。目に一番飛び込んでくるのは、大きく写りやすい画面手前でプレーする選手だ。
マジョルカで今季、ドリブル得意な右ウイングとしてプレーした久保建
Jリーグ、メンバー交代5人制が面白い。有効に活用しているチームとしていないチーム
メンバー交代枠が2人から3人に拡大されたのは、W杯で言うならば1998年フランス大会からだ。これを機にサッカーの概念は大きく変わった。
監督が采配を振るチャンスが1回増えれば、監督の力が結果に反映する割合も、その分だけ増す。
「サッカー監督は試合が始まってからは無力ですから」
「実際に試合をするのは選手たちですから」
これまでそうした台詞を吐く日本人監督を何人も目にしてきた。監督を擁
サッカー監督にも「感想戦」を。将棋に学ぶ敗者の振る舞い
将棋で投了後、勝者と敗者に分かれた両棋士が、対局を振り返る「感想戦」。将棋に特別、詳しいわけでもないが、つい見てしまう。勝者が大喜びしたい感情を堪えているように見える表情より、目は敗者に向く。悔しさを堪え、対局を振り返る敗者の、なんとも言えぬ表情が画面に大写しになる。他の勝負事ではあまり見かけない光景だが、そこに将棋の魅力を見る気がする。
サッカーの試合後は、両監督が軽く握手を交わす程度だ。
久保建英。右足を鍛え「両利き」のアタッカーを目指せ
日本サッカー界にとって、ここ最近で一番、喜ばしいニュースは、レアル・マドリード戦で魅せた久保建英(マジョルカ)のプレーだろう。
6月24日。ソン・モッシュで行われたこの一戦。ハイライトは後半17分に訪れた。
相手陣内に入ったところで、ガーナ代表歴のあるMFイドリス・ババから横パスを受けた久保は、2、3歩ドリブルを交えながら、スペイン人の右ウイングバック、ポソの鼻先にパスを送ろうとした。こ