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W杯準決勝対イングランド戦。クロアチアの右SBブルサリコは出場できるのか

 準々決勝対ブラジル戦。ベルギーのロベルト・マルティネス監督は、それまでとは異なる布陣で臨んだ。右にルカク、左にアザール、そして、デブライネをその真ん中に0トップ気味に置く4-3-3だ。

 ルカクを右の高い位置に据えれば、対峙するマルセロの攻め上がりは抑止できる。それでもマルセロが上がれば、その背後は狙い目になる。ベルギーの勝利は、重心が低めだった3-4-3を、高い位置から圧力を掛ける布陣に変更したことにある。日本戦のように受けて立っていたら、結果は違ったものになっていたはずだ。

 次戦はフランス戦。ベルギーはこの試合をどう位置づけるのか。ブラジルには格上なので、負けてもともとと、思い切った作戦をとることができた。フランスに対しても、同じスタンスで行くのか。それとも色気を出して、日本戦までのように「後ろ体重」で行くのか。とりわけ注目したいのはその布陣だ。

 ブラジルの敗因は、ネイマールを例に取れば分かりやすい。この選手、言われているほど凄い選手だろうか。C・ロナウド、メッシの域には及ばないにもかかわらず、報道ではそのあたりがぼかされ、そして盛られている。サッカー王国ブラジルを代表するエースとしては、物足りなささえ覚える。

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