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から元気とは

から元気とは、なんなのか。

から元気。、、、空元気。
それは、他人に対して、自分が元気だよというアピールでしかない?

本当にそうだろうか。僕は今日、とても元気な方にお会いした。僕より一回りくらい年齢が上の人だ。何事も楽しそうに話したり、行動している。

何があったからとか、詳しいことは言わないが、その人は、今日泣いていた。

別に格別親しいわけでもなく、でも心配になった。

なぜ泣いていたのか。そんなことはここでは言わない。
だけど、その人を見た時、「から元気」と言う言葉が頭から離れなかった。


いつも元気に振る舞っている人ほど、悲しくて辛い経験をしていると言うのは、本当だと思う。彼らは、どんなに辛くても、生きる意味を見つけ、それに全力になれる素晴らしい人々だ。そして、素晴らしいとともに、かわいそうでもある。世の中は常に理不尽だから。

以前書いたように、この世の中は良い人が損をするという、クソみたいな側面がある。神様はいつも平等じゃないし、災難を連続させることさえある。

そんな中でも、元気に振る舞っている人がいる。僕が「から元気」と形容する人々のことだ。この言葉に、ネガティブな要素はないと僕は考えている。

彼らは、他人の機嫌や、その場の雰囲気のためだけに、元気を演じているわけではない。彼らは、自分自身を元気づけるため、そうしているのだ。
いわゆる自己催眠のようなもの。

から元気な人ほど、実際は傷つきやすく、優しく、他人への迷惑を避けようとする。日々の疲れや、ストレスに晒されながらも、折れないように元気を演じる。
そして、自身が悲しんでいる姿などは隠す。

そんな人を見つけたら、
「たまには休んでもいいよ」という言葉をかけてあげるべきだ。

そうしなければ、そのうち膨れ上がったものによって、二度と立ち直ることが出来なくなるかもしれない。ちりも積もれば山となるのだから、ストレスなどが積もれば、取り返しのつかない事だって起こりうる。そんなのは、避けなければならない。


から元気。
どんなに辛い状況でも、「元気」を武器に、前向きに生きていこうとする人々。
社会とはそんな人々に寄り添うべきものでならなきゃいけない。


20歳の若造が言うただの綺麗事か?

はたまた、心の何処かでみんなが思っているけど、言わないだけか?


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