積ん読解消湯ごもり

湯河原にある宿、THE RYOKAN TOKYOの「積ん読解消パック」を活用してひたすらゴロゴロダラダラ本を読んで過ごしてきました。その感想などまとめてみます。

利用した理由はこんな感じ。
・金曜日に日帰りで東京に行く予定を入れていたら、水曜日に東京出張の予定が入り、一度大阪に戻るのも億劫だった
・東京〜大阪間の往復交通費>積ん読解消パックで2泊+新宿〜湯河原間の往復交通費 だった
・年内に読みたい本が溜まっていた
・滞在先でせっせと観光することなく、ひたすらダラダラするだけの旅をしてみたいと思っていた
・Twitterで見かけて面白そうだなと思っていた↓

結果、
・ダラダラ過ごすのにちょうどよかった
・自然に囲まれた空間でリフレッシュできた
・積ん読はまぁまぁ解消された
という感じでなかなか堪能できました。
観光をしにせかせか動き回るでもなく、宿の立派な建物や料理を懸命に堪能するでもなく、ぼんやりと”そこに居る”だけのお泊まりもたまには良いものです。

以下、感想や良かった点、気になった点などまとめました。

目次
・注意点:RYOKANであって旅館ではない
・今回のスケジュール
・感想:東京からのアクセス
・感想:食事について
・感想:読書空間として
・まとめ

注意点:RYOKANであって旅館ではない
旅館的な間取りではありますが、いわゆる旅館的なサービスを提供しているわけではないということ、雰囲気はホテルや旅館よりもホステルに近いということは留意しておくべきだと思います。

到着したらお茶とお菓子を出してくれて、夕食は懐石料理や鍋料理を仲居さんが運んできてくれて、夜になったら床を延べてくれる、ということはないので、そういうもてなしを期待する場合には別の宿を選んだ方がいいです。逆に、気兼ねせず一人でのんびり過ごしたい、原稿や読書に集中したいので食事は適当に済ませたいという人にはちょうどいい放置具合です。サービスを控えめにしたり、食事をカフェの定食的なものにすることで、3食付き1泊1万円という価格設定ができているという側面もあると思います。

ドミトリー(相部屋)があって、鳥居をイメージした入り口や大きな提灯など外国人受けしそうなデザイン、スタッフの年齢層は若めでラフな感じ、カフェスペースが大きく取られていて部屋の外で談話しやすい。実際に利用している客層も、若い人や外国人観光客が中心っぽい感じでした。このホステル的雰囲気が嫌ではない人は有りです。私は学生時代、海外旅行でホステルを利用することが多かったので、特に気になりませんでした。あと、個室と相部屋はフロアが違うので、周りがうるさくて気になるということもなかったです。

今回のスケジュール
10月10日(水曜日)
17:20 仕事を終え、ロマンスカーに飛び乗る
18:37 小田原でJRに乗り換え
19:00 湯河原到着、タクシーでTHE RYOKAN TOKYOへ
チェックイン、部屋にいったん荷物を置いて着替える
19:30 夕食。食後にコーヒーをいただき、カフェスペースでしばらく読書(1冊目)
21:00頃 温泉でゆったり
部屋に戻り、人をダメにするクッションに埋れつつ読書(1〜2冊目)
24:00 就寝

10月11日(木曜日)
7:30 起床。顔を洗って、本を片手に朝食へ。
朝風呂でさっぱりする
部屋に戻って二度寝
12:00 本を読みつつ昼食。そのままコーヒーをいただきカフェスペースでしばらく読書。(2冊目)
部屋に戻り、持参したほうじ茶を飲みつつバルコニーで黙々と読書(3冊目)
日が暮れてきたら室内に入り、芝生風スペースでゴロゴロしながら読書(3冊目)
18:00 本を読みつつ夕食。そのままハーブティーをいただきカフェスペースでしばらく読書。(4冊目)
温泉でゆったり
部屋に戻り、人をダメにするクッションに埋れつつ読書(4〜5冊目)
23:00 就寝

10月12日(金曜日)
7:30 起床。顔を洗って、本を片手に朝食へ。
身支度、本を自宅に送付していただくよう準備
9:00 宿の送迎で湯河原駅へ
小田原駅からロマンスカーで東京へ

東京からのアクセス
新宿駅から小田原駅までロマンスカーで1時間15分。小田原からJRに乗り換えてさらに15分で湯河原駅につきます。特急券と合わせて2,090円。ロマンスカーを使わずに小田急線の快速を使う方法もありますが、ロマンスカーは特急券がそれほど高くない上にかなり快適なので、オススメです。
東京は箱根も小田原もアクセスが良くて羨ましい。

湯河原駅から宿までは、宿の送迎またはタクシーで10分。タクシーの運賃は1500円程度でした。

食事について
カフェ風定食という感じで程よいボリューム。味付けはやや濃いめかなと思いましたが、おいしいです。きちんと食事はとりつつ、そこに時間を割きすぎない感じ。

1日目夕食は牛丼。和牛のやや厚めのお肉を使っているので、牛丼としてはやや贅沢で、柔らかくておいしかったです。
2日目朝食はアジの干物と小鉢、味噌汁。昼食はサンドイッチ。積ん読解消パックのプラン紹介には「本を片手に食べられるお手軽サンドイッチ」と書かれていましたが、これを片手で食べるのはちょっと難しいなと思いながら両手で食べました。味はおいしかったです。夕食は唐揚げとサラダでした。唐揚げはアツアツサクサクの揚げたて。
3日目朝食は鯖のみりん干しと小鉢、味噌汁。2日目と朝食の内容を変えてくれているのは嬉しいですね。

食事はフロントと同じフロアにあるカフェスペースで食べるのですが、人をダメにするクッション+ちゃぶ台の畳スペースがついたてで仕切られていて、窓の外を眺めつつくつろぎながら食べられます。1人用の席がいくつかあるので、おひとりさまに優しい設計。隣のスペースに座っている人も、そのまた隣のスペースに座っている人も、PCに向かって原稿を書いていたり読書に勤しんでいたりするので、多少お行儀が悪くとも安心して、本を片手にダラダラご飯が食べられます。

読書空間として
ときどき場所を変えて気分転換しながら読書ができるのが良かったです。部屋の中でも畳スペース、芝生風マットが敷かれた広縁、バルコニーのテーブルと3箇所ありますし、カフェスペースも自由に出入りしてくつろげます。

ちょうど季節も良く、バルコニーでの読書は山のしっとりとした空気と虫の音、鳥の声に包まれて大変快適でした。

ぼんやりしてても3食出てきて、コーヒーや紅茶、ハーブティーも頼めば誰かがいれてくれて、疲れたら風呂に入って寝るだけなので、とにかく一日中読書や原稿に集中したいときにはありがたいです。1泊2日で使うよりも、2泊3日で中1日を丸々使える方が良さそうだなと思いました。あと、朝食・昼食・夕食の時間がある程度限られているのと、3食割としっかりめの食事が出てくるので、生活の乱れを解消したい人にもおすすめです……。

飲み放題のコーヒー、紅茶、ハーブティーは利用時間が限られているので、遅くまで読書や原稿に勤しみたい人は要注意です。部屋にはポットがあるので、自分で持参したティーバッグやドリンク類を飲むことも可能ですが、部屋に備え付きの湯呑みは小さくて使いにくいので、カフェのカウンターでマグカップを借りることをおすすめします。

まとめ
こんな感じで割と快適にのんびり過ごせましたし、いいリフレッシュになりました。積ん読解消度は、4.5冊読めたのでまぁまぁかしら。若干、睡眠負債解消パックになりかけていたので、万全の体制でいけば6冊くらいいけたかもしれません。なお、表紙の写真を見ればお分かりかと思いますが、10冊持って行ったのは明らかに欲張りすぎです(笑)

他の宿でも、原稿や読書のための缶詰はできますが、それ用にパッケージになっていて、食事や飲み物も用意されていて、とにかく行って過ごすだけという状態になっているのが、頭のリソースを無駄に使わずに済むので良いと思いました。

旅行に行くと「せっかくだから」と言ってせっせと歩き回ってくたびれて帰ってくることが多いので、たまにはただ宿でゆっくりするだけの滞在をしてみようというのが今回の私的コンセプトでした。せっかく湯河原に来たのだからと、夏目漱石の作品の舞台や国木田独歩の文学碑や島崎藤村ゆかりの宿を見にいきたくなる気持ちを抑え、とにかくのんびり過ごしましたが、次の機会にはいろいろ散策して回ろう、という気持ちを込めて、湯河原と小田原のガイドマップをもらって帰りましたとさ。

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掬屋一

旅と食とときどき文学

旅行と食べることが好きな筆者の旅日記。だいたい食べてます。
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