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すべての瞬間が君だった、が好きなのはオヨンアさんのおかげなんだ

何回観ただろうか。
おれたちの伝説のあの
キム秘書がパクソジュン演じるイ・ヨンジュンをメロメロにさせるシーン。

さすが俺たちのパク・ミニョン大先生。顔がいい。声もいい。美しい。

何読んでるんだろう、パク・ミニョンになりたい。(うるさい)

そんなミーハーな気持ちで手を出した。

作中の本。ハテワン作家ニムの詩集。


この詩集が沼だった。
何回読んだんだろうか……。

韓国語を日本語に直すというのは、韓国ドラマヲタク歴18年の私としてはニュアンスの伝わらなさ・もったいなさがどこかしらで出てきてしまう。
そんな難しいことだから、正直日本語訳バージョンに期待してなかった。

ただ、韓国語よりパク・ミニョンの気持ちに近づくには母国語で読みたい。そんな気持ちだったのに。


なんだろう、初めてなんだよね。
「カカオトーク」以外心がつっかえるタイミングがない。

なんてことだ、オヨンア氏。(翻訳家さん)
慶應の先輩だしよく行く梨花の翻訳大学院‥なんて人だ。
オヨンアさんの言葉の操り方にやられてしまった。
うつくしいが過ぎる。

そんなこんなで今はオヨンアさんの別の訳書を探し中。


それは置いておいて、キム秘書に出てきた
「恋愛は、こういう人と出会ってするものなんだ」
以外にも素晴らしい詩に溢れている。

出会いから別れまですべての瞬間を君に当てて書き綴った愛。
わたしは大好物だ、この言葉と色と香りが。


昨日のわたしはこれだった。

春だ
愛する人が
さらに
愛おしくなる
季節。

春よ、きみに似た より

苦しかったー、苦しかった。
もう好きでもなんでもないし、むしろ憎らしいのにね、愛ではないのに思い出した記憶がうざったかった。


そんな気持ちがまたここに載ってる。

もっと早くに線を引けなかったせいで
この関係で負った傷はすべて
ぼくが飲み込まなければならなかった。
 
いい人だと信じていた人たちが
よくよく見ると
昨日出したゴミにも満たない存在だったことを
あのときは知らなかったから。

あのとき、知らなかったから より

なんでこんな美しい言葉を紡げるんだろう。
同じことを思っているのにすごすぎる、と足りない語彙力で感嘆する。


大好きな詩を最後に載せて、終わりにしよう。
気になったら読んでみてね。

できれば、蔦屋書店など雰囲気のいい本屋さんでキム秘書のOST(It's youあたり)をかけながら。

ぼくの取り扱い説明書 より
今のわたしの心。※著作権触れていたら教えて下さい。




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