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Z世代なんで

2023年。あっという間に年末を迎えている。
私は今、仕事納め後の飲み会の帰り道で、感情のままにこの文章を書き殴っている。


先に言っておくが、この投稿は私の鬱憤の塊でしかなく、なんの意味もないものだ。

普段、飲み会の席でも、周囲に人の悪口を言わないようにしている。
SNSにも書かないようにしているが、noteなら言葉として昇華することが正義であると思い、吐き出させていただく。
人様に見せられる文章ではないが、どうか暖かく見守ってほしい。


今年の4月には転職も経験した2023年。私にとっては、新天地での不安から新たな発見による喜びまで、常に新鮮味に溢れる1年になった。
良い1年だった。

そんな1年の締めくくりの今日、飲み会に誘われた。
その集まりにいたK氏は、同じ会社の他部署にいる先輩だ。
正直に言うと、私は彼が苦手だ。

常に他人を下に見て、事あるごとに「あいつ仕事できねぇからな!」と言う。
仕事がうまく進まないことについて、自分側の原因に言及せずに周囲のせいにしかしない。
過去の恋愛遍歴や浮気性なことを武勇伝として語る。
歳が近い女性職員をおばさん呼ばわりし、バカにする。

他人のことを「仕事をできるか否か」で測るK氏のことを「仕事をできる人」と思ったことは一度もないし、少なくとも彼と一緒に仕事をしたいとは思わない。
そして仕事を円滑に進めるためには、「仕事ができる人」よりも「一緒に仕事をしたいと思う人」の方が圧倒的に必要な条件であると思う。


今日の飲み会で一番モヤモヤしたことは、飲み会中のゲームに関することだ。
要は、簡単な言葉遊びのゲームをして、失敗すると罰ゲームの酒を飲むというもの。

私は、酒が罰ゲームになる飲み会が大っっっ嫌いだ。さらにそれにコールが付くと、ワンコーラス聞かされるごとに嫌悪感が等比数列のように増大していく。
せっかく気が合う人と適度に酒を飲み、おしゃべりをして楽しい気分になれるはずだったのに、そのゲームひとつで一気に趣旨が変わってしまうのが嫌で堪らない。
K氏からは、「こんなにメジャーなゲームも知らないで、お前はどんな飲み会をしてきたんだよ!」とバカにされた。
私は思う。「てめえと違ってゲームなんか無くても楽しいと思える素敵な人たちに恵まれてお酒を飲んできたんだよ」と。

今日の飲み会の後半は、私も流石に我慢が限界に達して、K氏の発言に対して反論もしていた。
するとK氏は、「なんだ最近の若者は!生意気じゃないか!Z世代か!」と言う。
私は心の中で叫ぶ。「Z世代だからじゃねぇ!お前が世代に関係なく尊敬の念を抱けない言動をしているからだよ!」と。


社会に慣れてきたことを良いこととして捉えていたが、社会なんて大半がクソ(自分も含む)なのだから、その側面に気付いてしまった瞬間に自己認識の中での凋落も一気に進む。
主観的に他人を蔑むことでしか自身のプライドを保てないK氏の自慰行為が繰り広げられる飲み会。後輩である私は、そのオカズとしてしか認識されていないように感じられる。
それだけで、飲み会中の私の表情は色を失っていく。


飲み会終了後、カラオケに行こうという流れになっていた。街全体が年末の浮ついた空気に包まれ、K氏を含む我々のグループもその空気に呑み込まれていた。
私はもちろん、帰ると告げた。
もうこれ以上疲れる時間を過ごしたくない。
するとK氏は「お前本当に帰るの!?信じられない!」と詰めてくる。

「Z世代なんで、目上の人の誘いも断って帰ります」と私は言った。

2024年は、K氏がいる飲み会は1軒目からでも断ろうと思う。

Z世代なんで。

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