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映画を見たときの衝撃が小さくなっていく

映画を好きになったのは多分中学生くらいだと思う。
BS1でやっている映画を何気なく見ていた時に取り込まれた。

その時の映画は
・キャッチミーイフユーキャン
・ウォルター少年の夏休み
・グットウィルハンティング
・フォレストガンプ
・プライベートライアン
だ。

これらの映画を見た時の衝撃はすごかった。
フォレストガンプの波乱万丈な人生やキャッチミーイフユーキャンの自由な生き方にあこがれ、プライベートライアンの冒頭は目をそらしてしまうほどの迫力だった。

それから、必ず月に1回は映画館に通うようになった。
家に株主優待のチケットがあり、安く見れたのは当時中学生だった私にとってありがたかったのを覚えている。

映画好きの友達が出来ておすすめされた映画は必ず見たし、おすすめもした。

どの映画も何か感じることがあったし、もう一度見たいと思うことが多かった。

大学生の時は、午後から授業があれば午前中に映画館に行き授業が終わればまた映画館にいった。社会人になると平日はなかなか行けないので、土曜日の仕事終わりに車を走らせほぼ毎週見に行っていた。

ただ、すごい俳優に詳しいとか監督に詳しいとか技術について語れるとかではない。

映画館にいく時は、この映画をスクリーンで観たいと思って行く時ももちろんあるが、大体はその時間に上映している映画を観ている。

たまたま観た映画が、響いた時はラッキーという感じだ。

最近はそのラッキーが減っている気がする。

その理由を考えると、このストーリー前に観た映画に似ているなとか似たようなシーンで、あっちの方が迫力があってよかったなとかそんな評論家ぶったことを思い始めてしまったからだと思う。

たくさん観ているからこその弊害。

前に書いたゴールデンカムイについてもそう。

おすすめしてくれた人が、最初の203高地の先頭の映像がすごかったと推してくれた。
楽しみにして冒頭のシーンを見ていた。
でもどうしてもプライベートライアンのノルマンディー上陸作戦と比べてしまう。

当時、まだ映画を見始めたばかりだった私はあのシーンに圧倒された。
それ以来、戦争シーンを見るとどうしても比べてしまう。

今回も戦争シーンはまだハリウッドには勝てないなと思ってしまった。

私は、映画の評論をしたいわけではなくその映画を見て何かを感じたいだけなのに。

一回、記憶をリセットして映画を初めて見て感動した頃に戻りたい。

そう思いつつ、これからも映画を見ていくと思う。そして今から「ダムマネー」を見に行く。


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