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初めて精神科を受診した話

こんにちは。

簡単に自己紹介しますと、
私はいま、「うつ病」で新卒から8年働いていた会社を休職しています。
今月で休職6ヶ月目です。

色んな方のnoteを見ていた際に、精神科に行くか迷われている方が多いことに気づき、何か力になれたらと思い、この記事を執筆しています。

精神科に電話する

発症から約2週間、原因不明の体調不良が続き、会社も午前中しか出れない日が続いていた。

高熱や不眠、背中の重み等様々な症状が出ていた。特に、頭にモヤがかかったような症状が1番怖くて、一生このままだったらどうしようと不安になり、意を決して精神科の受診を決めた。

私は知人が通っている精神科を教えてもらい、病院のHPにある電話番号に電話をした。

驚いたことが3つある。

①知人との関係性を聞かれたこと。

紹介の場合、ストレスの要因がその紹介者である可能性もあるので、先生が板挟み状態になるのを避けるために受診を断ることがあるらしい。

②初診は1時間かかるということ。

初診は近況や症状などを先生に話すため長い時間を取っているらしい。
初診後、通院する場合、再診は15分と短くなる。

③初診の予約が2週間後にしか取れなかったこと。

田舎住まいのため、電話した当日に受診出来るだろうと予想していたが、まさかの2週間待ち。体調が悪くなって限界まで我慢してから予約をするのではなく、余裕を持って予約をした方がいいと思います。

初診

私は個人経営の精神科を受診した。
待合室で、60設問ぐらいある紙の問診票を書いた。これを元に問診するらしい。

設問それぞれに対して、「よくある、たまにある、ほとんどない・・」のように5段階の回答があり、該当するものに丸をつけていく。

色々といっぱいいっぱいだった私は、自分に正直に丸をつけた。今思うと少しオーバーだったかもしれない。回答が終わりしばらくして、診察室に案内された。

先生との問診


診察室では、優しそうな50代の男の先生がデスクに座っていた。

先程の問診票の結果、得点が出るらしく、私は60点を叩き出し、入院コースと言われた(笑)

やはり、設問の「消えたいと思うことがある」の欄に「よくある」とばっちり丸をつけたのが良くなかったのかもしれない。

診察では、下のようなことを聞かれた。

今出ている症状。
いつから症状が出ているか。
最近どんなことにストレスを感じているか。
会社での様子、家庭での様子、人間関係など、最近あった出来事。

友人にも家族にも言えなかった不安を、先生に吐き出した。先生は遮るでもなく、ずっと私の話を聞いていた。
それだけですごく軽くなった。

一通り話し終えたあと、先生から今後の仕事について提案をされた。

仕事のストレスもあると思うから、出来たら3ヶ月の休職をした方が薬も少なく治りも早いと思う。

でもどうしても仕事を休めない場合は、業務負担を軽くする必要があるという診断書を出すので、様子を見ながら仕事をするという2択だった。

私の行った病院では、患者さんの意思を尊重して診断書を出すスタイルだった。


私は勇気を出して、自分のために、3ヶ月の休職を選んだ。

そして、「抑うつ状態のため、3ヶ月の自宅療養を必要とする」という旨の診断書を書いてもらうことになった。気になる診断書の料金は一回¥2200

こまめに診断書を取るとお高いので、療養期間は長めに3ヶ月として書いて、もし回復するのが早かったら、そのタイミングで復職OKの診断書を書くのをおすすめしてます、と先生は言っていた。


そうして私は、バタバタと仕事の引き継ぎを終え、翌週から休職となった。

最後に

とてもざっくりですが、精神科の受診について書いてみました。

いま、精神科の受診を迷われている方へ、私は、精神科を受診して良かったと思っています。

1人で悩むより、専門家の方に頼れるという状況が、精神的にとても安心感があるからです。

そして、休職を選んだことで、自分を見つめる時間を取れるようになり、体調もみるみる回復していきました。

1番恐れていた頭のモヤの症状も、休職後2週間でほぼなくなり、いまはその症状はありません。

ストレスのある環境や人間関係から離れ、日々自分の身体と心に寄り添うことで、いままで沢山自分に無理をさせていたと気づくことが出来ました。

ずっと我慢させてごめんね。
こんなに頑張ってくれてたんだね、ありがとう。

そうやって、自分に初めて、優しく声をかけることが出来ました。

きっとこの記事を読んでいるあなたも、いままで他人のためや会社のために沢山我慢して頑張ってきたのではないでしょうか。

あなたの身体に出ている不調は、あなたの心からの「助けて」って言うサインです。


どうか、その声を無視しないであげてください。

他人よりまだ症状が軽いからって、まだ身体は動くからって、もう無理しなくていいんです。

辛いって言っていいんですよ。
不安だったら、どんな小さな症状でも、自分のために病院を受診していいんです。

あなたの心と身体を休ませてあげられるのは、あなただけです。

自分に「休んでいいよ」って、優しく寄り添ってあげてください。

大丈夫。

きっとこの経験は、未来のあなたに必要だからやってきたこと。

私も、家族や会社に会社を休みますって伝えるの、すごく怖かったんです。いままで頑張ってきたことが全部無駄になるのかもって怖かった。
甘えるなって言われるかもって、すごく怖かった。

でも、私は、会社を休んで、自分を大切にする時間を自分にプレゼントしてあげられたことを誇りに思っています。

ちゃんと自分のこと大切に出来たって、すごく嬉しかった。

あなたが決めていい。あなた自身のために。

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