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飲食店の『ウリ商品』の4つの販促方法と『いらない商品』の6つの見極め方

『この商品さえ食べてもらえれば

 美味しいと評価してもらえるのに、

 なかなか頼んでもらえない…』

あなたは『売りたい商品』の販促方法に

悩んでいないだろうか。


今回は以下の2つに分けて解説していく。

1.売りたいメニューの販促方法
2.いらないメニューの見極め方


『3つのカテゴリで作るメニュー』の記事でも触れた通り、

メニューの作成には

①ウリ商品 :お客様に喜んでもらうための商品

②原価商品 :お店が利益を上げさせてもらうための商品

③品揃え商品:その他の商品

3つに分類する必要がある。

↓ ↓ 詳しくはこちら ↓ ↓


1.売りたいメニューの4つの販促方法

店で第一にすべきことは

スタッフ全員が『ウリ商品』『原価商品』のすべてを理解すること。

そして、

お客様に「おすすめ商品は何ですか?」と聞かれた際に、

スタッフが『ウリ商品』『原価商品』の両方を

勧めることができることが重要だ。

メニュー販促方法差し込みイラスト (1)


ただ、

『スタッフのおすすめする能力に自信がない』

という声も聞こえてくる。

そこで、具体的な施策を4つご紹介する。

(1)スピードメニューに『原価商品』を入れる
(2)
食後・デザートメニューを『原価商品』にする
(3)
「人気ランキング」に『ウリ商品』と『原価商品』を並べる
(4)
メニューブックは『Zの法則』を意識する

1ー(1).スピードメニューに『原価商品』を入れる

スピードメニューとはその名のとおり、

ファーストオーダーの提供時間を短くして満足度を下げない

という目的の商品である。

しかしこのスピードメニューには

別の本当の目的があるのだ。


それは、

全て『原価商品』を並べ、『原価商品』を新規オーダー時に一気に販売する

ということ。

スピードメニューは高いクオリティを要求されるものではない。

そのため、『原価商品』にしやすいのである。

メニュー販促方法差し込みイラスト

「早く提供できるからスピードメニューにする」

ということではなく、

『原価商品』をスピードメニューにするために、

「いかに早く提供できるようにするか」という逆転の発想で、スピードメニュー作成をする

ということが重要だ。


1-(2).食後・デザートメニューを『原価商品』にする

食後・デザートメニューは

「そろそろ帰ろうか」

と、最後に注文するものである。

食後・デザートメニューの提供が遅い店は

”料理の提供が遅い店”

と評価される。

また食事・デザートメニューは原価が抑えやすく、

ホールスタッフがセールスがしやすいという一面もあり、

『原価商品』にするにはもってこいなのである。

メニュー販促方法差し込みイラスト3

つまり、

食後・デザートメニューはすべて『原価商品』かつ「早く提供できる」メニューで揃える

ということだ。


1-(3).「人気ランキング」に『ウリ商品』と『原価商品』を並べる

「人気・オススメランキング」というページ・ペラがないお店は

ぜひ作ってみよう。

そのランキングに載せる商品に、ひと工夫。

人気ランキングには『ウリ商品』と『原価商品』を並べる

ということを意識すること。

スライド11

お客様の中には

「この人気ランキング1位から5位までもってきて」

という方もいる。

『ウリ商品』『原価商品』を並べておけば

スタッフのセールス無しで販促することができるのである。


1-(4).メニューブックは『Zの法則』を意識する

人はメニューを見るとき、

下の図にように『Z』の流れに沿って眺めていく。

スライド19

ここで、一番目に留まる「左上」

ハイボールやハウスワインを利用したこぼれワインなどの

『原価商品』を持ってくる。

ここで注意が必要なのは、

メニューの目立つところにビールを載せない

ということである。

一見、ABC分析をするとAAになるビール。

これを一番目立つところに配置したくなるが、

ビールは勝手に売れる商品。

一番目立たないところに配置しても問題ない。


またメニューブックの上の方

メニューが複数ページある場合は前方ページにあるものが

よく販売される傾向がある。

ドリンクが先なのか?

もしくは料理が先なのか?

これ次第で大きく売れ行きが左右されるので

慎重に決めるべきである。


また、

出したい商品はメニューの中に何回も登場していい

ということもポイントである。


2.いらないメニューの6つの見極め方

メニュー削除する候補を決める際、

削るメニューは『品揃え商品』から決める

ということを大前提とする。


その中でも、見極めるポイントは6つ。

(1)『品揃え商品』のみを対象としたABC分析において、BB・BC・CBであるメニュー
(2)他のメニューに使いまわせない食材を使用しているメニュー
(3)提供スピードが遅いメニュー
(4)仕込みに時間がかかり面倒なメニュー
(5)保存がきかないメニュー
(6)提供するのに複数の手が必要でオペレーションを崩してしまうメニュー


また、変更すべき数の目安は、

季節商品を含めて全商品のうち20~30%

これが、お客様を飽きさせることなく

新鮮なメニューと評価される秘訣だ。


まとめ

▼.売りたいメニューの販促方法の4つのポイント

(1)スピードメニューに『原価商品』を入れる
(2)食後・デザートメニューを『原価商品』にする
(3)「人気ランキング」に『ウリ商品』と『原価商品』を並べる
(4)メニューブックは『Zの法則』を意識する

▼.いらないメニューの見極め方の6つのポイント

(1)『品揃え商品』のみを対象としたABC分析において、BB・BC・CBであるメニュー
(2)他のメニューに使いまわせない食材を使用しているメニュー
(3)提供スピードが遅いメニュー
(4)仕込みに時間がかかり面倒なメニュー
(5)保存がきかないメニュー
(6)提供するのに複数の手が必要でオペレーションを崩してしまうメニュー

これらを意識することで、

食べたらかならず美味しいと言ってもらえるような

『ウリ商品』でお客様の満足度を高め、

適正なバランスで『原価商品』を売り、

利益を上げることができるメニューの作成が実現する。

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