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誰もが最適なキャリアをつくるためにーONE CAREER PLUSが目指す転職マーケットの未来ー

※本記事は、株式会社ワンキャリアのWantedlyページ に掲載した記事の転載となります。

就活サイト「ONE CAREER」を運営していたワンキャリアが、“次のキャリアが見える、転職サイト”として新サービス「ONE CAREER PLUS」の提供を開始し、2年が経過しました。
年々高まりを見せる転職ニーズを受け、マーケットとしても拡大し続ける転職市場。そのような中、ONE CAREER PLUSは今後どのように展開していくのでしょうか。
今回はONE CAREER PLUS事業部長である後藤に、サービスの概観やサービスが立ち向かう課題、そして目指す未来について話を聞きました。

後藤大樹 プロフィール
大学卒業後、一貫してHR領域にて経験を積む。1社目では、大手企業向けの採用・組織コンサルを、2社目では、スタートアップ領域における採用・組織支援を経験。
その後、2020年にワンキャリアにジョインし、中途採用領域の新サービスを立ち上げ〜事業推進を担当。現在は、ONE CAREER PLUS事業部の事業責任者として、事業の成長にコミットしている。

ワンキャリアがつくる「次のキャリアが見える、転職サイト」とは?

ー まず、転職サイト「ONE CAREER PLUS」がどのようなサービスかを教えてください。

後藤:ONE CAREER PLUSは、キャリアにおける選択肢や可能性を可視化するサービスです。これまで転職エージェントに聞かないとわからなかった情報をオープンにすることで、自らキャリアを考え、選べる人を増やしたいと考えています。

ー 他の転職サイトとの違いは何でしょうか?

後藤:これまで感覚で語られることの多かった転職やキャリアに関するテーマを、データに基づいて情報提供している点です。例えば、「転職体験談」というコンテンツでは、「どの企業からどの企業に転職したのか」「その際、他の企業ではどこを受けたのか」「なぜ受けたのか」など、これまでは転職エージェントだけが知っていた情報も公開しています。こういった情報をオープンにすることで、転職市場における情報の非対称性を限りなく無くし、求職者が自らキャリアを考え、つくることが出来る世界を実現したいです。

ー ONE CAREER PLUSには、具体的にどのようなコンテンツが掲載されているのでしょうか?

後藤:1つは、キャリアにおける「誤解」をデータを活用して正していくようなコンテンツです。
例えば、「石の上にも三年(3年未満の転職は不利)」「20代で転職を何度もするのは不利」「35歳以上の転職は難しい」など、ずっと昔から言われているけど、令和になった今において「本当?」と思うようなトピックスが数多く存在しています。ONE CAREER PLUSのデータを活用することで、正しい情報にアップデートしていきたいと考えています。

記事「若手転職特集」

もう1つは、 職種や業界ごとのキャリアパターンや仕事に関するTipsをデータや専門家・経験者の声をもとにまとめるコンテンツです。例えば、「データで見る、コンサル転職」では、600件以上の転職データからコンサル転職を分析しています。

特集記事「データで見るコンサル転職」

ー サービスをつくるにあたって、何を重視しているのでしょうか?

後藤:とにかく、求職者視点を重視し、細かなニーズに答えられるコンテンツ、サービスづくりを心がけています。数年前と比較すると転職やキャリアの情報が増えているのは間違いないですが、依然としてキャリアに関するリテラシーには個人差があります。
例えば「マーケターになりたい」という求職者はたくさんいますが、マーケターにはどういった種類があるのか、どのようなステップを経てマーケターになるのかまでを解像度高く考えられている人は多くないのが現状です。ONE CAREER PLUSでは職種別のキャリア記事を公開することで、「次のキャリアが見える」内容に特化しています。例えば、「マーケターのキャリア」を例に挙げると、そもそもマーケティング業務とは何かというところから、マーケティングに関わるためのキャリアパスやマーケターの種別なども含めて徹底解説しています。

特集記事【図解】マーケキャリアまるわかり講座

「転職を前提」としたキャリア観の変化を受け、学生の利用も。

ー 最近の転職マーケットには、どのような変化がありますか?

後藤:転職マーケットは大きな変化の真っ只中にあります。1つは「若いうちからキャリアを考える人が増えたこと」です。終身雇用が前提だった時代では、どこかの会社に入社して仕舞えばその先の転職について考えることはほとんどありませんでした。今は、新卒/中途ともに「その後のキャリアを考えて入社先を選ぶ」ことが主流化しつつあります。「ポータブルスキルを身につけやすい」という理由でコンサルへの就職/転職の人気が高くなったのも、それを物語っています。

ー 学生の約4割は「転職を前提として就活をしている」というワンキャリアの調査結果があります。転職によるキャリアパスの情報は就活時に手に入れにくい情報だと思うのですが、学生はどのように情報収集をするのでしょうか?

後藤:実は就活サイト「ONE CAREER」会員の学生の中には、転職サイトであるONE CAREER PLUSにも登録している人が一定数います。「この会社に新卒で入社したいけれど、その後どこに転職しているんだろう」という情報収集にご活用いただいているようです。

ー 転職によるキャリアチェンジを当たり前と捉える、今の学生ならではの動きですね。

後藤:「就活時にどれだけキャリアについて考えられるか」は、ONE CAREER PLUSはもちろんですが、ワンキャリア全体で向き合うべき課題だと捉えています。良い会社に入るために頑張るのではなく、キャリアについて時間をかけて考えることが、数十年続くキャリア形成においては非常に重要です。ファーストキャリアへの就職を経て、キャリアについて考えたいときにONE CAREER PLUSに帰ってきてくれたら良いなと思っています。

ー 新卒と中途の垣根を超えてシームレスにキャリアを考えられるようになりそうです。2つ目の変化についてはいかがでしょうか。

後藤:転職マーケットにおける大きな変化として、2つ目に「ニーズの多様化」も挙げられます。終身雇用や年功序列が前提だった時代は、転職することは当たり前でなく、転職をするとしても「年収や役職を上げること」が理由の大半を占めていました。最近は働き方の多様化を受け、「リモートワークができるか」「育休は取りやすいか」「副業は可能か」といった人それぞれのニーズが重視されるようになってきています。この背景には、個人がSNSなどで発信力を持つようになりそれぞれの嗜好性が可視化されていったことが影響していると思います。
これまでの転職サービスだと実現できない細かなニーズなども出てくると思うので、市場としても余白はまだまだあると感じています。

個人のキャリアづくりは、今後「データを活かした逆算型」が可能に

ー個人のキャリアづくりは今後どのように変わると考えていますか?

後藤:若手のビジネスパーソンほど、早期からキャリアを意識し、会社に委ねるのではなく主体的にキャリアをつくっていきたいというニーズは高まっていくと考えています。

ONE CAREER PLUSを利用することで、キャリアを理想から逆算して考えられるようにしていきたいです。
キャリアのつくり方は様々あって、目標から逆算する「山登り型」の人もいれば、流れに身を任せながらより良いキャリアを模索する「川下り型」の人もいると思います。どちらが正解ということはないですが、ONE CAREER PLUSを見ればキャリアの選択肢を知ることができ、自分に合ったキャリアを選択できるような状態を目指しています。

ー 目指す世界に対して、今注力していることは?

後藤:1つは「とにかく多くのキャリアデータを収集すること」です。現状、ONE CAREER PLUSに掲載されているデータは十分ではなく、私たちが目指す「すべての人のキャリアの可能性や選択肢を可視化する」状態にはまだ至っていません。「業界」「職種」「企業」などさまざまな切り口でキャリアや転職に関するデータを収集し、求職者が必要とする情報を公開していきたいです。
2つ目は、「キャリアアナリスト(※)が持っているナレッジの蓄積」です。ONE CAREER PLUSは求職者視点を大事にしているサービスなので、求職者との接点が何よりも重要です。日々求職者と向き合うキャリアアナリストが収集する情報や、求職者のインサイトをサービス開発に活かすことで、求職者ファーストを忘れないサービスにしていきたいと思います。また、キャリアアナリストが求職者に対して提供している付加価値をソフトウェア化できれば、キャリア選択はもっとスムーズに行うことができると考えています。

※キャリアアナリスト:求職者と面談し、求職者に経験や特性に合わせたキャリアパスをデータに基づいて紹介することで、キャリアづくりのサポートを行う役割を担う。面談を通じて得たユーザーインサイトをもとに、記事やイベントなどのコンテンツ作りや、企業の採用におけるコンサルティングを行うこともあり、ONE CAREER PLUSの事業開発の根幹を担っている。

ー ONE CAREER PLUSのキャリアアナリストは求職者との面談や人材紹介のみならず、プロダクトづくりも担うということですね。

後藤:ワンキャリアには「エンドユーザーファースト」というバリューがあるのですが、まさしくそれを体現している事例かと思っています。究極的にエンドユーザーファーストなサービスをつくるには、ユーザーと会い続けることがコアだと思っています。最近では、キャリアアナリストが普段行っている面談で相談された内容を「お悩み相談室」と銘打ち、podcast・テキストコンテンツ化するなど、日々のユーザーインサイトをコンテンツに反映しています。

ONE CAREER PLUSにかける想い

ー 後藤さんは、どのような経緯でONE CAREER PLUSの立ち上げに関わることになったのでしょうか?

後藤:前職ではスタートアップ企業への人材紹介をしており、ありがたいことに多くの起業家の方々とコミュニケーションを取る機会をいただきました。そこで出会った方々の多くは、エネルギーに満ち溢れており、「このマーケットの課題は…」「自分はこのマーケットをこうしたい…」というような、社会課題に対する圧倒的な当事者意識を持っていました。社内や自分の業務でしか物事を見れていない自分は、いかに視野が狭いのだろうかと思い知らされたんです。必然的に、私も「自分が解決したいことはなんだろうか」と考えるようになりました。

ー そこで転職マーケットの課題にたどり着いたんですか?

後藤:元々HR業界に身を置いていたこともあって知識は一定程度あったと思いますが、「こうしたい」という明確なビジョンはなかったんです。そんな中、(ワンキャリア代表の)宮下に出会い、ONE CAREER PLUSの構想を聞いたときに、「可能性あるかも!」と感じました。そもそも競合サービスも多く、一見レッドオーシャンのように見える転職マーケットですが、就活サイト「ONE CAREER」が持つアセットを活かして事業づくりができることにもチャンスを感じ、ワンキャリアに飛び込みました。

ー 新規事業の立ち上げを経験されている中で、改めて、このマーケットをどうしていきたいですか?

後藤:私が前職で経験してきた転職エージェントは、人と仕事を繋ぐ素晴らしい仕事だと思っています。しかし、そこから一歩踏み出し、各エージェントに溜まっているナレッジをソフトウェア化していくことで、マーケットはもっと健全化できる上に、人材の流動性も高まると信じています。

ONE CAREER PLUSは、これまでは転職エージェントに尋ねないと得られなかった情報をオープンにしていくことで、一人一人がデータをもとにキャリア選択ができる世界になるようサポートしていきたいです。


今回の記事では、ワンキャリアが手がける転職サイト「ONE CAREER PLUS」の事業部長である後藤から、サイトの概観やサービスにかける想いについて話を聞きました。ワンキャリアのメンバーは、ミッションである「人の数だけ、キャリアをつくる。」の実現に向け、サービスを通じて一人でも多くの方々が最適な選択肢と出会えるよう日々挑戦を続けています。
私たちと一緒に、ワンキャリアの意義のあるミッション実現に向かって、一緒に挑戦していきませんか?

少しでも気になった方は、ぜひ以下のリンクから気になるポジションを覗いてみてくださいね!

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