あおざき

意識は全く高くない文章です。

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マガジン

  • アート教室のおねえさん日記

    アート教室のおねえさんをしながら、考えたことや感じたこと、備忘録など!

  • わたしが読んだものたち

    ただただ、わたしが読んだ論文や書籍、記事のアーカイブ

最近の記事

いやどうも。

2023年度が終わった。 終わってから何日も経ってしまった。 昨年度もやっぱりしんどくて、 こんな自分がよく生き抜いたなぁ としみじみ思う。 わたしはいつも 「このしんどさは、今この年齢で、 この状況に置かれている、 『わたし』にしか感じ取れない価値のあるもの」 だと信じて疑っていない。 それだけ謎の自己肯定感を備え持つ わたしだけれど、 昨年度もそれら価値あるものを どうにか言葉にしようと 何度もnoteを開けど、 やっぱりそこには強靭なエネルギーが必要で、 書きかけの下書

    • その世をおもいつつ

      「だから、怒っちゃだめって言ってるじゃない!まったく別の世界の人になっちゃったんだから、しょうがないんだってば。え?生きているからあの世ではないけど!でもこの世でもないんだよ!!」 朝から自分の父(私の祖父)に電話する母。 祖父と祖母が大揉めしたらしい。 深夜に祖母に起こされたという祖父。 「すぐに起きなくて悪かったと言ってるじゃないか!」 「だから私は起こしてなんかない!!」 祖母は90歳を超える自分の夫を真夜中に意味もなく叩き起こしたことを忘れている。 この生活を続け

      • 霰と地雷と天ぷらと

        最近のわたしは、 近くの「ちょうど良いご飯やさん」を調べまくっている。 当たり障りない料理のラインナップで、 でも選択肢は多く、柔らかい食べ物もあって、 そして座敷ではなく椅子で、混み過ぎることもなく、 おしゃれすぎず、でもこざっぱりしていて…… 嫌な夢を見た。 だから、急がないと。 今すぐにでも決行しないと。 祖父が「みんなでご飯を食べに行きたい」と。 その「みんな」とは「家族」を指しているけれど、 父はほぼ寝たきりで施設に入っているし、 母は家族のケアで疲弊している

        • 3月のアートプログラムの反省

          練り込みをヒントとしたアートプログラムかなり、間が空いてしまいましたが(泣) アート教室のおねえさんは、のんびり続けていて、 3月は久しぶりに自分が企画したプログラムを 子どもたちと一緒に行いました! 例のごとく大反省会をします……!!!!! 以前から、陶芸の「練り込み」に使われる手法に興味があり、 「粘土を切ると、金太郎飴のように模様がたくさん出てくる」 って何だか面白そうだなと思い、今回のプログラムを考案しました。 幼児クラスでは、「どんなのりまきできるかな?」と題し

        いやどうも。

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        • アート教室のおねえさん日記
          24本
        • わたしが読んだものたち
          25本

        記事

          2020年

          今年のクリスマスシーズンは、 ずどーーん!と体調を崩してしまった。 世の中が最も忙しない、この時期に。 やっちまったにゃあ…………。。。 本当にごめんなさい。。。 激しい頭痛から始まり、熱が40℃近く上がって 吐き気を催し、脱水症状になった。 このご時世なので、色々調べたけど、 新型コロナウイルスでもなく、インフルエンザでもなく、 結局、原因が分からないまま、体調は良くなりつつある。 ただただ熱が出ているのは腹が立つので、 体調不良の原因解明に思考を割いていた。 時期

          アートメダルをきっかけに、ちょっぴり自分の世界を広げてみよう

          茗溪学園×つくばアートメダルプロジェクト(このnoteは、つくばアートメダルプロジェクト HP「【学生企画アートイベント】茗溪学園×つくばアートメダルプロジェクト」に掲載したレポートを一部改変したものです。) 私は、自身の母校でもある茗溪学園の寮生18名を対象に、つくばアートメダルプロジェクトとコラボレーションした特別イベントを企画・実施しました。 茗溪学園は、茨城県つくば市にある中高一貫校で、筑波大学をはじめとする大学の同窓会によって創設された学校でもあります。学園生

          アートメダルをきっかけに、ちょっぴり自分の世界を広げてみよう

          アートプログラム「ハギレバード」の振り返り①

          このプログラムは、わたしが企画したものではないのですが、このプログラムのファシリテーターを担当させていただきました。 アートプログラム「ハギレバード」アフリカから輸入した布を使って、ユニークな鳥を作るプログラムです。 これを幼児クラスと小学生クラス(小1~4)で行いました。 <作り方> ①はさみで、100円ショップで売られているスチレンボードを鳥の身体の形に切り抜く ②切り抜いた鳥の身体に、クレヨンで目やくちばしを描いたり、色を塗ったりする ③はさみで、厚紙を細長い楕円に

          アートプログラム「ハギレバード」の振り返り①

          工作動画「そだて!みんなのおうちこうさくーむしさん編ー」

          現在、わたしが所属する大学が主催している「TGSW」という国際シンポジウム内で、わたしの活動をまとめたポスターを公開しています。 コロナ禍における大学の社会貢活動として、子どもたちが家のなかでも楽しめるような工作動画「そだて!みんなのおうちこうさく」を制作しました。 これは、工作を通じて生き物を制作し、さらにそれを、また工作を通じて、成長した姿に作り変えていくというもので、今回は「むしさん編」として、3つの動画を通じて、いもむしからサナギやみのむしへと、さらにそれを、ちょ

          工作動画「そだて!みんなのおうちこうさくーむしさん編ー」

          きょうのろんぶーん🐝 普通教育における構成教育のユニークな実践が興味深かった。 80年近く前の題材であっても、予想以上に新鮮。。 藤原智也「我が国の構成教育に関する史的考察I-武井勝雄と間所春な中心に-」『美術教育』,第2009巻,第292号,2009,pp.60-67.

          きょうのろんぶーん🐝 普通教育における構成教育のユニークな実践が興味深かった。 80年近く前の題材であっても、予想以上に新鮮。。 藤原智也「我が国の構成教育に関する史的考察I-武井勝雄と間所春な中心に-」『美術教育』,第2009巻,第292号,2009,pp.60-67.

          9月のアートプログラムの反省

          はらぺこあおむしリスペクトなアートプログラム今月も、自分で企画・ファシリテートしたプログラムの初回が「あちゃぁ…」な感じだったので、猛省いたします。。笑 幼児クラス(未就学児)と子どもクラス(小1~4)で、絵本「はらぺこあおむし」でおなじみのエリック・カールの制作手法を取り入れたプログラムを考案しました。 -幼児クラス- 『いろんなもようのペーパーづくり』(1週目) <ポイント> ・絵の具を混色して、さまざまな色を表現する ・絵の具の水加減を調整しながら、表現する ・い

          9月のアートプログラムの反省

          【超個人的 参考作品づくりで意識すること】 ・超オーソドックスなアイデア ・子どもたちの発想が広がりそうな素材の使い方を意識的に取り入れる ・7~8.5割くらいの完成度にする (仕上げ過ぎず、もうちょっと手を加えたいと感じるくらい) ・できる限り丁寧に作る(色塗りや接着など)

          【超個人的 参考作品づくりで意識すること】 ・超オーソドックスなアイデア ・子どもたちの発想が広がりそうな素材の使い方を意識的に取り入れる ・7~8.5割くらいの完成度にする (仕上げ過ぎず、もうちょっと手を加えたいと感じるくらい) ・できる限り丁寧に作る(色塗りや接着など)

          【子ども向けアートプログラムにおける参考作品】 超絶技巧な作品すぎると、子どもたちは制作中ずっと自分の作品と比較し、「参考作品と同じものを作る」ことを目的とした活動になってしまう。 手を抜き過ぎると、子どもたちがそれを見て「作ってみたい!」とならない。 絶妙なバランス。。

          【子ども向けアートプログラムにおける参考作品】 超絶技巧な作品すぎると、子どもたちは制作中ずっと自分の作品と比較し、「参考作品と同じものを作る」ことを目的とした活動になってしまう。 手を抜き過ぎると、子どもたちがそれを見て「作ってみたい!」とならない。 絶妙なバランス。。

          きょうのろんぶーん🐝 平野智紀 安斎勇樹 山内祐平「対話型鑑賞のファシリテーションにおける情報提供のあり方」『日本教育工学会論文誌』,第43巻,第4号,2020,pp.285-298. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/43/4/43_43034/_article/-char/ja/

          きょうのろんぶーん🐝 平野智紀 安斎勇樹 山内祐平「対話型鑑賞のファシリテーションにおける情報提供のあり方」『日本教育工学会論文誌』,第43巻,第4号,2020,pp.285-298. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/43/4/43_43034/_article/-char/ja/

          8月のアートプログラムの反省(後編)

          これの続き、後編です。。。 今回も猛省します。。。 子どもクラス「かげ絵で『どきん』」(75分×2週) 1.概要 谷川俊太郎の詩「どきん」を読んで、そこに表現されているものを想像しながら、自分でお話の続きを考えて、それをかげ絵の人形劇を制作する。最後は作ったかげ絵をみんなで発表し合う。 <材料>(1人分) 〇詩 ・谷川俊太郎「どきん」をプリントアウトしたもの 〇シアター ・厚めのトレーシングペーパー(A3) ・トレーシングペーパーの大きさに合わせてくり抜いた段ボール ・

          8月のアートプログラムの反省(後編)

          8月のアートプログラムの反省(前編)

          アート教室の8月のプログラムはわたしが企画したのですが、大失敗したので、反省をここに深く深く刻んでおきます。ううう……(泣) 幼児クラス、子どもクラス(小学校1~6年生)のプログラム作りで、「影絵」を用いるものというオーダーでした。 幼児クラス「ライトで照らすと…」(50分) 1.概要 絵本『夜の博物館』(ナイト・ミュージアムの原作)の物語を踏まえて、「暗やみのなかでライトを照らしたときにどんなものが見つかったら面白いかな?」と考えながら、「オリジナルライト」をつくる。

          8月のアートプログラムの反省(前編)

          今日は、説明のゆったり感(ゆとりのある感じ)と、子どもの作品への興味を素直にその子に対して表現することを意識しました。学校ではないので、あくまで「いつの間にか一緒に何か作っている、なにか困ったらサポートしてくれるおねえさん」として関係性を築けるようにしたいと思っています。

          今日は、説明のゆったり感(ゆとりのある感じ)と、子どもの作品への興味を素直にその子に対して表現することを意識しました。学校ではないので、あくまで「いつの間にか一緒に何か作っている、なにか困ったらサポートしてくれるおねえさん」として関係性を築けるようにしたいと思っています。